tag:blogger.com,1999:blog-77707132180431531182024-02-19T15:59:43.722+09:00迷いの森キャンプ、登山、MTB、自転車通勤、自転車メンテナンスのブログです。
時々、私的な事や色々な事も書いたりします。壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.comBlogger107125tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-9120742205549553022023-01-05T21:30:00.002+09:002023-01-05T21:30:25.027+09:00198日ぶりのランニング<p> なんと前回から198日ぶりのランニングだった。4.09km。タイムはもちろん散々で7.54秒/km。5ラップめでようやく7分を切ったような有様だった。</p><p>198日の間にウォーキングが2回。それも前回は76日前だ。いかに運動していなかったか。</p><p>そしてその間、缶チューハイを飲み続け、115日の間1日とて飲まない日がなかった。今日は116日ぶりのアルコール抜きの夜だ。</p><p>ただ、この196日の間に3千m級の登山が3回挟まっている。そのうちの1回は日本最難関といわれる奥穂~西穂間のジャンダルムルート。3千mの縦走路を辿る10時間の超難関ルートだ。(自分は走破に14時間もかかった)</p><p>・・・が、それも言い訳にもならない。普段から動いてないのは確かなのだ。登山の準備は隙間隙間を見てできていたが、運動はといえば仕事の忙しさを言い訳にやっていなかったわけだ。</p><p>久しぶりに走ってみてどうだったか。<br />まず、4kmだからとなめプして水分を持っていかなかったのが悪かった。高々32分あまりののんびりランだったにもかかわらず、中間地点で「しまった」と思ったほど水分を欲していた。<br />が、時間が短いのと心臓をいじめ過ぎなかったので、ヤバいほどではなかった。<br />そして帰ってきて驚いたのが、足にきているのではなく、腕が上げにくいほど疲労していたことだった。こんなところにくるとは。<br />もちろん、腿も下肢も無事ではない。腰にもきている。<br />今夜は入念にストレッチをして寝なくてはならないだろう。</p><p>でも何よりも、また走れたことが楽しかった。<br />久しぶりに、静寂な夜の田舎道を音楽も聞かずに黙々と走る。それが自分の楽しみなのだ。<br />満月がきれいな、とても冷たい真冬の夜だった。</p><p>今度はちゃんと水を持っていこう。<br />そして、無理をせず次も4kmにとどめよう。あまりにもサボり過ぎた。<br />もう還暦を過ぎたのだ。走れるだけでも感謝だろう。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-55587474463984601322022-06-19T21:11:00.001+09:002022-06-19T21:11:07.189+09:001日おきにランニング3.9km<p> </p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhvNCVQ80ZbYN3areke-5GfBzYLBDWGlIFXitrFvem7KrZi_0bopBhjgpyakqyvjhpD8efu8jfIkw_u4u0HkeuCs3FqoAo4P4_gXPraaNG6a6QAcrnObxVYjbV4ia8o_JarzaCBbiuSjQ_14QyspEidFPTP8Oya6VNYrsoocIPpYLkfU92L8H25fD1X/s1431/Screenshot_20220619-205948.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1431" data-original-width="1080" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhvNCVQ80ZbYN3areke-5GfBzYLBDWGlIFXitrFvem7KrZi_0bopBhjgpyakqyvjhpD8efu8jfIkw_u4u0HkeuCs3FqoAo4P4_gXPraaNG6a6QAcrnObxVYjbV4ia8o_JarzaCBbiuSjQ_14QyspEidFPTP8Oya6VNYrsoocIPpYLkfU92L8H25fD1X/s320/Screenshot_20220619-205948.png" width="242" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><br /></div>1日おきに走ってる。そんなに頻繁に走るつもりは、そんなにないんだけどなんとなく。<br />外に出たら気温が高い気がしたので、ゆっくりを意識して走ったが、ペースはいつも通りだった。<br />そして、ウエストバッグに着けているセンサーによると、気温もそんな高くはなく、平均23度。東京とはいってもここは郊外なので、日が沈むと涼しい。<p></p><p>連日は走らないようにしているので、明日は休足日、そして明後日は出勤。<br />次は水曜日か。雨が降らなければ。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-18489894041506879552022-06-17T20:57:00.003+09:002022-06-17T20:57:20.071+09:00筋肉痛にめげずに再びランニング<p> </p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj5B6wN4Uonpe9_JU0kL2a6jDv159IF9go6a6RlJIIzSID8ZBiD0eVI5Mbc31SRb_RGcWeMs_MdavTVwgg5OVzdDV2bC6o82l2QOsMBFckMU2pI6bHz_sQ04UV0WFtMGOmG_px2C4UxVzGP2eU49YD8uaykUn2N6vLSzJIJzILEvraOIK6voMuwkFRH/s1428/Screenshot_20220617-204815%20-%20%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1428" data-original-width="1080" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj5B6wN4Uonpe9_JU0kL2a6jDv159IF9go6a6RlJIIzSID8ZBiD0eVI5Mbc31SRb_RGcWeMs_MdavTVwgg5OVzdDV2bC6o82l2QOsMBFckMU2pI6bHz_sQ04UV0WFtMGOmG_px2C4UxVzGP2eU49YD8uaykUn2N6vLSzJIJzILEvraOIK6voMuwkFRH/s320/Screenshot_20220617-204815%20-%20%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.png" width="242" /></a></div>一昨日、7か月ぶりに走った後、入念にストレッチをやったにもかかわらず、あまりに久しぶり過ぎて筋肉痛は防げなかった。<p></p><p>そこで、再び走る。<br />「(次のステージの)6.7kmいけるか?」という欲がフツフツと湧き上がるが、そこを抑えて3.9km。<br />さすがにペースは上がらないだろうと思ったが、同じようなタイム。ただ、気温が若干高かったのでスポーツドリンクはしっかり飲んだ。</p><p>また休憩をはさんで走ろう。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-81595109397754945362022-06-17T08:04:00.000+09:002022-06-17T08:04:04.862+09:00ランニング再開<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgUQve47qMnz7wtwJniRDlTXQt-myYSlgtDGjNR25thNm9voysK3jKEBBsTgCUds3l6OOhp7vVLUPHFEdXXsMCsWpH1dHWIek9F0mpH1UDl_e2VxkS96VM_acecSmYDruXn7Bpy--bs8bKFkeChM-RG_ZkQ61clYWyg_2Qxhb4TPxF4T1sGoWrgEh8m/s1427/Screenshot_20220617-074245%20-%20%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1427" data-original-width="1080" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgUQve47qMnz7wtwJniRDlTXQt-myYSlgtDGjNR25thNm9voysK3jKEBBsTgCUds3l6OOhp7vVLUPHFEdXXsMCsWpH1dHWIek9F0mpH1UDl_e2VxkS96VM_acecSmYDruXn7Bpy--bs8bKFkeChM-RG_ZkQ61clYWyg_2Qxhb4TPxF4T1sGoWrgEh8m/s320/Screenshot_20220617-074245%20-%20%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC.png" width="242" /></a></div>7:11秒/km。相変わらずのカメペース。 <p></p><p>最後に走ったのは去年(2021年)11月6日。転職する直前だった。<br />その時は6.46km、7:04秒/km。<br />7か月ぶりだった割には、あまりペースは変わっていなかった。</p><p>転職して毎日出勤していたので、平日は走れなくなっていた。が、オフィスが移転し、それに伴って在宅勤務が多くなった。<br />と同時に動かなくなり、体重が・・・。せっかく入院で減った体重が惜しくてまた走ろうという、なんとも根が貧乏性な根性だが、また走れるのがうれしかった。</p><p>例によって「ゆっくり」と自分に言い聞かせて走り出したはずが、結構ペースが上がっていたらしい。</p><p>そして帰って入念にストレッチをやったはずだが、翌日、そして今朝もしっかり筋肉痛になっている。あまりに久々過ぎて、筋肉は許してくれなかったらしい。</p><p>これから暑い季節がやってくる。水分補給、そして塩分などの補給もしっかりやらないと、ナイトランは危ない。<br />また12km走れるようになりたい。あの広い空に浮かぶ大きな月をまた見たい。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-8866186972843657292022-04-26T11:34:00.000+09:002022-04-26T11:34:50.931+09:00胆嚢摘出手術<p>2022年1~4月<br />時々みぞおちが差し込むように痛む。一度はかなり強かった。<br />急性膵炎を患った時を思い出し、医者に行くかとも考えたが、それほど大したこともなくそのまま放置。<br />だが、今考えると内臓の異常な痛み方はたとえ強い痛みではなくとも放置すべきではなかった。ろくなことにならない。<br />この通り。</p><p>4月21日 11時<br />オフィスのデスクで異様な強い痛みを感じた。みぞおち。この頃たまに来ていた痛み。<br />椅子に座っていられないほどになり、トイレの個室に駆け込む。若干の吐き気はあったが、大したことはなかった。<br />便器の脇に座り込み、耐える。汗が噴き出す。<br />10分、15分、どれくらい耐えただろうか。多少はマシになった。しっとりしたYシャツを意識し、床に溜まった汗の水たまりをトイレットペーパーで拭き、洗面所で顔面の脂汗を拭き、席に戻ったら昼食時だった。<br />そのままデスクに伏せて寝ようとした。まだ痛みは続いていたが、かろうじて耐えられるほどにはなっていた。今度はかなり強い寒気が襲ってきていた。<br />救急車か?そんな考えもよぎったが、午後イチで重要なミーティングが控えていた。<br />とりあえず上長に現状を報告し、早退の許可を取る。<br />ミーティングは1時間で終わり、皆に早退する事をお詫びし、帰り支度をまとめる。</p><p>14時過ぎ、駅へ向かう。なんとか歩ける。こんな時間なら電車も座って帰れるだろう。山手線はガラガラだった。<br />そして中央線も。ただし、2時間以上強い痛みに耐えた体は悲鳴をあげ、具合の悪さはMAXだった。そこへやってきたのが中央線E型車両の初期型、209系(かな?)。この頃時々これに当たるが、超乗り心地が悪い。しかし、四の五のは言ってられない。とにかく急いで八王子に戻らねばならない。<br />とても固くて座り心地の悪い椅子に座り、隣のイケメンの兄ちゃんは国分寺でゴスロリの姉ちゃんに代わり、じっと耐え忍んで八王子で降りる。ふらつかないように細心の注意を払った。<br />幸いな?ことに痛風発作を食らってからずーーっっと通っているかかりつけの内科がある。とはいっても以前は職場が大崎だったので、去年から紹介状で八王子に変わったが。</p><p>16時、診察を受ける。採血とエコー検査も受ける。<br />結果、「胆石かもしれません」とのことで、翌日、大きな病院で検査を受けることに。</p><p>17時、バスに乗って帰る。下りたら小雨が降りだしていた。体の震えが止められないような寒気が来ているが、リュックから折り畳み傘を取り出す気力が無い。どうせ6~7分の距離だ。<br />帰って家族(たまたま娘と息子も帰って来ていて、全員揃っていた)に現状を説明し、布団に倒れこむ。1時間置きに水を水筒で2~3口飲む。1時間置きに起きたはずだが、なぜかぐっすり眠った気持ちがしていた。</p><p>22日 9時<br />入院のつもりはまだなかったが、可能性はかなり高いと思われた。が、とりあえず入院準備はせず紹介状を書いてもらった消化器系病院へ。<br />レントゲン、エコー検査、CTスキャン、採血。<br />結果は胆嚢炎だった。先生は「緊急手術です。これから準備して行います」<br />心の準備うんぬんはすっとばして、私の胆嚢は切り取られることになった。</p><p>時間は・・どれくらいだったろう。目が覚めたら終わっていた。</p><p>すまない、私の胆嚢。私が不摂生だったばかりに、取り返しのつかない処置となってしまった。悔やんでも悔やみきれない。<br />いままでありがとう、さよなら、私の胆嚢。</p><p>26日 11時22分(現在)<br />尿道の管も外され、点滴も終わったが、退院はまだ数日先。体に入っていた胆石は小さな容器に入れられて戻ってきた。<br />せめてもの戒めに、家に持って帰ろう。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com4tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-51138473781341355912022-03-25T00:00:00.001+09:002022-09-13T21:15:03.285+09:00山梨県・乾徳山(2031m)<p>画像はありません。Youtube動画リンクになります。<br /><a href="https://www.youtube.com/watch?v=Rk8xyNyXGCU" target="_blank">【ツェルト泊】乾徳山・その1</a></p><p><br /></p><p>2022年3月 、残雪の乾徳山へ。</p><p>装備は冬用、軽アイゼンも持って行った。</p><p><br /></p><p>この山は結婚したばかりの時、カミさんと登ったことがある。そのすぐ後にヒマラヤトレッキングに一緒に行ったので、そのリハーサルのつもりだった。この時もテント泊だったっけ。</p><span></span><span><a name='more'></a></span><p><br /></p><p>奇しくも当時と同じ登山靴、同じアウタージャケット(ヤッケ)で来ていた。我ながら物持ちがいい。</p><p><br /></p><p>例によって、公共交通機関のみで移動、自宅からバス、JR中央線、山梨市営バス。どんなに急いでも登山口バス停には9時44分が最速だった。</p><p>そこから更に林道を歩き、3.2km先に登山道入り口がある。</p><p><br /></p><p>新しいザックはグラナイトギアのクラウン2。38L。この容量であれば、私にはだいぶ余裕がある。</p><p>これまでUL志向でサブザック的なものをメインにしてきたが、長時間、数日の山行だと体の負担がキツイと感じ始めた。</p><p>これは加齢のせいもあるだろう。が、それならば体にしっかりフィットするタイプの登山ザックのほうがよかろうと思い、ヴァーガの2倍の重量のあるクラウン2にした。とはいっても、重量は1kgちょっとなので、これもULの部類といってもいいかもしれない。</p><p>担ぎ心地はさすがのフィット感。バランスの調整も申し分ない。が、担いでいる重量はこれまでプラス0.5kgは重くなっていて、ザック総重量は12kgほどになっている。冬装備だし、いつもより重い。</p><p>フィット感に目を眩ませられると思わぬところで重力に抗えず危険な動作になりかねない。また、担ぐ重量は同じどころかやや重くなっているので、体への負担も増えているはずだ。</p><p>慎重に行かねば。</p><p><br /></p><p>登山口でウエストベルト・サイドポケットのスマホを取り出す。慣れていないのでファスナーが開け難い。反対側に小さなノート。これも取り出しにくい。</p><p>単に慣れの問題なので、何度かやっているうちにスムーズに出し入れ出来るようになるだろう。</p><p><br /></p><p>スマホのYAMAPを確認し、ノートに時間を記録してスタート。</p><p>周囲の日陰に僅かに雪が残っている程度。</p><p>そこそこ急な斜面を淡々と上っていく。</p><p>ここから国師ヶ原まではひたすら単調な林間で、特に危険個所も無い。ひたすら我慢の2時間だ。</p><p>とはいっても、もう半年も登山に来ていなかったので、本人はウキウキである。</p><p>左足親指の爪が剥がれてしまったのと、仕事で2連休が全く取れなかったのが相まって、じっとAmazon Primeの映画を見まくる日々だった。いや、今でも見まくっているが。週に3~4本は通勤時間に見ているので、相当な本数になっているだろう。</p><p><br /></p><p>登り始めてじきに最初の水場「銀昌水」が出てくる。が、パイプからは全く水が出ていない。ポタリとも来ていない。</p><p>その足元の地面には、僅かに水音がして流れがあった。</p><p>これはヤバいかもしれない。</p><p>頼りにしているキャンプ地近くの水場「錦昌水」が枯れていたらピンチである。</p><p>まあ行ってみるしかない。最悪の場合は引き返すことも念頭に置いて、再び登っていく。</p><p><br /></p><p>久々の山。上がる心拍数、ゆっくりした足取り、文明の音がしない周囲、風に揺れる木々のざわめきと鳥の声。</p><p>これを待っていたのだ。</p><p><br /></p><p>半分放心状態で登り続け、ふと景色が開けてきたところで、前方から明らかな水音がしてきた。</p><p>頼りの水場「錦昌水」だ。</p><p>さて、水量は・・・と思ったら、これまたパイプからは全く水が出ていない。時折、ポタリポタリと滴ってはいるが、とても汲める状態ではない。数時間かけて1Lとか、そんな状態だ。</p><p>が、幸いにも足元にはそれなりの流れが出来ている。これを汲めれば、目的の3Lは確保できるだろう。</p><p>なんとか30分ほどかけて3Lの水を確保できた。</p><p><br /></p><p>少し前から周囲にはなかりの残雪が目立ち始めていたので、水場がダメならば燃料と引き換えに飲料水を得ることも考えていたが、とりあえずはよかった。</p><p><br /></p><p>しかし考えてみると、私は山の水場で汲んだ水を、いつもそのまま飲んでいる。</p><p>調理やコーヒーに使う場合は沸騰させたりしているが、行動中に飲む「水」は、そのまま空きペットボトルに入れて飲んでいる。</p><p>山の水場は、場合によっては動物の死骸などで汚染されている場合もある。川や渓流の水も同じだ。</p><p>これは運がいいだけで、決して褒められた事ではない。本来は浄水の上で使うべきだろう。</p><p>(たぶん私は面倒臭がってやらないだろう・・)</p><p><br /></p><p>錦昌水で3Lの水を確保し、国師ヶ原の高原ヒュッテへ向かう。</p><p>と、斜面が落ち着いて平原に近くなったと思ったら、一面の雪原になっていた。</p><p>幸い、踏み固められたトレースはある。足元に気を付けながら、そのまま進んでいく。</p><p><br /></p><p>しばらく歩き、分岐で左折、また少し歩くとすぐに高原ヒュッテが見えてきた。</p><p>ヒュッテなんてオシャレに言うが、ドイツ語で山小屋なわけで、しかもここは冬季は閉鎖。トイレも閉鎖。</p><p>トイレはもしかして開いてないかと思い建物の周りをぐるぐるしてみたが、やはり閉鎖で使えない状態だった。</p><p>使えないだろうと思い、携帯トイレを持ってきてある。私には使い慣れたアイテムだ。</p><p><br /></p><p>さて、ツェルトをどこに張るか。</p><p>雪上は避けたい。あちこち雪の無い枯葉の地面が出ているのでそれは問題なさそうだが、微妙に傾斜している。</p><p>ここらでよかろうと思ったスペースは見た目より地面が湿っていたが、まあ贅沢はいえない。</p><p><br /></p><p>ツェルトも今回は新しくした。アライテントの「撥水ツェルト」という種類。</p><p>売り切れなのか、それとも生産中止なのか、アライテントのホームページからは外されている。</p><p>このツェルトは防水加工がされていない。モンベルのULツェルトと同じだ。</p><p>防水加工がされていないが、雨でただちに好き放題雨漏りがするわけではない。モンベルULツェルトも、それなりに張った状態であれば雨は沁みてはこなかった。</p><p>この撥水ツェルトは2~3人用。奥行きは200cmで1人用と変わらないが、幅は130cmで大きく余裕があり、そして何といっても高さが110cmあるため、フレームのドームシェルターより広々している。</p><p>更に、左右から紐で引っ張ってサイドウォールを広げるサイドリフトのループも装備しているが、インナーフレームにも対応しているので、これを使うともう普通のテント並みの室内が確保できてしまう。</p><p>実はインナーフレームはモンベルの「ライトツェルト」で導入してみたが、半楕円に突っ張ることによって天井が下がり、首を曲げないといられないほど窮屈になってしまったので、ずっと疑問視していた。</p><p>今回は高さ110cmなのでまあマシだろうと思い買ってみて試し張りしてみて驚いた。</p><p>こりゃ凄い贅沢品だ。</p><p>もちろんその分重量も増す。ツェルト本体が439g。実はこれ、モンベルのライトツェルト(390g)と50gの差しかない。が、ULツェルトは222gなので倍になっている。</p><p>インナーポールは127g。これは純粋に重量増。やっぱり贅沢品だが、これだけの快適空間を提供してくれる棒が127gなら、迷うことはない。</p><p><br /></p><p>ツェルトを立てて、中に潜り込んで、ほっと一息といきたいところだが、お昼はシェラカップでご飯を炊く。もうずいぶん遅くなった。のんびりはしていられない。</p><p>0.8合の米をあけ、水を入れ、ツェルトの脇に置いておく。</p><p>30分吸水。</p><p>そして火に掛け、炊く。</p><p>火から下して、また30分吸水。</p><p>・・・この手間があるので、実はあまり時間配分に余裕の無い食事タイミングには向いていない。</p><p>今回は久々過ぎて忘れていた。</p><p>バス停に10時、登山口まで30分、そこからテント場まで休憩無しで2時間。更に一休みや今回のような水汲みの想定外時間(30分)が加われば、確実に食事時間は遅くなり、その後の行動計画にも影響する。</p><p>実際にこの時は昼食が15時くらいになってしまい、夕食を想定していた18時までは3時間しかなく、しっかり食事を取らねば翌日の登頂にも影響する。</p><p>反省反省。</p><p><br /></p><p>30分の蒸らし時間が過ぎ、更にお湯を沸かしてフリーズドライのカレーを新しく導入したミニカップで作る。</p><p>このミニカップはEVERNEWのチタン製で、ハンドルの無いタイプも出ている。実はこのハンドルの無いタイプを初めて見た時、「おお、シンプルでいい」と思って飛びついて買ってしまったが、よくよく考えて見るとカレーを戻したりする際は熱湯が注がれているわけで、指で持てる訳が無い。</p><p>よく考えもしないであれこれ衝動買いをしてしまうのは私の悪いクセである。</p><p><br /></p><p>EVERNEWのハンドルの無い220mlミニカップは、なんでも沢ヤ(沢登りをする登山者)の人々が「沢で冷酒を飲むのに取っ手なんか無粋だ」とのことで、このハンドルの無いタイプを所望したらしい。</p><p>・・・よく分からない価値観ではある。</p><p><br /></p><p>さて、ミニカップにカレーも出来た。500mlのEPIマグカップにクノールのインスタントコーンスープも出来た。</p><p>いただきます。</p><p>スキットルのジャックダニエルを一口。このバーボン、もう3~4か月(それ以上?)もこのステンレスのスキットルに入れっ放しである。</p><p>・・・別にヘンな臭いや味はしなかった。(その後もお腹を壊したりはしなかった)</p><p><br /></p><p>シェラカップのご飯を少し寄せてスペースを作る。</p><p>この「ご飯を寄せる」という作業、チタンのスプーンだとくっ付きまくって団子になる。ならばと尾西白飯に付属している小さなスプーンでやってみたが、思ったよりくっ付く。</p><p>そこで導入したのが今回のユニフレーム「ちびしゃもじ」</p><p>さすがに全然くっ付かない。見事な品質というしかない。</p><p>・・・かくして贅沢品と重量は増えていく。</p><p><br /></p><p>閑話休題</p><p>シェラカップのご飯を少し寄せ、そのスペースにカレーを注ぐ。すると、ここにシェラカップに収まった、左右に盛り分けられた見事なカレーライスが出来上がる。</p><p>美しい。</p><p>いや、まあ食べてしまうわけだが、この、上からぶっかけるでもなく、別々な器で食べるでもなく、「左右に盛られた普通のカレー」がやりたかったのだ。</p><p>福神漬けがあれば完璧だったなあ。</p><p><br /></p><p>その他、ミニカップの使い方は色々あるが、シェラカップと500mlのクッカーのみだと「器がひとつ足りない」という場面が多々あることに気が付いた。缶詰の空き缶などで代用することも考えたが、汎用的なカップがどうしてもひとつ欲しくてこの220mlカップを足したのだ。</p><p><br /></p><p>鹿が鳴いている。大きな声。近くにいると思うが、姿はとうとう見えなかった。</p><p>カレーを食べ、良い具合に酔っぱらってきて、シュラフに包まって寝てしまった。</p><p>ツェルトの縁を鹿がドスドス歩いている。ずいぶん無遠慮な鹿だ。</p><p>スマホで目覚ましをセットして眠った。</p><p><br /></p><p>起きたら夕方だったが、まだ明るい。</p><p>夕食はパンにするつもりだったが、もう1食はやはり炊飯。朝に炊飯するとなると相当な時間を取られるので、メニューを変更してもう1度ご飯にした。</p><p><br /></p><p>同じようにお米を吸水し、ご飯を炊く。</p><p>そして缶詰とみそ汁。いつも通りの貧相な山メシだ。</p><p>が、ここでも失敗がひとつ。フンパツして買ったぶり大根の缶詰、大き過ぎて500mlのマグに入らない。ということは湯煎が出来ない。</p><p>仕方なく、お湯を沸かすマグの上に乗せて温める。</p><p><br /></p><p>お湯が沸いた。</p><p>ここでも再び220mlミニカップの出番。今回はフリーズドライのとろろ。</p><p>ところが、粉末のとろろをミニカップにあけ、「寒いから」と思ってお湯を注いだらダマになってしまって溶けてくれない。家で試した時は水で見事なとろろになったが、お湯だとダメらしい。</p><p>今回、いくつめの失敗だろうか。</p><p>しばらく箸でぐるぐるかき混ぜていたが、諦めてそのまま飲んでみた。まあ、とろろの味はする。今回は飲み物のとろろである。</p><p><br /></p><p>缶詰を開け、生ヌルいぶり大根をシェラカップご飯に乗せる。これが非常に美味しかった。</p><p>惜しいなあ。ちゃんと温まったら素晴らしく美味しかっただろう。</p><p>みそ汁を飲み、とろろも飲み、ぶり大根の缶詰にたっぷりと入っているしょっぱい汁もエネルギー源として残らずいただき、更にスキットルのバーボンもいただき、満足して寝る。</p><p>またしても鹿が周辺をドスドス歩いているが、そのままぐっすり寝た。</p><p><br /></p><p>翌朝、5時起床。</p><p><br /></p><p>シュラフからもぞもぞと這い出す。</p><p>周囲は残雪の雪原で寒いが、ダウンパンツ、ダウンジャケット、おまけにダウンのテントシューズでへっちゃらだ。</p><p>プラティパスの水が凍りかけてシャリシャリしている。氷点下だったのだろう。</p><p><br /></p><p>お湯を沸かしてコーヒー。</p><p>結露は?と思ってツェルトの内側をあちこち撫でまわしてみた。もちろんうっすらと結露はしている。が、つーと垂れているところが無い。床の辺縁にも水滴は溜っていない。上々の通気性だ。</p><p><br /></p><p>コーヒーを飲み、もう一度お湯を沸かして、フリーズドライのシチューをシェラカップで戻す。</p><p>やはり私はシェラカップが大好きで、しかもこのオリジナルのシエラクラブ・シエラカップを長年使っている。</p><p>下半分(逆だったかな?)には磁石がくっつく。上にはくっつかない。底面にSIERRA CLUBの刻印。</p><p><br /></p><p>スーパーで買った3枚入りのライ麦パンにスライスチーズを乗せて食べる。チーズは5枚入りが欲しかったが、スーパーに7枚入りしか売っていなかったので、7枚全て食べた。</p><p>口の中の水分をのライ麦パンに根こそぎ持っていかれるが、シチューがあるので問題無し。</p><p>美味しかった。</p><p><br /></p><p>さて、撤収の前に携帯トイレを製造しに行く。</p><p>防臭袋にがっちり封印してしまえば、ただの燃えるゴミだ。</p><p><br /></p><p>撤収も荷物が少ないので簡単。</p><p>ツェルトも防水生地ではなく通気性バツグンなので畳むのもラクラクである。</p><p><br /></p><p>ここからは軽アイゼンを装着する。</p><p>この先は残雪が多いだろう。</p><p>軽とはいえアイゼンは体力にも足にも負担が大きい。慎重なペース配分が必要だ。</p><p>YAMAPを再スタートさせて出発。</p><p><br /></p><p>昨日左折した分岐に2人組の登山者。挨拶をして通り過ぎた。そうか、今日は土曜日だっけ。それにしても随分早く登って来たんだな。登山口に5時くらいだろうか。車ならではの行動力だろう。こういう時間に融通の効くところは車はうらやましい。</p><p><br /></p><p>私はテント泊の装備でゆっくり登っていく。</p><p>国師ヶ原の月見岩が見えてきたあたりで、アイゼンを外した。雪が無く、岩でアイゼンの刃を削るばかりである。</p><p><br /></p><p>月見岩で後ろを振り返ると、やや霞んだ晴れ間の景色が見渡せた。いい天気だ。</p><p>晴れ渡った空を見上げながら斜面を登っていく。また徐々に雪が増えてきた。</p><p><br /></p><p>国師ヶ原を過ぎ、林間に入ると残雪の雪面になった。</p><p>ここでまたアイゼンを装着。</p><p><br /></p><p>林間の斜面を登っていく。岩交じりで、所々はなかり斜度もある。</p><p>幸い、林間なので日差しが暑いことはない。</p><p><br /></p><p>と、最初の鎖場が現れた。</p><p>雪が斜面に積もっているせいか、そんなに斜度は感じない。</p><p>が、鎖の端に立ち見上げてみると、思ったより急だった。</p><p>しかも、もちろん凍っている。自転車用グローブで鎖を持つ。奥穂高ではあまり感じなかったが、今回は何故か「グローブのグリップが甘い」と感じた。都合のいいグリップ感を求めすぎているのかもしれない。</p><p>凍った斜面に水平になるように意識して、アイゼンの刃を立てる。軽アイゼンなので、つま先とかかとには刃が無い。うっかりつま先でグリップしようとすると、つるっと滑る。</p><p>要注意だ。</p><p><br /></p><p>私は元々ワンゲルにいたことも無いし、山岳会に所属したこともないし、本格的な雪山に行ったこともない。</p><p>なので、雪庇に気を付けなくてはならないような雪山登山は私には無理だ。</p><p>そのため、私は自分に課するルールとして「軽アイゼンで行けないような本格的な雪山には行かない」と決めてある。</p><p>それは、おそらく私にはスキルを超えたリスクを伴う登山になってしまうだろう。</p><p>私のレベルはおそらくそこまでなのだ。</p><p>・・・これが若かったらもっとじゃんじゃん挑戦していたかもしれないが、生憎若いころの私はオフローダーだったのだ。(4WDトライアル)</p><p><br /></p><p>さて、雪の林間斜面を登っていく。</p><p>また鎖場が出てくる。先ほどよりキツイ。</p><p>なんとか登り終えると南側の斜面が開けた。おお、いい景色だ。素晴らしい。</p><p>と、前方に奇妙な岩の隙間がある。</p><p>縦に細長い。</p><p>なんだこりゃ?</p><p><br /></p><p>近づいてみたら、「髭剃岩」と小さな手書きのプレートがあった。</p><p>髭剃り?</p><p>入れそうだったので、ザックを下して入ってみた。</p><p>なんとか人一人が通れる程度の隙間、しかも奥に行くほど狭くて、なるほど髭を剃られるな、と思った。</p><p>抜けた先は断崖絶壁。奇妙な隙間から見える景色を堪能して戻った。</p><p><br /></p><p>髭剃り岩を出発して林間の山道に戻ると、すぐに前方に規制ロープが張ってあった。</p><p>あれ?と思ってきょろきょろすると、目の前に聳える崖の斜面に矢印が書いてある。</p><p>あ、こっちを登るのね。</p><p>斜面に雪があるかも、と思い、アイゼンを付けたまま、岩をがりがりと登っていく。足場はごく細く、斜面に張り付くように登る。</p><p>かなりな高度感だ。</p><p>右へ折り返すあたりで再び南側斜面が開け、富士山が見えた。</p><p>素晴らしい景色だなあ。</p><p>更に頼りない足場を確認しながらよじ登る。</p><p>なんとか登り切ったと思ったら、先ほどの髭剃岩のミニチュアのような細い岩の間を抜け、今度は垂直にハシゴを下りる。</p><p>アイゼンを履いているので、慎重に・・・</p><p>下りきったら、また雪面だった。</p><p><br /></p><p>再び林間の山道へ。徐々に雪が深くなってきている。</p><p>斜度も大きくなってきていて、岩と雪交じりの登山道だ。</p><p><br /></p><p>頂上が近づくにつれ、道が険しくなってくる。雪も深い場所が多い。</p><p><br /></p><p>案外雪深い林間を通り、いくつかのロープや鎖場を抜ける。</p><p>思ったより険しい岩場が多い。こんなんだっけ?すっかり忘れている。</p><p><br /></p><p>とはいえ、高原ヒュッテから2時間ほどで頂上への岩壁にたどり着く。</p><p>それはまさに壁で、20mのほぼ垂直のクライミングだ。とはいえ、あくまで鎖場なので、ハーネスやロープはいらない。</p><p>とはいえ、かなり高いのも確かなので、ヤバいと思ったら右の巻き道で頂上へ登れる。</p><p><br /></p><p>と、ここでダメな失敗をやらかす。</p><p>どうせ頂上も雪だろうと、軽アイゼンを装着したまま鎖を掴んだ。</p><p>もちろん、「あ、ヤバい」と思って数mで諦めて一度下りる。アイゼンの爪が邪魔をして岩壁の壁面に対し足底のグリップがまるで効かない。</p><p>下りる時、ちょっとグリップを失って少し滑り落ちて左ひじを擦りむいた。</p><p>アイゼンを外す。</p><p>そして再び鎖を掴む。あ、グローブ忘れた。</p><p>グローブをしてもう一度鎖を掴む。</p><p><br /></p><p>登り始めてみると、縦にほぼ90度のV字になっているので案外楽だろうと思いきや、垂直方向に体を支える窪みなどが少なく、意外に登り難い。</p><p>クライミングシューズならまだしも、普通の登山靴だと壁面に張り付くようなグリップは無理だし、つま先を置くにしてもそれなりの大きさの窪みや角が無いと体を支えられない。</p><p>ややアクロバティックな動作を交えて、登っていく。10kgを超えるザックを背負っているので、体重移動には気を使う。</p><p>クラックがあるのでそんなに難しくはないが、高さはあるので慎重を要する。</p><p><br /></p><p>登り切ると、山頂に私を抜いていった2人と登山者がいた。</p><p>360度展望、いい景色だ。</p><p>簡単に挨拶をして、標識と祠があるほうへ移動した。</p><p><br /></p><p>久しぶりの乾徳山登頂だが、久しぶり過ぎて覚えていない。</p><p>28年ぶり、か。無理もない。</p><p>それほど寒くはないが、やはりじっとしていると体温を奪われる。</p><p>黄色いアウターを着た。</p><p><br /></p><p>遠くに富士山が見える。あの時も、見えていたのだろうか。</p><p>そして、前回はその翌年、妻と二人でヒマラヤトレッキングツアーに参加し、ゴーキョピーク(5,360m)に登った。</p><p>まだ登山を始めたばかりで、ずいぶん思い切りのいい事をしたものだ、と思う。</p><p><br /></p><p>実はこの時、ヒマラヤに行った登山靴と黄色いアウターを着ている事は、全然意識していなかった。</p><p>帰ってきてから気が付いたのだった。</p><p><br /></p><p>行動食を食べエネルギーを補給し、アイゼンをまた履いて下山を開始する。</p><p>この頂上直下の下りがまたかなり危ない。雪だとなおさらだ。</p><p>慎重にクサリを利用して下っていく。かなり何個所もそんな危険個所が続く。</p><p><br /></p><p>ようやく林間になってきてほっとするが、この林間もかなりの急斜度だ。</p><p>アイゼンも履いているから、膝を傷めないよう、腿とふくらはぎの筋肉を使って下りていく。</p><p><br /></p><p>しかも、結構長い、しつこい下りだ。</p><p>斜度が急で、雪面になっているので、油断出来ない。</p><p>が、下る先をよく見渡せるので、なかなか気分の良い下りでもある。</p><p><br /></p><p>登山パンツの裾が邪魔で気になった。登りでは特段気にしなかったが、下りでは引っ掛かりそうになっていた。</p><p>このパンツはMTB用で、マジックテープで裾を絞れるようになっている。便利だ。</p><p>おまけになかり伸縮性がある。</p><p>また、簡易的なベルトが一体型なので、別途ナイロンベルトを用意する必要が無く、かつナイロンベルトが汗で臭ーーくなることも防げる。なかなか良い。</p><p>元々はそのベルトが臭くなることがどうしても気になっていたので、このパンツを選択してみたのだが、思いのほか具合がいいようだ。</p><p>ただし、かなり生地が薄い。</p><p>これは、この季節だと少々寒いし、岩などに摺り付ける機会が多い登山だとちょっと心配でもある。</p><p><br /></p><p>かなりな時間を要して、ようやく高原ヒュッテまで下りてきた。</p><p>ちらほらと登山者のグループが先に見える。これから登るところだろうか。</p><p><br /></p><p>高原ヒュッテを通り越して少し下ると、錦昌水。</p><p>すると、水が滔々と流れ出ていた。</p><p>アイゼンを外し、洗わせていただく。これは有難い。泥だらけのままケースに入れて持ち帰らなくてもよくなった。</p><p><br /></p><p>再び補給食。</p><p>ここからは土道の下りだ。</p><p>日差しが照り付けているが、やはり林間の下りなので、鼻歌交じりで木漏れ日の中を下っていく。</p><p>が、そこそこ斜度はある。来た道を辿って下りるので、勝手は分かっているが、テント泊の重いザックを背負っているのでスピードは出せない。</p><p>ゆっくり下る。</p><p><br /></p><p>そして、再び登山口へ帰ってきた。</p><p>いつも、この登山口に辿り着いた時、ほっとするのと同時に、よく無事に戻れたと感謝の気持ちが沸き、そして束の間の非日常が終わってしまった寂しさが、混じり合ってどっとやってくる。</p><p>その瞬間に、また行きたい、という気持ちがやってくる。</p><p><br /></p><p>舗装路をバス停に向かって歩く。ここから30分ほどあるので、そこそこの距離がある。</p><p>逆算してみると、どうしてもバス時刻表のハザマに入り込んでしまって、2時間ほど待たされることになりそうだ。</p><p>まあいいさ。そういう無駄で退屈な時間も、非日常の特典みたいなものだ。</p><p><br /></p><p>バス停に辿り着いた。やはり2時間ほど待たされることになる。</p><p>トイレに行ったり、ザックの中を整理したり、スマホを充電したり。</p><p>まだまだまだ時間は余る。スマホに入れてある映画でも見る。</p><p><br /></p><p>私は「山時間」と勝手に呼んでいるが、30分や1時間の「空き」時間が苦にならない。</p><p>普段は通勤の帰りで、東京駅で中央線を5分待つ事も苦痛に感じる。中央線は通勤時間帯に2分とか3分の間隔でダイヤが組まれているが、考えてみると非常識なほどの過密ダイヤである。</p><p>それが、重いザックを背負って「山時間」の中にいると、1時間ほどバスを待たされることも、さほど苦に感じなくなってしまう。勝手なものだ。</p><p>実際、登山の行き帰りで電車に乗り降りする時、15分前だと"直前"だと感じて焦ったりする。それほどまでに時間感覚が狂う。</p><p>それもこれも、登山の非日常の特権であって、たまにはそういう中に身を置いて心の洗濯をするのもいいのだろう。</p><p><br /></p><p>さて、私の非日常、今回はこのへんで終わりだ。</p><p>帰りのバスは駅まで30分ほどあるが、イヤホンもせずぼーーっと窓の外の景色を見ているうちに、山梨市駅に着く。</p><p>帰るまでが遠足だ。電車に乗り、バスに乗り、家に着いて玄関を開けるまで、怪我無く辿り着こう。</p><div><br /></div>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-50560750849035916452021-07-27T11:14:00.000+09:002021-07-27T11:14:02.460+09:00ランニング、というよりジョギング12km<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEghkV1oUybrcx1ygpbMbGrNM8n9ZdR7YE8L28d1IHTERTu0V2NvL33zp6mSdPaH45QUsYQpJlAM0f8GiQ75TNnOIHe150wxDJ7owPn5z3XOlvc7dCN59-fFMVzHUyu9OdFZyWiun4cr07E/s1509/Screenshot_20210726-123133.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1509" data-original-width="1080" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEghkV1oUybrcx1ygpbMbGrNM8n9ZdR7YE8L28d1IHTERTu0V2NvL33zp6mSdPaH45QUsYQpJlAM0f8GiQ75TNnOIHe150wxDJ7owPn5z3XOlvc7dCN59-fFMVzHUyu9OdFZyWiun4cr07E/s320/Screenshot_20210726-123133.png" /></a></div><p>喪失感は拭えないが、前を向かなくてはならない。<br />出勤続きで全く走れなかったランニングを少し前から再開した。 </p><p>先日、3.9kmを6分36秒/kmで走れた。が、めっっちゃ苦しかった。<br />まだかつてのペースでは無理だ。</p><p><span style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 15px;">久々の12km。同じコースを4月10日に6分19秒/kmで走っているとは思えないほどゆっくりだった。</span></p><span style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 15px;">いつかあのペースに戻れるのだろうか。</span><br style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 15px;" /><span style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 15px;">今はゆっくりでいい、また12kmもの距離を走れたことがうれしかった。</span><br style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 15px;" /><span style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 15px;">満月から1日経った月がきれいだった。</span>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com3tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-6402780195603104852021-07-25T11:53:00.003+09:002021-07-25T11:57:21.927+09:00天青、天に帰る<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjBYuOXN6fZmgIyTY6v76MDdMPfdXvhQliLmWVLrehs4RkO849BbmdFU9FiOofCFnh9bXhy47nr4Qa3AdmA5u0a7yJWlXitHa_3vZtU7vgm-SG9t3n06Gqf8lhSgH_WaCqffsh9wQ4sfM8/s1920/KIMG3682.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjBYuOXN6fZmgIyTY6v76MDdMPfdXvhQliLmWVLrehs4RkO849BbmdFU9FiOofCFnh9bXhy47nr4Qa3AdmA5u0a7yJWlXitHa_3vZtU7vgm-SG9t3n06Gqf8lhSgH_WaCqffsh9wQ4sfM8/s320/KIMG3682.JPG" width="320" /></a></div><p></p><p>2021年7月23日、16時頃、テンセイ(名:天青)は天に帰っていった。<br />14才。大型犬のサモエドにしては長生きしたほうだったろうか。</p><p>しばらく前から立ち上がることが出来なくなり、エサなどは私が介助してやっていた。<br />ここ1ヶ月ほどはそれも出来なくなり、リビングに横たわったままで、エサの時は枕をして私達夫婦2人で食べさせていた。</p><p>2021年東京オリンピックの開会式の日、たまたま帰って来ていた娘に呼ばれた。<br />テンセイは呼吸が浅くなっていた。ここ2~3日はほとんど食べる事もせず、水を少し飲むだけになっていた。<br />先に逝った同じくサモエドのタケルもそうだった。</p><p>そして、徐々に呼吸は浅くなり、眠るように動かなくなった。<br />少しも苦しまず、穏やかに呼吸をしなくなった。</p><p>さようなら、テンセイ。<br />天国のタケルと、そして猫のメグちゃんとキミちゃんと仲良く。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-26708303093581566202021-07-18T21:05:00.015+09:002021-07-19T07:48:21.903+09:00ランニング3.9km<p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg3AxML-s-USjfz9fuNq0MNcVcFXlGAYzM03GYaveOcgLylwiHSDzSF0fjgfrkISmq41VeHc7q2w-hfQkOsEjx7cBcF3gjA1kgFfMZWjeOwwAbS_eErdqDt5e76XgsJ0stmDsSwdlJ1pe8/s1096/Screenshot_20210718-201842+-+%25E3%2582%25B3%25E3%2583%2594%25E3%2583%25BC.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1096" data-original-width="1080" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg3AxML-s-USjfz9fuNq0MNcVcFXlGAYzM03GYaveOcgLylwiHSDzSF0fjgfrkISmq41VeHc7q2w-hfQkOsEjx7cBcF3gjA1kgFfMZWjeOwwAbS_eErdqDt5e76XgsJ0stmDsSwdlJ1pe8/s320/Screenshot_20210718-201842+-+%25E3%2582%25B3%25E3%2583%2594%25E3%2583%25BC.png" /></a></div><p>実に5月29日以来のランニング。あまりにも久々過ぎて距離は1/3にしておいた。</p><p>・苦しくなるペースで走らない<br />・ストライドを小さく。絶対に大きくしない<br />・ランニングではなくジョギング。絶対に欲を出してペースを上げない</p><p>これを心掛けて走り出した。<br />結果はまあご覧のとおりでのんびりもいいところだが、とにかく走れたのが嬉しかった。</p><p>朝5時に家を出て21時に帰る生活がずっと続いていた。当然こんな状態では走ることは出来ず、土日も体を休めるので精いっぱいだった。<br />やたらに甘いものが食べたく、71kg台まで落ちた体重は見事に76kg台までリバウンドした。習慣だった運動をやめてリバウンド、というのは初めての経験だった。<br />毎日毎日、twitterで毒を吐くのが唯一のストレス解消だった。<br /></p><p>僅かに救いだったのは、自転車通勤を意地でも続けたことだろうか。<br />そんなに運動にはならないのだが(駅までは9kmあるが)何も体を動かさないよりはマシだったろう。<br />ただし、毎日18kmの自転車通勤は疲労度が凄かった。</p><p>先ほど風呂に入ったら、体がえらい消耗していた。<br />走っている時はそれほど感じず、「まあジョギング程度から始めたほうがいいだろうな」程度に思っていたし、実際に呼吸も足もかなりラクだったが、風呂に入って初めて自分の体にどんなに負荷がかかっていたか、実感した。<br /></p><p>欲を出して7kmにしなくて本当に良かった。</p><p>徐々にでいい。また12km走れるようにしたいと思う。<br />仕事も完全に落ち着いたわけではないが、ピークは脱したと思う。<br />少しづつ、健康を意識できる生活に戻していきたいと思う。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-83467147734737982412021-04-05T16:32:00.001+09:002021-04-05T16:32:15.995+09:00GARMIN VENUでも手首に湿疹<p> 結局、FitbitだけでなくGARMIN VENUでも手首に湿疹が出来る。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhjnFr67I7WweMCGzmWplXhShNxcQ10OdYvwnmnhyphenhyphenK_4JZrFGu-hUolXRjafv3GcFMl2bUXewDji72KvPgvDhPzr-zyoihpoDiPMuhEWfkHbuYKe0kh91kN5WNzvTCEoQUe2KQBaqtp3BY/s1920/DSC_0105+1.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhjnFr67I7WweMCGzmWplXhShNxcQ10OdYvwnmnhyphenhyphenK_4JZrFGu-hUolXRjafv3GcFMl2bUXewDji72KvPgvDhPzr-zyoihpoDiPMuhEWfkHbuYKe0kh91kN5WNzvTCEoQUe2KQBaqtp3BY/s320/DSC_0105+1.JPG" width="320" /></a><br /><span style="font-size: x-small;">やっぱり湿疹できた(´;ω;`)</span></div>これはもう素材の問題ではない。良く言われている金属アレルギーでもない。<div>というのも、Fitbitでアホのように買いまくったベルトの中には、この手首内側に接触する部分がファブリック(布)だけという素材もあったからだ。それでも湿疹はできた。</div><div><p>おそらくこれは汗によるものだろうと思う。<br />ちなみにユルユルにしてもダメ。手首に装着している時間が長いと出る。</p><p>今回は4日間連続の出勤では出なかった。これは出勤したらデスクの上に外しておき、作業時に着けているといった短時間装着にしていたからではないかと。</p><p>しかし、その翌々日、ランニングで1時間半装着したら、こうなった。これは、汗だろう。</p><p>ただしこれまではランニングでこうなったことはないので、もう少し様子を見ないと分からない。体調などもあるかもしれないし、これまで結構汗をかくランニングをしているのにここまで湿疹が出たのは初めてだからだ。</p><p>いずれにしろ、私は腕時計の常時装着は無理らしい。が、それが分かれば、まあ、それはそれでしかたないし、まあいいか、と思うのだった。</p><p>( ´ ・ω・`)</p></div>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-36481905583059885672021-03-25T11:36:00.002+09:002021-03-25T11:36:16.763+09:00ランニングは続けている<p> 3月は激務中の激務で「やむを得ない場合のみ出勤可」のはずが、勤務日の半分以上、会社で仕事をした。<br />1ヶ月の交通費は定期を買ったほうが安かった。</p><p>そんな中でもランニングは続けている。<br />今まで通りに週に何度もは走れないが、腕時計型のフィットネストラッカー(GARMIN VENU)を付けて走っている。<br />ようやく7分/kmを切るくらいになってきた。</p><p>昨夜も走ったが、8日ぶり。いつもの12km。走り始めはいい調子だったが、じきに右膝が痛くなってきた。あれ、珍しい。<br />膝を気にしつつ、12kmは走り終えたが、途中膝カックンしそうになったりと、ちょっと問題があった。<br />が、終わってみれば平均ペースは7分20秒/km。相変わらず亀だが、私にしてはまあまあのペースだった。</p><p>体重も減り続けている。これは、ランニングの効果もあるのだろうが、毎日飲んでいる缶チューハイにノンアルゼロカロリーを混入させ自分を騙しているのと、炭水化物控えめを意識している食事の改善の効果が大きいのかもしれない。</p><p>もう今から何かしらの健康維持を考えないと、もっと年取った時にあちこちひどい事になりそうで、そんな恐怖感から始めた運動と食事改善だが、それなりに継続出来ているらしいので、できれば続けたい。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-36215040440971892172021-02-28T09:44:00.000+09:002021-02-28T09:44:34.773+09:00ランニングの夜の出来事<p> あの人に合った。縁もゆかりもない人。</p><p>自宅から6km。もう少しで折り返し点にたどり着く少しきつい坂。<br />ふと横の道の暗がりを見ると、向こうのほうに女性のシルエットが見えた。</p><p>折り返し点は少し広い、何も無い場所。散歩?犬も連れてなさそうだけど。</p><p>息を整え、水分補給をして、少しストレッチ。そして復路を走り出す。</p><p>と、先ほどの女性らしい姿が小さな橋のところに見えた。<br />しゃがみこんでいる?</p><p>「どうしましたか?」私は聞いた。<br />具合が悪いのだろうか。</p><p>女性の返事がおぼつかない。聞き取れない。はっきりしない。</p><p>そして、少し泣いているような様子だった。</p><p>それにしてもどこから来たのか。ここは街道からは数百mはある。散歩にしては寒すぎる。(気温2度)</p><p>よく聞き取れない女性の声。救急車を呼びましょうか?バス停まで送りましょうか?車で来たのですか?スマホは持っていますか?</p><p><br /></p><p>「7か月前、主人が亡くなったんです。自殺だったんです」</p><p><br /></p><p>確かにそう言った。</p><p>この橋を降りて行こうとしたが、決心がつかなかった、とも。</p><p>この川は小さな川の源流域で、今は枯れていて水が全く無い。どうするつもりだったのか。</p><p>それよりも、私もどうしていいのか分からない。このままハイさよならは出来ない。家まで送り届けるのか。警察に引き渡したほうがいいのか。</p><p>とにかく気温が低いので、女性を立たせ、歩き始める。<br />近くに無くなったご主人の実家があり、知人に車で連れてきてもらった、と。</p><p>弁護士と話し合った。周りから色々と責められた。高校生の息子がいる。<br />聞き取れないほどの声で、事情の分からない話を女性は私に語った。<br /></p><p>私はどうしていいか分からない。<br />役にも立たない事を言い、自分にも子供がふたりいる事を話したりした。そして女性の話に耳を傾けた。</p><p>少し歩いたら、昔ながらの大きな家に着いた。家の前に男性が懐中電灯を持ち右往左往している様子で、家の中から亡くなったご主人の母親らしき老人も出てきた。</p><p>私は何も出来ない。ただ、この人を立たせて歩かせて、ここへ来ただけ。気の利いた事も言えなかったし、何もしてあげられることは無かった。</p><p>大丈夫だろうか。いや、大丈夫な訳が無い。<br />しかし、私に出来る事は何も無い。</p><p><br /></p><p>「大丈夫ですよ。頑張ってくださいね」</p><p>そんな言葉しか出てこなかった。</p><p><br /></p><p>ランニング中、私は見かけたお地蔵さまに軽く会釈をしたりしている。なんとなく、だ。<br />別に深い意味は無い。<br />田舎の広い空に出る、色々な月齢の月も好きだ。きれいで明るく、笑顔になってしまう。</p><p>この復路、私はお地蔵さまと月に、お願いしながら走った。</p><p><br /></p><p>「あの人をよろしくお願いします。見守ってください。</p><p> 頑張ってください。私は何も出来ないけど、あなたを応援しています」</p><p><br /></p><p>暗い田舎の裏道、人も車もいない道。時々現れるお地蔵さまと、空にかかる月。<br />何度も何度も、小さく声に出して、そう言い続けながら走った。</p><p>何も出来ない、何もしてあげられない自分。縁もゆかりもない、あの人。</p><p>でも、生きていて欲しい。<br />涙を流さず、笑顔でいてほしい。<br />頑張ってほしい。</p><p>家に着く2kmくらい手前からは、声を出して泣きながら走った。<br />何もしてあげられないけど、ずっと応援します。あなたを忘れない。</p><p>ずっと、応援しています。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-12955194949589735452021-02-21T18:28:00.002+09:002021-02-21T18:28:42.740+09:00フィットネストラッカーをfitbitからGarminに乗り換える<p> <span style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 15px; white-space: pre-wrap;">fitbitは私の繊細なお肌(手首)には厳し過ぎたらしく、どうしても湿疹や発疹が出る。webで必死に調べまくると、ごく少数だが同じような症状の出る人がいるらしい。大半の人は何の問題も無い。</span></p><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEijGQv_dMxez9oyogHYd9VmBIac00vWhJuR993LQYd3Q2_jHWzgctZWOXMifz4z3Zxech2lyNY0kg-UflTJoxtBQh1LyvZoMCdVQrycy94gGkqJGB2BZshopljMN3H4K7ywrjEPMXdH0KE/s2048/DSC_0024+1.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1536" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEijGQv_dMxez9oyogHYd9VmBIac00vWhJuR993LQYd3Q2_jHWzgctZWOXMifz4z3Zxech2lyNY0kg-UflTJoxtBQh1LyvZoMCdVQrycy94gGkqJGB2BZshopljMN3H4K7ywrjEPMXdH0KE/s320/DSC_0024+1.JPG" width="320" /></a><br /><span style="font-size: x-small;">fitbitは私にはキビシかった(´・ω・`)</span></div><p></p><div dir="auto" style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 15px; white-space: pre-wrap;"><span><a name='more'></a></span>ランニングやウォーキングの短時間のみ装着していたりしたが、他の腕時計では何ともないので、もうこれは皮膚との相性の問題みたいなものだろう。</div><div dir="auto" style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 15px; white-space: pre-wrap;">残念だが、Garmin VENUに買い替えた。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjRJSl44o2AcEmRZDgAt3dMcIY0LAeFkG0o5haOtTD7fm982xGoxl9EVCfoC-3PHaMb4-FGYSPhk1OF2NXSEq6T8XWPcCGEMt8bJ1TBXSw9Sf5ZeQZV-gozL1mag9GecyTtI2W7Vh0us9c/s2048/DSC_0025+1.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1536" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjRJSl44o2AcEmRZDgAt3dMcIY0LAeFkG0o5haOtTD7fm982xGoxl9EVCfoC-3PHaMb4-FGYSPhk1OF2NXSEq6T8XWPcCGEMt8bJ1TBXSw9Sf5ZeQZV-gozL1mag9GecyTtI2W7Vh0us9c/s320/DSC_0025+1.JPG" width="320" /></a><br /><span style="font-size: x-small;">Garmin VENU</span></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;"><br /></span></div><div dir="auto" style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 15px; white-space: pre-wrap;">性懲りも無くまたスマートウォッチなるものに手が伸びた。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj4KPhjjZqN3du18Rc3ABFd5z1tanu1oelsmDB_Yuo_0VasNiwbikP38rLoaOLGjmx-M-lov8sMPAPkAO4oPCFGhy0_zmo23eMza4N7hknsHN0InnoYVbCH7ID_nWX5GMVU3neXwOw-jU0/s2048/DSC_0026+1.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1536" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj4KPhjjZqN3du18Rc3ABFd5z1tanu1oelsmDB_Yuo_0VasNiwbikP38rLoaOLGjmx-M-lov8sMPAPkAO4oPCFGhy0_zmo23eMza4N7hknsHN0InnoYVbCH7ID_nWX5GMVU3neXwOw-jU0/s320/DSC_0026+1.JPG" width="320" /></a><br /><span style="font-size: x-small;">文字盤のデザインは好きなように変えられる(*´ω`*)</span></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;"><br /></span></div><div dir="auto" style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 15px; white-space: pre-wrap;">もちろん主には体の状態の記録だが、おサイフ携帯にもbluetoothのミュージックプレイヤーにもなる。面白くていじりまくってる。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgZUDTAF-U-vE2SwfoRhxtsOiSlfkNKVv507U3Ulc9t1zrG3gOJrFppkdYRSDQkoTzQv7G17Rlnv_WuWwcFIqPPegH4yN0JL3sIyXBd_TrwzplfM7mLpQFbPmHskAOqWvvZE_NWIPyuWkE/s2048/DSC_0028+1.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1536" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgZUDTAF-U-vE2SwfoRhxtsOiSlfkNKVv507U3Ulc9t1zrG3gOJrFppkdYRSDQkoTzQv7G17Rlnv_WuWwcFIqPPegH4yN0JL3sIyXBd_TrwzplfM7mLpQFbPmHskAOqWvvZE_NWIPyuWkE/s320/DSC_0028+1.JPG" width="320" /></a><br /><span style="font-size: x-small;">見え張り用にこんなデザインも(;^ω^)</span></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;"><br /></span></div><div dir="auto" style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 15px; white-space: pre-wrap;">fitbitと違って残念なのは、コミュニティが参加し難く面白くもなさそうなことと、バッジやトロフィーが可愛くない。この点では大いにモチベーションダウン。fitbitコミュニティを継続してもいいのだが、うーん、て感じ。</div><div dir="auto" style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 15px; white-space: pre-wrap;">またしても余計な遊びのガジェットを購入してしまったバカな自分だが、継続できることを望む(自分に)</div><div dir="auto" style="background-color: white; color: #050505; font-family: "Segoe UI Historic", "Segoe UI", Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 15px; white-space: pre-wrap;">( ´ ・ω・`)</div>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-52789077392849964512021-02-01T16:35:00.006+09:002021-02-03T07:48:58.604+09:00ランニング開始より2ヶ月<p> fitbitを腕に付けて走ること2ヶ月弱。全然大したことないペースで週に4~5回、夜に走り続けている。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgHG7hAKE9qpMWHJhjpeTaS4e5Azw3y8ZONTzdBl4SypBDjIVYJemLTKcZCcgDCnbmvRuwxaYwRAkcuL6jwP7R8DbK6LBvCXpodY7az2zg1GDsF8eigh3GqvVw_34WeLddxSf7wwTlXTtc/s1199/20200130.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="418" data-original-width="1199" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgHG7hAKE9qpMWHJhjpeTaS4e5Azw3y8ZONTzdBl4SypBDjIVYJemLTKcZCcgDCnbmvRuwxaYwRAkcuL6jwP7R8DbK6LBvCXpodY7az2zg1GDsF8eigh3GqvVw_34WeLddxSf7wwTlXTtc/s320/20200130.png" width="320" /></a><br /><span style="font-size: x-small;">遅ーい(´・ω・`)</span></div><p>我が家は結構な郊外にあって、走るのは街道(めちゃ車少ない)より1本引っ込んだ裏道なので、車はおろか約50分のランニング中ですれ違う人も皆無といっていい。実際、犬の散歩の人が1人か2人、それすらいなかったりする。<br />それほど夜遅くに走るわけではないが、街灯すら無い場所が多く、腕に点滅するLEDを付けて走っている。<span></span></p><a name='more'></a><p></p><p>fitbitは色々な事を教えてくれる。ランニングやウォーキングでは地図上のGPSログを始めとして、ペース、標高差、心拍数変化など実に多彩なデータを収集して分析してくれる。<br />更に、寝ている時の状態の詳細や、食事、水分摂取、体重推移、などなど、管理できるデータは非常に多い。</p><p>が、自分にはそこまで必要はなかったようだ。</p><p>最初は面白くて様々なデータを記録していたが、睡眠状態など結構色々な事が分かりはしたものの、「良い睡眠」とは分かっても自分ではどうにも出来ない部分が多いし(つまり寝ているだけ)、在宅勤務で家の中をうろうろしている歩数までカウントしてもらってもしょうがない。</p><p>あくまで、定量的な運動を続けるためのアイテム、何km走ったか、どんな走り方だったのか、など、興味を引いてくれれば文句はない。<br />放っておけば増え続ける体重と体脂肪に危機感を覚えさせ、運動を続ける意欲を継続させて欲しいためのアイテムなのだ。</p><p>だから、最初は1日中腕にはめていたfitbitも今はランニングやウォーキングの時だけになった。<br />水分摂取量が記録できるので、これもなるべく1日に2L飲むことを目標にしている。休みの日など案外飲んでいないことが分かる。<br />あとは体重と体脂肪を記録しているが、これは2011年から記録し続けているのでfitbitにも記録していく意味は無いと思える。</p><p>webで情報を集めてみると、これらのフィットネストラッカーはアプリでコミュニティもあり、メーカーからはデータの詳細に基づいて、がんばりましょう、よくできました、こんなバッジを獲得しました、こんなトロフィーも獲得しました、と、メーカーからも他のユーザからも、もっと頑張れ、いい線いってる、などなど、様々な励ましが届き、そして多くの人がそれに疲れてフィットネストラッカーを外してしまう例も多いらしい。</p><p>別の問題もあった。<br />fitbitを初めて腕にはめ、1日中体の状態などを記録し始めてすぐに、手首が異常なほど荒れた。湿疹や発疹など散々なことになった。<br />自分でも驚いた。これまで金属でもナイロンでもゴムでも腕時計で手首がそんなことになったことは無かった。事実、登山の時はSUUNTO Vectorを着けっぱなしだし、仕事でスイス製自動巻きの金属時計を1日中着けていることもある。<br />fitbitだけが肌に異常をきたした。</p><p>そして、それを解決しようとして、このザマである。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjlOnFLa7vScA-VkKfDoRuRk6aQ3NPSxiiKhVEeLyzWcW7ZY29H8-QOcKf9WqWO-pSLdLn5JlosMlJyZO5EYRyJ6r8k2kwdju-k18kvU8kfHaP7WvJhH5TfA3D_IXZcJcbkCfRd6YqphEk/s2016/DSC_0015+1.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1512" data-original-width="2016" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjlOnFLa7vScA-VkKfDoRuRk6aQ3NPSxiiKhVEeLyzWcW7ZY29H8-QOcKf9WqWO-pSLdLn5JlosMlJyZO5EYRyJ6r8k2kwdju-k18kvU8kfHaP7WvJhH5TfA3D_IXZcJcbkCfRd6YqphEk/s320/DSC_0015+1.JPG" width="320" /></a><br /><span style="font-size: x-small;">ベルトの山・・・</span></div><p>好きで集めたわけではない。なんとか肌にトラブルを起こさないベルトを、と思ってとっかえひっかえ買いまくった結果がコレだ。<br />まったくとんでもない散財である。</p><p>とにかく今は、ランニングの時と、たまに出勤して仕事をする時のみfitbitをしている。<br />仕事の時はナイロンバンドに本体の電極を肌に強く押し当て過ぎないようにポリウレタンの本体カバーをしている。<br />ランニングの短時間と仕事の1日はこれで肌へのダメージを「軽減」出来る。<br />まったく、fitbitは健康に悪い?実はこれ、fitbitだけではなく、多くの常時装着するフィットネストラッカーで同じ問題が起きているらしい。</p><p>ともあれ、走った詳細を教えてくれるのは、継続していくのに大きな支えになってくれそうだと思う。距離を延ばしたり、コースを変えたり、同じコースで季節やコンディションに変化があったり、色々と面白い。</p><p>ただ、そうした自分の中で閉じた楽しさと、アプリの励ましやコミュニティでの共有に楽しさを見出す人々とは、やはり自分的には若干距離があるように感じる。<br />自分はコミュニティからはやがて離れていってしまうのかもしれない。</p><p>それでも走り出すきっかけを作ってくれたfitbitには感謝している。<br />長距離走なんか大っ嫌いだった自分が息を切らせて何kmも走るのが楽しいだなんて、思いもしなかった。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-53196543056137412862021-01-20T09:09:00.000+09:002021-01-20T09:09:37.909+09:00スチームクリーナー(安)<p> Amazonで安い中華製のスチームクリーナーを買った。3,999円。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgQxbsTmqsGtNK_3iSauFtJ8Dja0bpr8V6FXJX9BO5hxZfDKrdgr7gwmt7G6t-ze3EVpYWO6IUtyQfYK_JkQ-5F7RwHJqOnxh4FpLnAaQKoUA8zcKwqpw8igf44bz0gOtXS96xXqsZAgdk/s1500/714Yo0xDA0L._AC_SL1500_.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1500" data-original-width="1200" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgQxbsTmqsGtNK_3iSauFtJ8Dja0bpr8V6FXJX9BO5hxZfDKrdgr7gwmt7G6t-ze3EVpYWO6IUtyQfYK_JkQ-5F7RwHJqOnxh4FpLnAaQKoUA8zcKwqpw8igf44bz0gOtXS96xXqsZAgdk/s320/714Yo0xDA0L._AC_SL1500_.jpg" /></a><br /><span style="font-size: x-small;">布団のバッタ・・・??</span></div><p>いきなり使い始めたらちょっとプラスチック臭いというかゴム臭いというか、臭ったが、効果はなかなか。<br />レビューでは「すぐ壊れた」とか「いまいちきれいにならない」とかかなり低いが、愛犬の粗相したカーペットを掃除するには十分。<br />まあこの価格なら壊れてもそれほど惜しくないし。<br />とにかくスチームクリーナーはかなり使える、ということが分かったから良かった。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-44149730671723850632020-12-13T09:03:00.001+09:002020-12-22T08:23:25.760+09:00走る<p> 長引く在宅勤務で、それまで毎日往復20km走っていた自転車通勤もやらなくなり、決定的な運動不足が続いている。<br />このところじわじわと体重が増えてきていて、さすがに危機感を覚え、</p><p>「じゃあ走るか」</p><p>と思ってみた。<span></span></p><a name='more'></a><p></p><p>さすがに登山靴じゃ走れないし、かといってスニーカーも持ってない。ホントに着る物履く物にいい加減な男なので、新調することに。</p><p>まず八王子駅に行って、靴を物色する。選び方なんか分からないので店員さんに聞く。<br />すると、なにやら大袈裟なマシンでサイズやら体重の分散やら軽く走る際の加重のかかりかたやらを計測される。<br />そして靴。2万円なんて目ん玉飛び出るようなモノがおススメだったりするが、走った事なんてない初心者だし、続くかどうかも分からないので、適当に7千円くらいのものを選んでもらう。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgWnZ1AyZtQt01oTD_pnfRuFUWlJr5zJ3vjaln3uDH1iivLZ9qyVgB70RDyGfalumC5dyDytx1rXmwIS7845qC5JdeoGuC7feQulLO4LPUU9hSrLg1Cgt5ysuKtuwaW_rhOxwxorbGF04I/s970/WPESULP1.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="546" data-original-width="970" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgWnZ1AyZtQt01oTD_pnfRuFUWlJr5zJ3vjaln3uDH1iivLZ9qyVgB70RDyGfalumC5dyDytx1rXmwIS7845qC5JdeoGuC7feQulLO4LPUU9hSrLg1Cgt5ysuKtuwaW_rhOxwxorbGF04I/s320/WPESULP1.jpg" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">ニューバランスの安いやつ</span></div>それでも7千円なので、私の持っている靴では登山用を除いて最高級品になる。<div>衝撃を吸収するインソールも薦められたが、初心者だし、そんなに衝撃を受け続ける走りなんてできないと思うので、次の機会にした。が、体重が重くヤバそうであれば1万円出して買う。</div><div>ウェアはAmazonで安いやつを買った。3,380円の5点セット。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgiTANvaHqjaz219XZ_ZfYbGy_SSTF4SHqhOS1OolDSTzWSYjiK8e3uvFa5fCsO4yvGOb58dISqahuHxOPQ9GPg4H0-KXwhXFW3rBAB23tuWwiVNu-WRwQSDXpZVSum89ulQuiwpu7nOCs/s1100/61c7JfWN3sL._AC_UL1100_.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1093" data-original-width="1100" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgiTANvaHqjaz219XZ_ZfYbGy_SSTF4SHqhOS1OolDSTzWSYjiK8e3uvFa5fCsO4yvGOb58dISqahuHxOPQ9GPg4H0-KXwhXFW3rBAB23tuWwiVNu-WRwQSDXpZVSum89ulQuiwpu7nOCs/s320/61c7JfWN3sL._AC_UL1100_.jpg" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">これで3千5百円。安い。</span></div>やけに安いがどうだろうか。レビュー評価はそこそこ。<br /><div>そして、夜、走ってみた。<br />最初はマスクをしていたが、5分ほどで苦しくなり外した。初心者には無理である。<br />田舎の裏道で誰もいない。帰ってくるまで車1台とすれ違っただけで、全く歩行者を見なかったほどの田舎。</div><div>ポケットが何も無いので、スマホを手持ちで走った。Google Fitによると、6.01km。35分。時速5.5km/hらしい。<br />ランニングが5分/km、ジョギングが10分/kmらしいので、まあジョギングの類か。それでも止まらず歩かず走れた。</div><div>帰って来て玄関に座ったらフラフラだった。運動量がヤバい。</div><div>そして早くも筋肉が硬直する感じが。<br />風呂に入って、慌てて登山用(キャンプ用?)のサーマレストのマットを引っ張り出し、入念にストレッチをやった。</div><div>毎日晩酌をしてるが、飲む気がしなかった。こりゃいい。健康にいいぞ。</div><div>そして寝る前に、布団でもう一度ストレッチ。</div><div>朝起きたらそれでも肩甲骨の下あたりに違和感。腕を振っていた分だろうか。<br />そして、右足の付け根の軽い痛み。これは登山でよく経験しているので、慌てなかった。</div><div>まあ続くかどうかは分からないが、何もしないでいるとどんどん体がヤバくなっていくだろう。年齢も若くない、どころか、既に「老」の文字がはっきり見えているくらいなのだ。</div><div>10年ほど前、痛風を食らった。必死の思いで酒を控え(禁酒とは言わない)、食べ物に気を付けてカミさんにも迷惑をかけた。そこから医者に月1回通い、今でも続いている。<br />体重、体脂肪、血圧を毎日計っている。すると、多少の増減の状態が分かってきて、年単位で上がったり下がったりの様子も分かってきた。<br />そして、コロナ禍。<br />在宅勤務で急に体重が増えたりはしていなかったが、年を通して見ていると、それでもじわじわと増えてきている。ここ数ヶ月は顕著で、このままいくと確実に健康を害するまでになるのは文字通り数字が目に見えている。</div><div>だから、何か体を動かさなくてはならない。</div><div>体の状態をもう少し詳細に知りたいと思い、Fitbitも買った。今日、到着する。</div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEja9mJdLJa3MmVBw0sfg7iMJYY__fD_qlv6rjEgDqtvmGO5YkOwAWQGHic-ogkADzb6uvnE5qHcAn-T3P_yYqZXxo3G8lrK-sY59G8gtnS0HHDxaIpu1W91OFG50gtSV3sPqmKV1PwTUuA/s1047/611K0Jf%252BPmL._AC_SL1280_.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1047" data-original-width="795" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEja9mJdLJa3MmVBw0sfg7iMJYY__fD_qlv6rjEgDqtvmGO5YkOwAWQGHic-ogkADzb6uvnE5qHcAn-T3P_yYqZXxo3G8lrK-sY59G8gtnS0HHDxaIpu1W91OFG50gtSV3sPqmKV1PwTUuA/s320/611K0Jf%252BPmL._AC_SL1280_.jpg" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">Fitbit Charge4</div>直接は運動の状態を知りたいのが動機だが、睡眠や普段の状態も記録してくれるらしい。<br />もちろん、登山の記録にも使えるだろう。<br />高い買い物だが、役には立ってくれそうだ。<br /><div><p>不摂生な生活だが、多少は何かしないと、本当にヤバい事になりそうで、少しでも体を動かす習慣を身に付けたい。</p></div>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-67069077444888994552020-11-08T10:55:00.000+09:002020-11-08T10:55:10.777+09:00北アルプス縦走 槍ヶ岳・大キレット 4of4<p> day.5</p><p>AM2時、起床。<br />今日はアタックを予定するエリアは無い。涸沢を通り、横尾に戻ってのんびりキャンプする。<br />そのために早起きして早く出て、横尾に着きたい。午前中からお酒を飲む、というダメ男キャンプが目標だ。</p><p>とりあえずコーヒー。パックのレギュラーコーヒーが美味しい。山コーヒーは至福の時間だ。<br />そして、朝食をちゃちゃっと済ませる。どん兵衛きつねうどん。これは鉄板メニューで、どんな時でも美味しく、手早く食べられる。私の食料計画では最強の布陣に属するひとつ。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjfVZdHsnNRBLZ2Wix_Xcz39PeXaBUhIBNFS_GTrbuvBVttSyM6GE40jMZDOn8T7qQCZZa9f6HWEcWnYxTVUEQTTsWDogggLbbsMyaZtGKmRoJ5xU_sa_our37XwZjSSQBITQICLYlxFE8/s1920/66.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjfVZdHsnNRBLZ2Wix_Xcz39PeXaBUhIBNFS_GTrbuvBVttSyM6GE40jMZDOn8T7qQCZZa9f6HWEcWnYxTVUEQTTsWDogggLbbsMyaZtGKmRoJ5xU_sa_our37XwZjSSQBITQICLYlxFE8/s320/66.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">シェルター内は10度</span></div><p>朝食が済んだら、片付けをちゃちゃっと済ませる。<br />そして撤収。まだ暗い。夜明け前の白んできた風景が美しい。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgP7JXqcl1qpmv_8LyIxTvNlf1n2iHNNUmDgW2aKegd74KeQeroArgxNS2_VjqoZuWsqCNInYOYhoKBenX0MvE22VbnLkYIGVK_kaSx2xVzgeCAQI5drIGHuUoNjxGdwHwcpScPx9OnLsk/s2048/DSC_0391.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgP7JXqcl1qpmv_8LyIxTvNlf1n2iHNNUmDgW2aKegd74KeQeroArgxNS2_VjqoZuWsqCNInYOYhoKBenX0MvE22VbnLkYIGVK_kaSx2xVzgeCAQI5drIGHuUoNjxGdwHwcpScPx9OnLsk/s320/DSC_0391.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">さて、撤収しよう</span></div><p>AM5:00</p><p>全てちゃちゃっと済ませているつもりの割には起きてから3時間も経っている。まあ自分のペースなんてこんなものだろう。特別に面倒な何かがあるわけではない。ちゃちゃっとやってるフリをして、のんびりしてしまっているのだろう。<br />出発。5:17。もう周囲は明るくなっている。<span></span></p><a name='more'></a><p></p><p>まずは涸沢への下り。これがまた、なかなか手強い岩稜地帯の下りなのであった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjWi-XEymPxG2hkFpoDf7RpqFHV7xsIxSB_DXos-N1FWfHsMSdbBDLn6sUkALY3C4SytBiJdLBNENpKhl68YaCMSpMOq39bvMobqi0WROyyF_IAdpm6rp1SXzIwgNcr25qpJyviO3X0ptU/s1920/67.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjWi-XEymPxG2hkFpoDf7RpqFHV7xsIxSB_DXos-N1FWfHsMSdbBDLn6sUkALY3C4SytBiJdLBNENpKhl68YaCMSpMOq39bvMobqi0WROyyF_IAdpm6rp1SXzIwgNcr25qpJyviO3X0ptU/s320/67.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">うーん、キビシイ(´・ω・`)</span></div><p>クサリも頻繁に出てくる。ハシゴもある。<br />大キレットと同じ要領で慎重に下っていく。目の前に小さく見えている涸沢になかなか近づかない。</p><p>ようやくキビシイ岩場の下りを抜けて、広い斜面になっていく。とはいえ、決して歩きやすくはない。が、手を使うところはほんの少ししかなくなった。<br />涸沢を見ながら降りていく。</p><p>AM7:30<br />涸沢小屋に到着。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj0gjWPCn4bDEzp28rpU-xbsyIhPmQolYe4ydXok2p6fdJwOcfub8slXZTJgR-KnhfvptuW1Fq3PWY_n_iuyy1GZJUAx4D5IVuwThI573HjPtCI5wDN4lKkFyzrbiUu8sahXZFbfl5ZlaY/s1920/68.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj0gjWPCn4bDEzp28rpU-xbsyIhPmQolYe4ydXok2p6fdJwOcfub8slXZTJgR-KnhfvptuW1Fq3PWY_n_iuyy1GZJUAx4D5IVuwThI573HjPtCI5wDN4lKkFyzrbiUu8sahXZFbfl5ZlaY/s320/68.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">小屋。ヒュッテじゃなかった(´;ω;`)</span></div><p>動画には涸沢ヒュッテと表示してしまったが、ヒュッテはもっと奥なのであった。間違えた。申し訳ありません。</p><p>トイレ休憩。もちろん有料。<br />と、ここで速乾タオルをベンチへ掛けたまま、忘れてきてしまった。ああ・・・</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhwK7TRsxONpXbfDuWYiepwBJ7GWf_BhdQwjS51pJIA5Un4zNHCTpiIlsLJ4QZ_aWNtxbFa9r4mwu2YWSV4nbfOUQM_Utz3mIIn-iBZSN_ELQtPNAjtxcCYleCrrsYgwwGrCdmn_pyQrZA/s2048/DSC_0403.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhwK7TRsxONpXbfDuWYiepwBJ7GWf_BhdQwjS51pJIA5Un4zNHCTpiIlsLJ4QZ_aWNtxbFa9r4mwu2YWSV4nbfOUQM_Utz3mIIn-iBZSN_ELQtPNAjtxcCYleCrrsYgwwGrCdmn_pyQrZA/s320/DSC_0403.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">いつもは難民キャンプ状態の涸沢のキャンプ場。ガラガラじゃん・・・</span></div><p>30分ほど休憩して出発。キャンプ場を抜けると、樹林帯に入っていく。木陰で涼しい、ありがたい。</p><p>ここから横尾までは2時間ほどだ。</p><p>穏やかな木陰の樹林帯・・・と思ったが、足元が思ったほど歩きやすくはない。ここでぐきっとかいったら目も当てられないので慎重に歩く。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg_RlQw1X6F8FaF0Fzcopwl1xmwSPs8vdMlSUW4h6acEEcIonnp4tme2ZeVR1by7PxOlaHDoKf9cWwscoTB_2fsmaUhiIsXF-9gFy7augZbQYTY5PxWpvIRT8rqeM5ePboqgnmG-74KBQA/s1920/69.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg_RlQw1X6F8FaF0Fzcopwl1xmwSPs8vdMlSUW4h6acEEcIonnp4tme2ZeVR1by7PxOlaHDoKf9cWwscoTB_2fsmaUhiIsXF-9gFy7augZbQYTY5PxWpvIRT8rqeM5ePboqgnmG-74KBQA/s320/69.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">樹林帯。涼しい(*´ω`*)</span></div><p>緩い斜度がしばらく続き、下りが少しづつ急になってくる。<br />しばらく九十九折れっぽい下りを行くと、渓の音が聞こえてきた。<br />そして渓流へ出る。かなり大きな川に見えるが、ここは横尾谷という短い谷に流れる短い渓流だ。この時は水量は豊富だった。</p><p>ちょっとザックを下ろしてペットボトルへ水を補給。すぐに出発する。<br />横尾谷にかかる本谷橋を渡る。結構長く細い吊り橋だ。<br /></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhjRHR1vvvQDcS5KhB8dXRX32AQgPrZPklofNFxzaW2ZHEBj-tl-J1ceHW6g4kXzT0DhQvXJ3kFODWM2s6aJVk91YAWvZ0nJzbe9mz70yca2FdCjtul8xsEhH_eKTos7l8fHEZVwQ0Mwro/s1920/70.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhjRHR1vvvQDcS5KhB8dXRX32AQgPrZPklofNFxzaW2ZHEBj-tl-J1ceHW6g4kXzT0DhQvXJ3kFODWM2s6aJVk91YAWvZ0nJzbe9mz70yca2FdCjtul8xsEhH_eKTos7l8fHEZVwQ0Mwro/s320/70.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">そんなに揺れない</span></div><p>渡った先を右へ折れると、横尾へ続く穏やかな山道だ。</p><p>この先は多くの登山者が反対方向へ歩いていった。おそらく涸沢へ向かう人々だろう。挨拶を交わしながら行違う。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgy0dJq_ee3ocMxLfGfe9nm-yeHx31WaZbhwd25o0uyyy1Fgf0j7LK0m6lB0RudAuTsMI0Wmx1arl3vLk6uyGvZJxh0VC5S_YP5b3ibMVbNLUdLKNizIxEnWes4inUYTg6uqUMkoz9Lj9k/s1920/71.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgy0dJq_ee3ocMxLfGfe9nm-yeHx31WaZbhwd25o0uyyy1Fgf0j7LK0m6lB0RudAuTsMI0Wmx1arl3vLk6uyGvZJxh0VC5S_YP5b3ibMVbNLUdLKNizIxEnWes4inUYTg6uqUMkoz9Lj9k/s320/71.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">こんにちは~(*´ω`*)</span></div><p>10:45</p><p>立派な横尾大橋を渡って横尾山荘に到着。<br />来た時と同じ要領でテント泊の受け付け。<br />そして、同じ場所に泊まる。</p><p>とりあえず、何もかもザックから引っ張り出し、広げられるものは全て広げ、お日様に晒す。<br />しばらくしてトミカのピクニックシートを適当な木陰に敷き、昼食の準備。<br />シェルターはまたしても組み立てて日の当たる場所に干しておいた。</p><p>そして、山荘にフラフラと向かう。ビールを自販機で買うのだ。<br />もちろん、スキットルにアーリータイムスは入っている。が、なんとなくビールを「買って」飲みたい。<br />普段ビールは飲まないし、なんでなんだろうか。500mlを1本買った。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi34Xa0hxX7orGUQhUptWZ5NzvXuhTQhRyWKNV1EueZu6QrVMDBQXSllfua_Nj8z1UgfrTy_Q-aPunF0l_PCpmGA274aafs65EA6TXn0OD7rsmnDvQsVLi3Ti8MgkzHLFNxQdAJ_25UACE/s2048/DSC_0412.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi34Xa0hxX7orGUQhUptWZ5NzvXuhTQhRyWKNV1EueZu6QrVMDBQXSllfua_Nj8z1UgfrTy_Q-aPunF0l_PCpmGA274aafs65EA6TXn0OD7rsmnDvQsVLi3Ti8MgkzHLFNxQdAJ_25UACE/s320/DSC_0412.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">ビール。槍ヶ岳山荘で買ったお菓子もある</span></div><p>これで食料自給率は98%に低下した。</p><p>11:30<br />お昼。別に豪勢にいこう、とは思わない。が、満を持して、カップヌードルカレーを食べる。<br />お湯を沸かして3分待つだけだ。<br />しかし、ビールを飲み、カップヌードルカレーを食べ、ビールがなくなったらスキットルのアーリータイムスを飲む。<br />至福の時間だ。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjTXAoj3Wyg8ata8LVwirSg6PHGeLVENrAou69jnCoQkxCts7L8APAzS-AWMr5anveMSw4MqhDK8uQef_8AW6cbYVNMqwnvwzRmjUsuUwO6wMw-AZvIdKiCoZTM67PoppusJauzENjc7SI/s1920/72.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjTXAoj3Wyg8ata8LVwirSg6PHGeLVENrAou69jnCoQkxCts7L8APAzS-AWMr5anveMSw4MqhDK8uQef_8AW6cbYVNMqwnvwzRmjUsuUwO6wMw-AZvIdKiCoZTM67PoppusJauzENjc7SI/s320/72.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">んまい~(*´ω`*)</span></div><p>カップヌードルカレーを食べ終わって、余った行動食を肴にまだ飲む。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjKti1zGSAGFjnYLCXWrPn-d6o9VOUI4GLA1srCqB_x5A1LYWhD8U4RiFw1XYeHUd0cUZ40ysefA086oenwtAm6C_O-ZVDLRguh0bWL6y4yq8aqSNEcKyudVvxEtb1o2Dj_KxGB-dvGjqs/s2048/DSC_0414.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjKti1zGSAGFjnYLCXWrPn-d6o9VOUI4GLA1srCqB_x5A1LYWhD8U4RiFw1XYeHUd0cUZ40ysefA086oenwtAm6C_O-ZVDLRguh0bWL6y4yq8aqSNEcKyudVvxEtb1o2Dj_KxGB-dvGjqs/s320/DSC_0414.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">スキットルのアーリータイムス。結構余った</span></div><p>しかし、完全に酔っ払う前に、シェルターを所定位置に据えてペグダウンし、エアマットを入れ、枕を入れ、シュラフをスタンバイ。そして残りの荷物を何もかもシェルターに放り込んだ。</p><p>そして適当な石に腰かけて、スキットルのバーボンを煽る。<br />なんてダメ男なキャンプなのでしょう。<br />しかしまあ、最終日なのでいいのだ。いい加減に酔っ払ってシュラフに潜り込み、シェルターの入口をネットにして寝てしまった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEir07hohlRpjshfxRJYlrnq2spzz5B8OFro_R77r0YB-0yfHO08VFjkjwxoKDUzOnBeTGhzIqtEiAi7PTiKCqcD0uXxWz353tWR7-JjGav8LZUItkGg9-gDG_x0hbdZ7FNNHdG8OSCSZb0/s1920/73.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEir07hohlRpjshfxRJYlrnq2spzz5B8OFro_R77r0YB-0yfHO08VFjkjwxoKDUzOnBeTGhzIqtEiAi7PTiKCqcD0uXxWz353tWR7-JjGav8LZUItkGg9-gDG_x0hbdZ7FNNHdG8OSCSZb0/s320/73.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">帰ってきたヨッパライ</span></div><p>気が付いたら夕方、くらい?</p><p>びびってストレッチは入念にやっておいたので、筋肉痛はまあ大丈夫だろう。<br />最後の夜の宴にしよう。とはいっても、最後はお茶漬け。なんとなくこれで締めたかった。特に理由はないかも。<br />ただ、炊き立てのご飯でやったものだから、熱いのなんの。さっぱりして美味しかった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhfaOmzfO-Vzlnl9a3YELUjSm6qtI4FXws2oy3sjxIEVzK2k3twNDvDkwfYbC6p1LmczQm7cwIfz22R1YIYmP8lxvVPwIRBTcgniuZsy3cGpXe4ZC8jgtXkVxcXQmtEVbDU5yFmFBXpHcU/s1920/74.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhfaOmzfO-Vzlnl9a3YELUjSm6qtI4FXws2oy3sjxIEVzK2k3twNDvDkwfYbC6p1LmczQm7cwIfz22R1YIYmP8lxvVPwIRBTcgniuZsy3cGpXe4ZC8jgtXkVxcXQmtEVbDU5yFmFBXpHcU/s320/74.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">お茶漬け</span></div><p>そして、さっぱりお茶漬けさらさらで締めたにも関わらず、寝る前に残ったチョコでバーボンなんか飲んでしまう。<br />どうしようもないな。(´・ω・`)<br />20:44就寝。明日は帰ろう。</p><p>day.6</p><p>AM6:45<br />起床。目覚ましを掛けなかった割には早起きだったかもしれない。<br />のんびり起きてコーヒーを飲む。</p><p>8:30、朝食。<br />シェルターを乾かそうと思い、外に出る。荷物も全てそこらに広げておく。<br />シェルターは日の当たる場所に置いた。</p><p>トミカのピクニックシートで朝食。マルちゃんのワンタンスープ。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjskl12G8mgxF8r8pwNdf5EkV7nKaDy6u3CC_z1x_YUDjnrY45xGDG4rNtwctPGm7lCPaI7PIQbAgFYHHnHR-25PwlSDVpydcrybdolAVNee-68PXzxM4LxvfNbdDCNYtUkBYDMPRPRomE/s1920/75.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjskl12G8mgxF8r8pwNdf5EkV7nKaDy6u3CC_z1x_YUDjnrY45xGDG4rNtwctPGm7lCPaI7PIQbAgFYHHnHR-25PwlSDVpydcrybdolAVNee-68PXzxM4LxvfNbdDCNYtUkBYDMPRPRomE/s320/75.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">マルちゃんのワンタンスープ</span></div><p>これも定番化しているかもしれない。いつでも美味しく食べられる逸品。</p><p>10:05<br />出発。上高地までは3時間ほど。梓川沿いのアップダウンの無い道で、路面もほぼ真っ平らだ。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhThBdR-3qxka6oMSIxO6Pm4fSY9eF-bJFzfgm95EhxNsHHkhj0ZxKDCfWXCTEmkbh2o_VhGHY7PWsHsSJLODq2OjDCZCS6c24U81YKb84-cZ80gpdEagdRW8NewCgrnZAoiRifU2-lIcI/s1920/76.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhThBdR-3qxka6oMSIxO6Pm4fSY9eF-bJFzfgm95EhxNsHHkhj0ZxKDCfWXCTEmkbh2o_VhGHY7PWsHsSJLODq2OjDCZCS6c24U81YKb84-cZ80gpdEagdRW8NewCgrnZAoiRifU2-lIcI/s320/76.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">のんびり3時間</span></div><p>急ぐつもりも無い。バスの時間は、着いてお帰りモードを整えてから決めればいい。<br />のんびり歩いていく。<br />上高地に近づくにつれ、ほぼ手ぶらの観光客の方々も増えていく。</p><p>13:10<br />上高地バスターミナルに到着。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi5T7XUVhKzrXWUQxIRc6SZQCBcohdgWL3aVf_URR1pWThRwidawxDiCPOMl1ddPkrp1Px7H0YOf57V6g6F7NYRIVkL0MbW4WTEpI_jIzWqgVB05mmkquMH2cxA_IP6ShBdMXMVVNT-CTc/s1920/77.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi5T7XUVhKzrXWUQxIRc6SZQCBcohdgWL3aVf_URR1pWThRwidawxDiCPOMl1ddPkrp1Px7H0YOf57V6g6F7NYRIVkL0MbW4WTEpI_jIzWqgVB05mmkquMH2cxA_IP6ShBdMXMVVNT-CTc/s320/77.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">戻ってきた</span></div><p>木のテーブルにザックを下ろし、ベンチに座る。<br />横尾で水で頭を洗ったが、ドライシャンプーで再び洗う。アロマの香りがいい。<br />おサイフ、スマホ(充電済み)、イヤホン、マスクなどをサコッシュに入れる。<br />そして、Goproをはじめ撮影機材一式はザックの中へ。<br />念のためトイレに行き、さてバスの時間は、と見てみたら、ちょうど来ていた。<br />チケットを買い、新島島行きのバスに乗り込む。</p><p>山行は終わった。<br />予定外の一泊と出費はあったが、概ね予定通り、と思っていいだろう。<br />そして、予備日を設けていたことにほっとした。<br />いつも必ず上手くいくとは限らない。途中で中止にすることだってある。<br />今回は、期待していた行程を全てこなすことができ、そして期待以上の景色を色々と見る事のできた、素晴らしい山旅だった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjA83bwhZE-sAJxmow-4k0RzW5wCJGJnETwERiZHoopItTlCTn787bT1mQFQkpJ2io89wS4Y54TcERV9S5iqeNY3ya4MD3WVA2IZp1rUj6ONCuU8gKbZ3rfmF7PG2WefVJzsAw-lmizpFY/s2048/DSC_0429.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjA83bwhZE-sAJxmow-4k0RzW5wCJGJnETwERiZHoopItTlCTn787bT1mQFQkpJ2io89wS4Y54TcERV9S5iqeNY3ya4MD3WVA2IZp1rUj6ONCuU8gKbZ3rfmF7PG2WefVJzsAw-lmizpFY/s320/DSC_0429.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">松本駅で買ったコーラ。至福</span></div><p>終わり</p><p><br /></p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-29349878067773273632020-11-07T21:24:00.000+09:002020-11-07T21:24:44.064+09:00北アルプス縦走 槍ヶ岳・大キレット 3of4<p> day.4</p><p>AM2時起床。風が強い。<br />コーヒーはパックのドリップ。手軽にレギュラーコーヒーが飲めておいしい。<br />再びお湯を沸かして、朝食。スピード重視でどん兵衛天ぷらそば。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjij35TZW-v2kQhWABKOAAYjBe4oeTpurhTtuNp8EMbKDN4RibgbnLv0bbnDqj8WBYBYRyxVcQ0w3seXwhKgBR9iMDRdqAxAliBqkEwZp-EPreKzwHIm2__4TZNNjOs9Ah56OIQLxPSJ-4/s1920/32.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjij35TZW-v2kQhWABKOAAYjBe4oeTpurhTtuNp8EMbKDN4RibgbnLv0bbnDqj8WBYBYRyxVcQ0w3seXwhKgBR9iMDRdqAxAliBqkEwZp-EPreKzwHIm2__4TZNNjOs9Ah56OIQLxPSJ-4/s320/32.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">あれ・・・おかしいな(´・ω・`)</span></div><p>カップ麺のままはとても持ってこれないので、バラしてラップに包んで持ってきたが、開ける時にぶちまけてしまった。必死に拾い集めてゴミ用ZIPLOCKへ。もったいない。</p><p>と、思わぬことが起こった。どん兵衛天ぷらそばがいまいち美味しく感じられない。<br />これだから登山は怖い。1~2泊なら絶対に間違いない鉄板アイテムが・・・こんなことがある。<br />恐らくは疲労のせいだとは思うが、高地であることや、様々なことが重なっているのかもしれない。<br />それでもいつもはレギュラーの座を獲得しているどん兵衛天ぷらそばであるから、普通に食べられた。別のメニューだったら食べられなかったかもしれない。<span></span></p><a name='more'></a><p></p><p>検温、足指のテーピング、などをうだうだとやっているうちに、出発予定時刻が迫ってくる。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjUe34KevJRDdjtDdeKZ1F-NedDkTapUSLVx1bX0DIsGfyVXIGYd1XKiL2aQru2Vd5SDXhWbNWTRgCDh4npfOe7Yfezoj_hW-FAO9FaSZsvDsW86MjQBpYudQEjmTLbYpi7HQL1Ggu8Xd0/s2048/DSC_0263.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjUe34KevJRDdjtDdeKZ1F-NedDkTapUSLVx1bX0DIsGfyVXIGYd1XKiL2aQru2Vd5SDXhWbNWTRgCDh4npfOe7Yfezoj_hW-FAO9FaSZsvDsW86MjQBpYudQEjmTLbYpi7HQL1Ggu8Xd0/s320/DSC_0263.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">未公開映像、だったりします</span></div><span style="font-size: x-small;"></span><blockquote><span style="color: #2b00fe; font-size: x-small;">この右足の指に被っているものは、シリコンのキャップでテーピングの代わりになります。<br />今回使ってみて、3~4時間程度なら問題なく使えました。<br />ただ、結構蒸れるのでそれ以上は、ずれたり、指の皮が湿気と圧迫でダメージになったりするかもと思いました。(個人の感想ですが)</span><div><span style="color: #2b00fe; font-size: x-small;">3~4時間程度であまりキビシクない山行ならば、面倒くさいテーピングの代わりになるのでいいのでは、と思いました。そう、テーピングは面倒臭いのです・・・。</span></div></blockquote><div><p>撤収のザックパッキングをして、テントサイトのでかい木の札を返しに行く。</p><p>札を返して一夜の宿のお礼を言い、外に出たらちょうどご来光の時間だった。多くの人が昇ろうとしている太陽にスマホやカメラを向けている。<br />ふと槍ヶ岳を見ると、斜面のそこここに御来光登山の人たちのヘッドランプの明かりが見える。槍ヶ岳にナイトで登るなんて、凄い人たちだ。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh91BDRBaQYNMcpQ73uXNX2pH6NK-TSZ5MGdl5Upjn-ulPP2qMPaZ19HicadUY7bYZ3yW9T30wtSu6bykFA_kiDkbg0PeSzaUS8EoGW2bDXSwk9KVzeJ3UHUORVV8Y5L3hrUyQKqI82brs/s1920/33.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh91BDRBaQYNMcpQ73uXNX2pH6NK-TSZ5MGdl5Upjn-ulPP2qMPaZ19HicadUY7bYZ3yW9T30wtSu6bykFA_kiDkbg0PeSzaUS8EoGW2bDXSwk9KVzeJ3UHUORVV8Y5L3hrUyQKqI82brs/s320/33.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">日の出。左の急峻な山肌は槍ヶ岳</span></div><p>そして私も、普段はそんなことをやらないのに御来光にスマホを向けていた。</p><p>日の出の最も気温の低い時刻のせいもあるが、とにかく風が強くて寒い。レインウェアの上下を着こみ、フードを被った。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj7GV7S4nWKbeTw6emDrIxaFlVp_6dZo2t3J-h9sYWxXDmPum1pBWZisCuEq-bPYdQ6oS386kyvS9wQ3bdSqPbYlSnnHnrxZ-7aEryVVRjipnviCfoMXF0JF5uhoo7YdjC5TDQQwR7BnjQ/s1920/35.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj7GV7S4nWKbeTw6emDrIxaFlVp_6dZo2t3J-h9sYWxXDmPum1pBWZisCuEq-bPYdQ6oS386kyvS9wQ3bdSqPbYlSnnHnrxZ-7aEryVVRjipnviCfoMXF0JF5uhoo7YdjC5TDQQwR7BnjQ/s320/35.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">あまりに寒くて自撮り</span></div><p>そして、南岳方面へ歩き出す。今日はその先の大キレットを超えて、北穂高小屋へ向かう。</p><p>槍ヶ岳山荘を後にすると、さっそく北側斜面へ入り、より一層寒さを感じるようになる。<br />ただ南岳までは稜線の上を歩くので、斜面は北だったり南だったりする。<br />大キレットまでは大喰岳、中岳、南岳を経由していく。いずれも3千mを超える標高だ。<br />概して歩きやすい稜線ルートだが、この標高の岩稜帯であり、ハシゴやクサリも普通に登場し、かなり高度感のある攀じ登るポイントも多い。<br />南岳小屋まではおよそ2時間半かかる。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhLcHrWshuYAyJNEP5riMQEfFctds9Ak94S1Mrc2aZV_re3X8FKQIBN1AcZPWyNiIgIfXuJIQPQ1cJT21-ilnPoVbOAg05nAlAnmgUnrvKD24GplnnTMRYodUH9gh_yJNhLIOCIh5rzHBI/s1920/36.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhLcHrWshuYAyJNEP5riMQEfFctds9Ak94S1Mrc2aZV_re3X8FKQIBN1AcZPWyNiIgIfXuJIQPQ1cJT21-ilnPoVbOAg05nAlAnmgUnrvKD24GplnnTMRYodUH9gh_yJNhLIOCIh5rzHBI/s320/36.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">容赦ない箇所も多いのよ</span></div><p>斜面は北側で震えたり、南側で汗をかいたりで忙しい。そしてちょうど半分、というところも多く、右肩ばかり冷たくなり(北向き)、左肩と顔の左半分が暑いなんてヘンテコな状態も多かった。</p><p>一か所、比較的斜度のマシな平たい岩稜地帯でコースから外れる。<br />次の〇印が見当たらず、踏み跡とYAMAPのGPS地図を拡大して進んだが、見事に間違えた。</p><p>そういえば剱岳アタックの動画をアップした際、序盤に道を間違えたことに批判が来ていた。<br />すぐ上に〇印があるのに間違えるようでは、もう山に登らないほうがいい、と。<br />これだけ登山を繰り返していても〇印を見落とすこともあり、見落としたからこそ踏み跡の明確な直進へ行ってしまったのであり、その直進方向には×印などの明確なNGの印は無く、踏みこんだ異なる斜面も登攀可能な比較的緩斜面で事実登れ、どうやら旧登山道だったらしい、という理由から間違えてしまった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEis176ZX1pTPLhShAtwmUtYU91rGCyumg5X3GZMTU70MbO_hBDti02GfRcn5V5st5iSCBpBmdZN2moSK-Vd7D3jg1NRXwmv9ySRCQhNv774JphKIXgMZpLaZ8X_N8gAsCrQNfUr91RjqIQ/s1443/37-1.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="816" data-original-width="1443" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEis176ZX1pTPLhShAtwmUtYU91rGCyumg5X3GZMTU70MbO_hBDti02GfRcn5V5st5iSCBpBmdZN2moSK-Vd7D3jg1NRXwmv9ySRCQhNv774JphKIXgMZpLaZ8X_N8gAsCrQNfUr91RjqIQ/s320/37-1.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(剱岳)どう見ても真っすぐに見える</span></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;"><br /></span></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEguCOfA8WUIFCQSqK1khnoBKEb-IdD901Mu-HLb6ovJeAiBqPRDSYISNBHOZqK2WmFr2tr0NBsKuHL_w0wPHFmoP3JaPiXpy32qdtL004WrPxJzB9OST4jr1vzyTzoq7ZTp-7p0nbbrL4Q/s1447/37-2.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="811" data-original-width="1447" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEguCOfA8WUIFCQSqK1khnoBKEb-IdD901Mu-HLb6ovJeAiBqPRDSYISNBHOZqK2WmFr2tr0NBsKuHL_w0wPHFmoP3JaPiXpy32qdtL004WrPxJzB9OST4jr1vzyTzoq7ZTp-7p0nbbrL4Q/s320/37-2.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">(剱岳)まさかこっちに行くとは思わない、初見殺し</span></div><span style="text-align: left;"><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="text-align: left;"><br /></span></div>間違えた事については私に非があり、それは危険な状態に陥る恥ずべき出来事である点は否定しない。その恥を晒して、動画を見る人の参考になれば、と己の馬鹿を晒したわけだ。</span></div><p>しかし、批判はともかく、他者を傷付ける表現はいただけない。<br />こうしていじめは・・・・ではないが、世の中には他者を傷付ける事に気付かないタイプの人もいて、こうしてYoutubeや他の情報発信をしているとたまにそのテの人に出くわすことがある。<br />私個人への攻撃はまあ発信者の宿命としてもしょうがないが、そのコメントは多くの人の目に触れる。それは情報発信の管理者としては看過できない。<br />当初(20世紀だよ!)、それも意見のひとつだと放置してたことはあったが、こういう人は繰り返し攻撃性を発し、その目に触れる他の人をも巻き込んで負の渦巻きが増大していく。それに本人は気が付かなかったりしている。<br />残念だがコメント非表示やブロックで対応するしかなかった。<br />幸いなことにYoutubeの非表示やブロックは仕組みがちょっと変わっていて、やや「甘い」ところはあるものの、作者や視聴者、そして問題の投稿者本人も含めて、極めて有効な効果を持っている。<br />残念だがそういう対応をせざるを得なかった。</p><p>・・・しかし、そんな残念な出来事を自分のコミュニティBBSで愚痴ってしまう間抜けな自分を、ここでまた晒すのであった。</p><p>閑話休題。<br />若干ウロウロしたものの、中岳、南岳を無事通過し、大キレットを目の前にした南岳小屋に着いた。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiOm93gX_9sH8YSTkUvG6Kp7bSM8kU4vP-E7XhRH8wt52GFlsuZjBiSetryan9MFuo-OPhxv_nDAtbAzMIgYancHxhBD_kAkETAU0ZGHf4Yu11rCqhH8Znsbb5E_jTGb9s7_vX6ONx4mqk/s1920/38.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiOm93gX_9sH8YSTkUvG6Kp7bSM8kU4vP-E7XhRH8wt52GFlsuZjBiSetryan9MFuo-OPhxv_nDAtbAzMIgYancHxhBD_kAkETAU0ZGHf4Yu11rCqhH8Znsbb5E_jTGb9s7_vX6ONx4mqk/s320/38.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">南岳小屋</span></div><p>ザックを下し、大休止。トイレと行動食、水筒(ペットボトル)の準備。</p><p>こちらから行けば、南岳小屋は大キレットの始点、北穂高小屋から来れば終点。<br />今回の山行の1大イベントの開始だ。</p><p>AM9:10<br />務めて冷静に、冷静に、「大キレット→」の立て札を超えて踏み込む。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgXp3WH6fW-I6ozZTojZ-E6WlEiR0BW-vLRYltJPuRYk1N8JL1WWXCxS29SanZpLVtUl0Mzs-b9aZf6Kze_vLzxjtFvtHle8MxiLDzkRfI8xViV51DCTmWjNAm8Z0S1vO1baYaLpi9ma0U/s1920/39.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgXp3WH6fW-I6ozZTojZ-E6WlEiR0BW-vLRYltJPuRYk1N8JL1WWXCxS29SanZpLVtUl0Mzs-b9aZf6Kze_vLzxjtFvtHle8MxiLDzkRfI8xViV51DCTmWjNAm8Z0S1vO1baYaLpi9ma0U/s320/39.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">大キレットはこちらです</span></div><p>いきなりザレた急斜面。先行者がいないか確認する。この斜面では慎重に下っても石を蹴飛ばす恐れがある。先行者がいたら危険だ。<br />幸い、今は転がった石や岩に当たる危険のある先行者はいないようだ。落石させないように慎重に下っていく。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjchitHzA7sPHj9XVjCHEAueR-Q7_NtrzQbr0D6_VmdbR-K3CdbjBeP7po-2Pua9L2pT88VIWSb9-6LrNktbAEuC4ozyUeoMGMoUQHc2OtE_WIXUr2lmBmneS6TMavueg6aW0q22rIrmdc/s1920/40.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjchitHzA7sPHj9XVjCHEAueR-Q7_NtrzQbr0D6_VmdbR-K3CdbjBeP7po-2Pua9L2pT88VIWSb9-6LrNktbAEuC4ozyUeoMGMoUQHc2OtE_WIXUr2lmBmneS6TMavueg6aW0q22rIrmdc/s320/40.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">簡単に落石する斜面</span></div><p>と、いくらもしないうちにクサリが現れる。ここには先行のグループが見えた。</p><p>最低でも同じピッチのクサリを掴まないように、と注意を払って見ると、なかり長いクサリらしい。<br />しかも、斜度が尋常じゃない。ほぼ垂直だ。<br />壁にへばり付き、クサリを頼りに下っていく。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgtVlak93DJ8z-rbPQFWBg2-ZLwPh227xUhekUr_PgIiPH3ZkzCFU13qhWoDSinyD1838u72UbXVDzFllOwn8AVg-q_oVm_fu2pbCk8q0XDe1NWAiiQQBxeQwUfEPU5tPmpwi8pBpdPFMI/s1920/41.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgtVlak93DJ8z-rbPQFWBg2-ZLwPh227xUhekUr_PgIiPH3ZkzCFU13qhWoDSinyD1838u72UbXVDzFllOwn8AVg-q_oVm_fu2pbCk8q0XDe1NWAiiQQBxeQwUfEPU5tPmpwi8pBpdPFMI/s320/41.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">ほぼ垂直の斜面</span></div><p>ようやく着地点が見えそうなあたりで、クサリが途切れる。その崖の淵にちょこんと見えるのは、ハシゴの先っぽだった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhlxugv1XVcaLqXYa3QeR_dgvLT6J0LpcDNhhiGAcd77VHfyWqtisfyB-55Mk-cTko4G5q_bE0IHVOqKSiRj6m3isjc4zjZg87veGebXOIiHcWmM3Q7yU_90_zUCbEXWtCSCKBM0mpdKaY/s1920/42.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhlxugv1XVcaLqXYa3QeR_dgvLT6J0LpcDNhhiGAcd77VHfyWqtisfyB-55Mk-cTko4G5q_bE0IHVOqKSiRj6m3isjc4zjZg87veGebXOIiHcWmM3Q7yU_90_zUCbEXWtCSCKBM0mpdKaY/s320/42.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">ハシゴ現る</span></div><p>急な斜面の途中で途切れたクサリから手を放し、岩を頼りにハシゴに辿り着く。</p><p>長大なハシゴではないが、7.5mの垂直なハシゴだ。<br />慎重に一段づつ下りる。</p><p>ようやく狭いが安定した足場に下りる。<br />先のちょっと広くなっているスペースに先行グループが休憩している。<br />今回は私の方が間違いなくペースが遅いので、グループの出発を待って後から行くことにした。<br />近くの岩に私も腰を下ろす。<br />と、そこへ後続の登山者が来た。<br />「こんにちは」声を掛けた私には答えず、登山者は休憩中のグループを追い越して先に進んでいった。<br />世の中には色々な人がいるし、私も登山中は「女性または熊じゃなければ挨拶なんかしない」と思っていたりするが、そのくせ極めてにこやかに「こんにちは~」を繰り返していたりしている。<br />いちいち「挨拶してくれなかった」なんて拗ねてられない。それならそれでいい。私と同じように偏屈な人なのかもしれない。会釈は返してくれたのかもしれない。<br />それでいいのである。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiSY39G1_vBzjid3piDGEPlgXuN0RaOkNdb0rK0xwwZO8n0E568mo7RO_B90b1bwj0xWoMgi-kzNkSvleXeWcT5G8Z_Ocs1Bb6s1mPXbeLCfhvjBwTqj9F_CS1wi-Bz3AU_kdzdtfmpnjE/s1920/43.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiSY39G1_vBzjid3piDGEPlgXuN0RaOkNdb0rK0xwwZO8n0E568mo7RO_B90b1bwj0xWoMgi-kzNkSvleXeWcT5G8Z_Ocs1Bb6s1mPXbeLCfhvjBwTqj9F_CS1wi-Bz3AU_kdzdtfmpnjE/s320/43.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">こんにちは~(*´ω`*)</span></div><p>さて、先行グループが出発する。私も離れて着いて行こうと思ったが、どうやらすぐそこの2段目のハシゴ(5m)で順番に下りているようだ。</p><p>少し待ち、私も下りていく。</p><p>このハシゴを下れば、「大キレット鞍部。比較的歩きやすい」部分に出るはずだ。<br />と思ったが、やせ細ったガラガラの細ーーい岩稜帯のブリッジだったりする。<br />ちょっとしたアップダウンも岩の上り下りが多い。<br />どうしてどうして、キビシイ鞍部、リエゾン区間なのであった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiptvi6hecuEml6HEUPEF-RJsbbiNjokMRZfhU57G-R-CrpeXMEsAMu4oXqrJBpMQGH47DyaaS8P79IPed1HAhtjhyUu6vCJDEkppvjY-23Y3k8BL-JTOONOhCEEH0s5QN-FKjMJaw4ZTU/s1920/44.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiptvi6hecuEml6HEUPEF-RJsbbiNjokMRZfhU57G-R-CrpeXMEsAMu4oXqrJBpMQGH47DyaaS8P79IPed1HAhtjhyUu6vCJDEkppvjY-23Y3k8BL-JTOONOhCEEH0s5QN-FKjMJaw4ZTU/s320/44.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">誰か、歩きやすい、って言ったか?</span></div><p>それでもここ大キレットでは、まだ平和な区間なのだろう。</p><p>少しづつ、長谷川ピーク、そして核心部の「飛騨泣き」に近づいて行く。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhgdx9thgRLhnhPkTJ8-eGUasBL1zvIoL-c-F_55dv2Vwu3SoKpDKekbX2jUc6h7EDxSMpcaCTabR6Ir9rvRXGGsRTQ6dXnwT3bNMor-WyYSWk2uazDTMbBzNUfkAYbZUyz3CW_CI5GBcc/s1920/45.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhgdx9thgRLhnhPkTJ8-eGUasBL1zvIoL-c-F_55dv2Vwu3SoKpDKekbX2jUc6h7EDxSMpcaCTabR6Ir9rvRXGGsRTQ6dXnwT3bNMor-WyYSWk2uazDTMbBzNUfkAYbZUyz3CW_CI5GBcc/s320/45.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">核心部の長谷川ピークと飛騨泣き</span></div><p>決して楽をさせてくれない鞍部を行く。繰り返し繰り返し、岩を登って降りる。<br />そして、長谷川ピークの麓に辿り着く。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiOmiGAItBzWsFEYO-IODHVvAqAvH7_4D_ILMZVWphwj4U5TaZlaLzy0r0CFqz73HWuQQqEB6titqHPaV4oVQokLgTJn_eep4Zzwz0CkSBv0BinIr5pRGo18ec7qJ0GCIcBDr4N4ILgVwY/s1920/46.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiOmiGAItBzWsFEYO-IODHVvAqAvH7_4D_ILMZVWphwj4U5TaZlaLzy0r0CFqz73HWuQQqEB6titqHPaV4oVQokLgTJn_eep4Zzwz0CkSBv0BinIr5pRGo18ec7qJ0GCIcBDr4N4ILgVwY/s320/46.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">さあ、長谷川ピークだ</span></div><p><span style="color: #2b00fe; font-size: x-small;"></span></p><blockquote><span style="color: #2b00fe; font-size: x-small;">「長谷川ピーク」の名は、昭和20~30年頃、この箇所で滑落し、奇跡的に助かって救助された法政大生の名に由来し、当時北穂高小屋の小屋番の間で使われていた名称らしい。岩に”Hピーク”とペイントされている。</span></blockquote><p></p><p>まずは長谷川ピークに取り付く。こちらの南岳方面から来ると、直線的な登りになっている。途中から手を使った岩場の上りになるが、まだそんなに難しくはない。</p><p>そして登り切ったところから、今度は急斜面の下りに入る。<br />こちらはとんでもない。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgUVMAhayFamomu0HZV0sDqcD1MZWipegOjME7xluZ-rYCdo3s5ynmJi242dy-IWOCg2KR3GG1YjKftdlGoQoIYP5MXtI787HfFXc4WQVeVMhEjTp-vM3NNaRKWriRgGbrDaBcRW3PyLuE/s1920/47.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgUVMAhayFamomu0HZV0sDqcD1MZWipegOjME7xluZ-rYCdo3s5ynmJi242dy-IWOCg2KR3GG1YjKftdlGoQoIYP5MXtI787HfFXc4WQVeVMhEjTp-vM3NNaRKWriRgGbrDaBcRW3PyLuE/s320/47.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">なんだよこれ・・・</span></div><p>ほぼ垂直の斜面の連続で、クサリやボルトを頼りに、クライミングの要領で下り、横に這い(トラバース)、ナイフの背を辿って、また垂直斜面を降りる。<br />この繰り返しだ。</p><p>先行グループは少し前を行っているはずだが、姿が見えない。つまり、この急峻な斜面にただ一人で取り付いている状況だ。<br />冷静さを保てないと、メンタルも相当にヤバいだろう。<br />私はこういう状況が好きなヘンタイだが、不安にかられるタイプの方は、間違いなくここで進退窮まる恐れがある。非常に危険なエリアだ。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjwD5f7QbuBSiIiG9CEGW8P58VzPDiEuezqr2pJkoDtE7udNe0PQ8iWpQ4kxRbm_vItAO69EirHCWCLs1Avhl-RZEehPDJ_spPK83u-ia7s-ob3bnHSf73N9koKLk2Do6xJd2CI4q3A2XI/s1920/48.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjwD5f7QbuBSiIiG9CEGW8P58VzPDiEuezqr2pJkoDtE7udNe0PQ8iWpQ4kxRbm_vItAO69EirHCWCLs1Avhl-RZEehPDJ_spPK83u-ia7s-ob3bnHSf73N9koKLk2Do6xJd2CI4q3A2XI/s320/48.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">この壁を辿って降りろ、と</span></div><p>垂直な斜面を辿って下り、上り、横に這い、しばらく行くとようやく少し平たいっぽい鞍部が出てきて、先行グループが休憩していた。ちょうと出発するタイミングだったらしく「よし!行こうぜ!」と大きな声が聞こえてきた。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiwiYd0MdLHfVcToeHm401hoacuPXPWdzszs46oCHMrSLhzc3NV1mpAs4eGEbrLE_jBWnex1wtRI7YWW8xhARm5kOzKd1jQp-o9ArXCcdJa1TuxgQ5FGdG8LO9QBmKsrqWdX9i0A6DKHo4/s1920/49.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiwiYd0MdLHfVcToeHm401hoacuPXPWdzszs46oCHMrSLhzc3NV1mpAs4eGEbrLE_jBWnex1wtRI7YWW8xhARm5kOzKd1jQp-o9ArXCcdJa1TuxgQ5FGdG8LO9QBmKsrqWdX9i0A6DKHo4/s320/49.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">先行グループ。若いなあ</span></div><p>自分も少し休憩する。が、Goproの電池交換程度で、この緊張の糸を途切らせたくはなく、そそくさと出発する。</p><p>出発するとさっそく急な斜面をよじ登る。草木が生えているが、引っこ抜ける可能性を考えると怖くて掴めない。<br />ようやく斜面の上に出ると、またしてもナイフの背を辿る尾根が出てくる。</p><p>慎重に、慎重に。</p><p>ここでは、次の一歩を疎かにすると、死ぬ。決して油断が出来ない。<br />だんだん高度感や斜面のクライミングに慣れてくるとはいえ、実はその「慣れ」が一番怖い。自動車の運転と同じで「大丈夫だろう」が最も危険な行動パターンだと考えていた。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhnPKJ1vDpqMIlCHRXjcB5YMHDvX4Dn0LnSdGmPWqF4oPfWbFEYwWkWyN6B78xHCig9Z2JcMYb5fnXeYkQtPpUEkEMZVOSv6mNKTPT7u4_H2G2875Zuxu5eMdYlJGjLRVfZtQEWEHTVyj8/s1920/50.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhnPKJ1vDpqMIlCHRXjcB5YMHDvX4Dn0LnSdGmPWqF4oPfWbFEYwWkWyN6B78xHCig9Z2JcMYb5fnXeYkQtPpUEkEMZVOSv6mNKTPT7u4_H2G2875Zuxu5eMdYlJGjLRVfZtQEWEHTVyj8/s320/50.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">だんだん高度感に慣れてくるのが危険</span></div><p>ここ、大キレットは事故も多い。次の右手を延ばした岩が掴み難く、しかし「大丈夫だろう」と右足を延ばして体重を移動したもののつま先をうまくかけられる場所が無くて、右手の掴み難いグリップに握力が耐えられず・・・・なんてことになったら一巻の終わり、人生終了なのだ。それが、ここでは切迫感をもって実感できる。</p><p>死を意識する。大袈裟ではなく、そんなエリアだった。</p><p>垂直の壁を下り、そしてまたナイフの背のようなとんがり尾根を辿る。<br />その先に、ようやくA沢のコルがあった。先行者の方が2名ほどいらっしゃった。が、私が着いたところでちょうど出立するタイミングだったようだ。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgeAcYmTA1JpcYmsK_fRJe9tZgCr_c9pU1Z_i2FdYRWmI6cdrfN-UMUJx2VnJblE432qJ4lZX7hCUHDu6clGRLDT7JME7L9xAfhImGfmZplMI3f4mB7e65K_aIqz6l21FbCNn2h5tEcyFo/s1920/51.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgeAcYmTA1JpcYmsK_fRJe9tZgCr_c9pU1Z_i2FdYRWmI6cdrfN-UMUJx2VnJblE432qJ4lZX7hCUHDu6clGRLDT7JME7L9xAfhImGfmZplMI3f4mB7e65K_aIqz6l21FbCNn2h5tEcyFo/s320/51.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">A沢のコル。ちょっとほっとする</span></div><p><span style="font-size: x-small;"></span></p><blockquote><p><span style="color: #2b00fe; font-size: x-small;">コル<br />尾根上のピークとピークの間の標高が低くなった箇所 </span></p><p><span style="color: #2b00fe; font-size: x-small;">ヤマレコより引用<br />https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/word.php?wid=95#:~:text=尾根上のピークと,が低くなった箇所。</span></p></blockquote><p><span style="color: #2b00fe; font-size: x-small;"></span></p><p>11:30</p><p>とりあえず一息入れる。とはいえ、ここも落石厳重注意の場所だ。<br />一旦ザックを下ろしはしたが、のんびり休憩するつもりはない。あまり休んでいると筋肉が冷え、動きづらくなる。<br />ペットボトルに水を補給し、Goproの電池交換。少しの行動食の補給。<br />そしてまたザックを背負い直し、出発。</p><p>ここからいよいよ大キレットの核心部、「飛騨泣き」に入る。<br />飛騨泣きの名は、飛騨の側、つまり岐阜県側に滑落すると、まず助からない、というのが由来らしい。<br />恐ろしいことだ。</p><p>いきなり、ちょっと脆そうな急斜面の登りから始まる。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEibn1H9HtZz-BzO829AM07an8PkGESgK4YK1vVY9iLt-rq0K5Qfr4YTpa1aI3Ut1KuHSScDYaDxe60q8i9dHplnXnRW5_I9iLZr41sl1xLjDmDa2q1BXh0C205fI_6v2OPGcX0zkSKSFWo/s1920/52.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEibn1H9HtZz-BzO829AM07an8PkGESgK4YK1vVY9iLt-rq0K5Qfr4YTpa1aI3Ut1KuHSScDYaDxe60q8i9dHplnXnRW5_I9iLZr41sl1xLjDmDa2q1BXh0C205fI_6v2OPGcX0zkSKSFWo/s320/52.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">ここも壁</span></div><p>動く岩が多い。辿るルートもダメな箇所が多く、頻繁に「×印」が見える。<br />途中で女性の単独登山者とすれ違う。北穂高方面から来られたのだろう。私の位置ではすれ違えないので、待っていただけた。お礼と挨拶を交わしてすれ違う。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgd4NK7k5gdFSuRs4rMVaP6fDrJenTUn6bDnOBJzPKrkLPG45UKgYlV9k2KC4tIdPqdqt0CcU4_yQQ9i7zn6VDFVOa_cLj-nyikkZvq0NRyN4U5xRCUTMl41hIFkcSJkgTK9tDLQgHorxc/s1920/53.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgd4NK7k5gdFSuRs4rMVaP6fDrJenTUn6bDnOBJzPKrkLPG45UKgYlV9k2KC4tIdPqdqt0CcU4_yQQ9i7zn6VDFVOa_cLj-nyikkZvq0NRyN4U5xRCUTMl41hIFkcSJkgTK9tDLQgHorxc/s320/53.png" width="320" /></a><br /><span style="font-size: x-small;">すれ違い</span></div><p>しかし、登り切ったと思ったら、その先に更に激しい岩稜地帯が続いている。おまけにガスが深くなってきて、先が見通せなくなっている。</p><p>なかなかな絶望感だ。</p><p>ようやくトラバースに移行してきたと思ったら、その先に見えてきたのは、目の前に屹立した巨大なとんがり岩。これまたいい感じの絶望感に襲われる。これを登って超えろというのか・・・。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhdQzKQZ30aayHHNoPUHnx5JUwd1JLCM-lmi1edtjmVrWDixYilYXZotR93DROTTrMktaREYAvfBYRRz6RuRR0KGanRpJMnAcVotMT5APMEaJ484oQmyiPwyZDusup2RHKn52rrEYGemts/s1920/54.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhdQzKQZ30aayHHNoPUHnx5JUwd1JLCM-lmi1edtjmVrWDixYilYXZotR93DROTTrMktaREYAvfBYRRz6RuRR0KGanRpJMnAcVotMT5APMEaJ484oQmyiPwyZDusup2RHKn52rrEYGemts/s320/54.png" width="320" /></a><br /><span style="font-size: x-small;">こ、これは・・・(;・∀・)</span></div><p>とりあえず落ち着くために一息入れる。とはいっても、座って休めるような場所は無い。前後に人が見えないことを確認して、ザックを下ろしてちょっと荷物を整え、改めて背負い直し、深呼吸をして大岩に向かう。<br />これがまた、周囲にガスが巻き始めていて、いい感じに絶望感を煽ってきている。<br />落ち着けよ。</p><p>腕の力に頼って登り続けると、直に筋肉疲労の限界が来る。クライミングの鉄則だ。上りも下りも、極力足を使う。<br />とはいえ、こののっぺりした垂直斜面にだらんとぶらさがったクサリのみのコレは、どうにも腕の力のみでよじ登らざるを得ない。意を決してクサリを掴む。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgF-g05YXwvnBm1eBiIkCf95xd751CRYCuhG8tjKWuHTtVndQPyGKEFp513L0LTKqNZlmMzeoV3nRFFwsIfBnIwnyDYfqHIf497M8Ke9ZHIfpDf5cC2C77a27LbXyXa1PpjkDyPQYtLT9E/s1920/55.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgF-g05YXwvnBm1eBiIkCf95xd751CRYCuhG8tjKWuHTtVndQPyGKEFp513L0LTKqNZlmMzeoV3nRFFwsIfBnIwnyDYfqHIf497M8Ke9ZHIfpDf5cC2C77a27LbXyXa1PpjkDyPQYtLT9E/s320/55.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">垂直の上り</div><p>そして、次の一手の場所を確認し、反動をつけてえいっ!と登った。上手い具合に勢いで登れそうだ。<br />ふと下を振り返って見ると、それはもちろん垂直な壁だ。エライところに来ちゃったな、オレ。<br />大岩に上がり、右に回り込む。</p><p>ようやく大岩脱出、と思ったら、実は回り込んでみれば、その先に更に大岩が続いているのであった。恐竜の背中かよ・・・。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh_HaX7ndwJw4xwF1RN5AovYu_p2K4lHO02MAVNGnsv3rWzI_zkEymgxSepT1jxdpDDrOY3bkBRm9Qm6K4fR5Vj3dXuv4fk_CKRN3S9R-wFmaMrKv7B42_OR7Pe2Wcde7HIVMTcnuVZJ3w/s1920/56.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh_HaX7ndwJw4xwF1RN5AovYu_p2K4lHO02MAVNGnsv3rWzI_zkEymgxSepT1jxdpDDrOY3bkBRm9Qm6K4fR5Vj3dXuv4fk_CKRN3S9R-wFmaMrKv7B42_OR7Pe2Wcde7HIVMTcnuVZJ3w/s320/56.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">あ、あれ?まだある・・・</span></div><p>でこぼこの岩の背中を、ところどころのクサリを掴みながら進む。相変わらずガスが巻いている。</p><p>幸いなことにとことん視界を遮るほどではなく、数十m先は見通せる程度で、時々は薄くなったりしていた。</p><p>ようやく恐竜の背中を超えると、南側斜面に比較的マシな踏み跡が現れる。ここで、ガスの向こうに僅かに陽の差す晴れ間が現れてきた。<br />晴れ間はみるみる大きくなり、南側に穂高連峰の絶景が現れる。おお、素晴らしい眺めだ。<br />相変わらず動きやすい岩の多い斜面なので油断は出来ないが、しばしの晴れた風景に見とれた。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgco9hOYG0fOHSt-qVeM2gruwTNCSJVk6vT_ngTkr82swQ94ceBHGUTuR7KR78bt-pG2ylrvpV46c0qJYNwDEdKjDG8VXmw1ww0wosDBn8POqCyMZ9VRTuNyvGKvl1LqITx9MxQfV-gXzw/s1920/57.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgco9hOYG0fOHSt-qVeM2gruwTNCSJVk6vT_ngTkr82swQ94ceBHGUTuR7KR78bt-pG2ylrvpV46c0qJYNwDEdKjDG8VXmw1ww0wosDBn8POqCyMZ9VRTuNyvGKvl1LqITx9MxQfV-gXzw/s320/57.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">南側が晴れてる</span></div><p>そしてまた右を振り返ればそびえ立つ絶壁が立ちはだかる。飛騨泣きは北穂高に向かうとずっと登りなので、気持ちを入れて急斜面に向かう。</p><p>またガスが巻いてきた。<br />急斜面に取り付いて登り始める。もう6時間以上も歩いていて、その何割かは攀じ登り壁にへばりついている。気持ちが負けないよう、そして一歩、一手が雑にならないよう、自分の動きを意識してゆっくりにして、見上げた先の上のほうにある「〇印」を目先の目標にして登っていく。ここは飛騨泣き。飛騨側に滑落したら命は無い。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEglfcnghUylhuXylcLMS2XT7jHw8V-xbRBDmVSaqQEbtQhJNpmkF0D6WytJVPqpre4APMUhhEj6vJpATm63DEdzKmhiMOPdA1okCtEMLG-6eTdXj5kQMta9oQpOneUidmXMfE0AJio6MYo/s1920/58.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEglfcnghUylhuXylcLMS2XT7jHw8V-xbRBDmVSaqQEbtQhJNpmkF0D6WytJVPqpre4APMUhhEj6vJpATm63DEdzKmhiMOPdA1okCtEMLG-6eTdXj5kQMta9oQpOneUidmXMfE0AJio6MYo/s320/58.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">斜面がヤバい</span></div><p>景色の良い南側斜面の穏やかな踏み跡を少し歩いた後、再び急斜面に取り付いて登っていく。</p><p>と、南側に伸びる稜線が見え始め、正面の大岩に縦書きで「展望台」の文字が見えた。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjqJGTmbBB6QquYESUVrvGfrySR3bQltmqw_TA7WBwy6Va0CyBRQJAdQPJLcrGdnAEuA_rbyr-0tBxb3D1C0hTLPtSmFXeFxEOdIp6cZSb08k6LmZcYEqNPx6RMMwzKRuI05ovmRJJg6AA/s2048/DSC_0371.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjqJGTmbBB6QquYESUVrvGfrySR3bQltmqw_TA7WBwy6Va0CyBRQJAdQPJLcrGdnAEuA_rbyr-0tBxb3D1C0hTLPtSmFXeFxEOdIp6cZSb08k6LmZcYEqNPx6RMMwzKRuI05ovmRJJg6AA/s320/DSC_0371.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">滝谷展望台</span></div><p>一瞬、「ふざけるな」の文句が頭をよぎった、が、なんで怒ってるのか自分でも理解できない。この厳しく危険な大キレットの核心部に見えてきた、「展望台」のシュールなシチュエーション。普通なら苦笑いしてしまうところだが・・・。長い時間歩き、ここ何時間かは極度の緊張も強いられ、気持ちが疲弊していたのかもしれない。これが団体行動だったらチームの雰囲気などもこういった個々の感情によって乱され、より統率が難しく、それによってより危険が増していくのだろう。団体行動は難しい。</p><p>そしてまたナイフの背のような細い尾根を渡り、南側斜面に戻る。南側はまた晴れてくれていて、いい眺望だ。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi7vpGLIHWHP5jrbYNqW9e6tfYlfYB0c4PRo3XtrK8lHS92P-F1zB_y8UGNipbzxOwaqYtUfhv0kBxCJX7_pTGgEO_wBTO8WtVLeKiCHswxFcSGT3ws67-hHSC4Fnek35lDeend08WujQ0/s1920/59.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi7vpGLIHWHP5jrbYNqW9e6tfYlfYB0c4PRo3XtrK8lHS92P-F1zB_y8UGNipbzxOwaqYtUfhv0kBxCJX7_pTGgEO_wBTO8WtVLeKiCHswxFcSGT3ws67-hHSC4Fnek35lDeend08WujQ0/s320/59.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">怖くてきれい</span></div><p>そんな南側ばかり眺めながら若干穏やかな踏み跡を辿ったせいなのか、展望台に登ろうかと考えながら歩き続けているうちに、いつの間にか通過してしまっていた。もったいない。</p><p>再び急斜面に取り付く。もうここまで来たら余計な事は考えないようにして、無心で、短い休憩を入れながら、登っていく。<br />そしてこれまたどこにあったのか、確かにこの目で「小屋まで200m」の岩を見た覚えがあるのだが、何故かGoproには写っていなかった。</p><p>そうか、もうすぐ目的地に到着だ、さて、どっちだ?・・・・・と目の前の崖を見上げてみると、その崖のてっぺんに山小屋の屋根が見える。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjdoOpudk4DhBNuNr0Eb_HbWzpJRbNbHVHi8vI9I9_4nzZP0KChXq9t24qdJWXC6aw4Hdf0ubt0hnvXe14EKFD1XlqKwNhfYQHnZOyqFBMwGv7xp3DI-p53ACZwjybP4Jso1RhNfTue4cA/s1920/60.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjdoOpudk4DhBNuNr0Eb_HbWzpJRbNbHVHi8vI9I9_4nzZP0KChXq9t24qdJWXC6aw4Hdf0ubt0hnvXe14EKFD1XlqKwNhfYQHnZOyqFBMwGv7xp3DI-p53ACZwjybP4Jso1RhNfTue4cA/s320/60.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">・・・え?(;・∀・)</span></div><p>マジかよ。<br />ここを登るのか。<br />いや、もう散々崖を登ってきたのだから、あと1回登るだけなんだけれど、こう、この、絶望感が半端ない(笑)<br />最後の最後まで壁を登らせないと、大キレットは許してくれないのだった。</p><p>これまた岩の動きそうな脆い斜面だ。事実、あちらこちらに「×印」「危険」が散見される。<br />目先とその先と、更にその先のルートを確認しながら、もう疲労も限界を超えているだろうと意識して、一歩、一手づつ、時間をかけて慎重に慎重に登っていく。ここが最後の難所なのだ。是が非でもここを無事に通過しなくてはならない。<br />少しづつ、山小屋が近づいてくる。が、今、この目の前の岩壁を越えなければ、そこへはたどり着けない。<br />なかなかしんどい、最後の200m。</p><p>そして、13:29、北穂高小屋に到着した。大キレットを突破。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh5FkXqeSH0fkqZVl38YtI6gZ3pJMHPatUsr8TOxaYJ-OemLWND35yEsLJdPpALI8aG-13Mczli8Xn_4hZu894xgaCOjmHzL2OcqmBJ1lsxeXEici3SiVktRY_vF-NVOGbOC68Y6nvljxc/s1920/61.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh5FkXqeSH0fkqZVl38YtI6gZ3pJMHPatUsr8TOxaYJ-OemLWND35yEsLJdPpALI8aG-13Mczli8Xn_4hZu894xgaCOjmHzL2OcqmBJ1lsxeXEici3SiVktRY_vF-NVOGbOC68Y6nvljxc/s320/61.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">着いた</span></div><p>南岳小屋の起点からは4時間19分を要した。標準歩行時間は3時間30分。およそ1時間オーバーで通過できただ。<br />思ったよりもずっと厳しい難所だった。</p><p>北穂高小屋でテント泊の受付。おねいさんがかわいかった。<br />ここのキャンプサイトは10分ほど下ったところにある。水場もトイレも無いので、この小屋まで上がってこなくてはならない。<br />そして、1L=200円で、3Lの水を補給。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjefgBMZaqxEfOgLxhyphenhyphensM3HhzKvZlxsbWtKmS2-BbNxY9rcQRGA58_EsPJdXOJPqQcKGky1qnh6xoUv08hdzfI4IQ0lXx2B9El1KCtSiKK-GVwOsXBqPerHb68wWS0VGF-VIa23J7BN2nw/s1920/62.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjefgBMZaqxEfOgLxhyphenhyphensM3HhzKvZlxsbWtKmS2-BbNxY9rcQRGA58_EsPJdXOJPqQcKGky1qnh6xoUv08hdzfI4IQ0lXx2B9El1KCtSiKK-GVwOsXBqPerHb68wWS0VGF-VIa23J7BN2nw/s320/62.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">お水</span></div><p>せっかくだから北穂高にも登頂・・・と思ったら、この小屋からは階段を20~30段上がれば頂上なのであった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjcVUxv_WAiVlS9EQxPRQ0gYm1dGo6u3c_aKL-7zjaG71AVdkvkrtfCH46Bwu99RHHkTOj15pRmpbV_aDdmO6fu_fcUGyKnLf1MWm-iNm98Oh_aH4xCbdP4fLeQX2SAKYUGJcloOve5fg0/s2048/DSC_0372.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjcVUxv_WAiVlS9EQxPRQ0gYm1dGo6u3c_aKL-7zjaG71AVdkvkrtfCH46Bwu99RHHkTOj15pRmpbV_aDdmO6fu_fcUGyKnLf1MWm-iNm98Oh_aH4xCbdP4fLeQX2SAKYUGJcloOve5fg0/s320/DSC_0372.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">山頂は小屋からすぐそこ</span></div><p>ちょっと拍子抜けしてしまったが、そのままキャンプサイトに下りていく。</p><p>これまた結構な岩場で、慎重を要する下りだ。<br />途中、分岐が分からずちょっとあたふたしたが、ほどなく目印の道標を見つけ、おねいさんに教えられた通りに左へ下っていく。と、そこここに番号がペンキで書いてある異様なエリアが出現。なるほど、この一張スペースが散在するここがキャンプサイトか。<br />見渡してみても、まだ一人二人しかいないようだった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEinwtUZQO_krzhWDmpJKsaosoMvTl6ZwKhH7VT8H7jOOQwXpMRoiuxJFhSZT6q9H8vYHHiHMxDyTWFb_NhinTnoqyF09B1BbgnHeBmjXx8YZNr4f68iDtLI89vtaFVNHsaR1DbZ9_JBTEI/s1920/63.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEinwtUZQO_krzhWDmpJKsaosoMvTl6ZwKhH7VT8H7jOOQwXpMRoiuxJFhSZT6q9H8vYHHiHMxDyTWFb_NhinTnoqyF09B1BbgnHeBmjXx8YZNr4f68iDtLI89vtaFVNHsaR1DbZ9_JBTEI/s320/63.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">ワイルドだぜぇ~</span></div><p>どこでもいい、という事だったので、寝心地の良さそうな均された土のサイトを選んだ。もしかしたら雨で汚れるかもしれないが、それよりも寝心地で選びたかった。</p><p>眼前に穂高連邦の広がる、素晴らしいテント場だ。何の設備の無いのも、かえっていいのかもしれない。<br />とりあえずザックを下ろし、テント泊の準備をする。</p><p>ちょっとガスがかかったりもしているが、概ねいい天気だ。<br />時々、岩に腰かけてぼーっとしながら、荷物を出す。<br />シェルターを組み立ててみて、若干湿っぽいのでそのままひっくり返して乾かした。適当な岩に細引きで結んでおく。<br />ついでにトミカのピクニックシートも干した。<br />何もしない。ただただ目の前の山々を眺めていた。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiN2InlaclJ5QJV3GN_tuiidDVFmUtyloD2Db0YP2YRXYvxDEqEUY3qCm5HCT8cn71cLCU4n4HHn4xJsyqoa6NNKmwIuPQKPJ2fgVV7MTHTUGcadHfme2KZNi4eek-GlwERVghAe9MxxpM/s1920/64.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiN2InlaclJ5QJV3GN_tuiidDVFmUtyloD2Db0YP2YRXYvxDEqEUY3qCm5HCT8cn71cLCU4n4HHn4xJsyqoa6NNKmwIuPQKPJ2fgVV7MTHTUGcadHfme2KZNi4eek-GlwERVghAe9MxxpM/s320/64.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">ふー</span></div><p>シェルターも乾いてきたので、ピクニックシートを敷いてシェルターを設置した。</p><p>中に荷物を入れる。<br />昼食には微妙な時間、なのだが、とりあえず睡魔が襲ってきている。やはり相当疲労しているのだろう。気を張り詰めっぱなしだった。<br />エアマットを膨らませ、エアピロー(枕)も膨らませ、シュラフを引っ張り出して、念のために目覚ましアラームをセットして昼寝。</p><p>18:30<br />夕飯。アルファ米の梅じゃこご飯、缶詰の焼さんま大根おろし、フリーズドライの味噌汁。<br />梅じゃこご飯は雑炊にした。食欲があまり無い。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhjLZ1sEclQXkkhytfh7miOE522ulDWKVNcmDZkNWKJj6C9Sf2wMjFZKLHcyc1FvsccKhy_pyDIHze5Y5N0EINVjgSYTV3dm1q21ZnttZ99TFqQtBCZg-57JCSoj53RDkDtKvt_AYQ2DSs/s1920/65.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhjLZ1sEclQXkkhytfh7miOE522ulDWKVNcmDZkNWKJj6C9Sf2wMjFZKLHcyc1FvsccKhy_pyDIHze5Y5N0EINVjgSYTV3dm1q21ZnttZ99TFqQtBCZg-57JCSoj53RDkDtKvt_AYQ2DSs/s320/65.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">いただきます</span></div><p>そう、この食欲が無い時のために梅じゃこご飯を用意したのだった。これならさっばりしていいるし、食べやすいだろう、と。ところが、それにも増して食欲が出ない。雑炊にして更に食べやすいはずが、やっとの思いで完食する有様だった。<br />缶詰の焼さんま大根おろしは問題ない。これは美味しく食べられた。みそ汁ももちろん問題無し。<br />食料計画はなかなか思ったようにはいかないものだ。これなら、と選んだチョイスが外れることも多い。<br />難しい。<br />20時、就寝。明日も早い。</p></div>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-59396335559347742152020-11-05T11:36:00.002+09:002020-11-05T17:13:09.107+09:00北アルプス縦走 槍ヶ岳・大キレット 2of4<p> day.2</p><p>AM2時。スターウォーズの帝国のマーチ(ダース・ベイダー登場)で起きる。<br />出発は5時予定。まずはコーヒー。<br />火器は固形燃料しか持ってきてないので、ESBITで湯を沸かす。沸かしたらマグの底のヤニをアルコール除菌ティッシュまたはボディ涼感ペーパーで拭き取る。<br />これは大失敗だ。余計な消費になってしまった。ティッシュもボディペーパーも潤沢に持ってきているわけではない。が、こればかりはしかたがない。何とか凌ごう。</p><p>朝食はアルファ米の雑炊。FD味噌汁で作る。<br />アルファ米1袋をクッカーにあけ、FD味噌汁を乗せる。そこに水を400ccほど入れ、火に掛ける。コトコト音がしてきたらもう出来上がり。実に手早く出来る。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjweoj9YrQuXtIJlaqX_wLmu6IiNW_nk_pNIiRl0eWWfU5FtMrMx1WTknMmepRUwPLoNsWQ5m_ir8IBw5yesgTZ13sWZ1jRtvECLr9jBBu6Q_9Z56ssI5CSV6EMSse8PKazXsEuo9Op50Y/s1920/3.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjweoj9YrQuXtIJlaqX_wLmu6IiNW_nk_pNIiRl0eWWfU5FtMrMx1WTknMmepRUwPLoNsWQ5m_ir8IBw5yesgTZ13sWZ1jRtvECLr9jBBu6Q_9Z56ssI5CSV6EMSse8PKazXsEuo9Op50Y/s320/3.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">直接クッカーに開けて水を入れる</span></div><p>何度かこれを食べているが、どうもいまいちな時もあって、うーんと思ったが、水を若干多めに入れればしごく食べやすく美味しい感じになってくれた。<br />まだ山行の序盤で体調に余裕があったことも影響しているかもしれない。<br />ただ、私にはアルファ米1袋は多すぎたかもしれない。元々この1袋は「大盛り」だし。<span></span></p><a name='more'></a><p></p><p>多少のんびりと準備を進め、足指のテーピングや検温などもして、シェルターから這い出す。天候はまずまず良好で助かった。</p><p>びしょ濡れのシェルターを収納袋に仕舞う。ザック外側のバンジーに挟もうかとも思ったが、収納袋のほうがコンパクトになるので仕舞った。</p><p>AM 5:16<br />出発。</p><p>まずは川沿いにのんびり進む。山道っぽくなったが、相変わらずアップダウンは少ない。<br />そして相変わらずとぼとぼと歩く。<br />時間が経つにつれ、登りに斜度が出てくる。</p><p>しばらくして槍沢ロッヂに着く。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjToHtkf_GrfdiWm_bcFpeTyIixvKTLWV4Xdl6bbVY2LehlYxtO3z1qlRehvYXKAke5-iPJPwitdJXz-LhrQXq5vO7_sq7igtXovDOAx4tP3i84YoQQSFz7naQWFbNX1IHKO7WPKweYt5w/s2048/DSC_0280.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjToHtkf_GrfdiWm_bcFpeTyIixvKTLWV4Xdl6bbVY2LehlYxtO3z1qlRehvYXKAke5-iPJPwitdJXz-LhrQXq5vO7_sq7igtXovDOAx4tP3i84YoQQSFz7naQWFbNX1IHKO7WPKweYt5w/s320/DSC_0280.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">槍沢ロッジ。ちょっと息切れてる</span></div><p>「槍が見えるよ」という常設の望遠鏡を覗いてみる。槍が見えた。すごいとんがりコーン。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEigN-OdaHYUdCX19D_znic849Kp81fTMC-GTTQXjZppA5LcgO4BHc7coo4ImcnVzM-4Gpv3nhIMe5yMMNaazxy6q-N5qw3WdNGLLYDViSw9O6Wpn5KxfE-VNOjaX1lMMqGynDtSzheZRdw/s2048/DSC_0283.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEigN-OdaHYUdCX19D_znic849Kp81fTMC-GTTQXjZppA5LcgO4BHc7coo4ImcnVzM-4Gpv3nhIMe5yMMNaazxy6q-N5qw3WdNGLLYDViSw9O6Wpn5KxfE-VNOjaX1lMMqGynDtSzheZRdw/s320/DSC_0283.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">槍が見えた!</span></div><p>天気は快晴。ザックにソーラーパネルを広げ、Goproの電池を充電してみる。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi76TPHHNNmLF0MeYsSGKTRuCjC12OlPsl_lE2aypXmPl04oLStK_JotmQ_IQhoCC9ExOa61oe1gNdar-_18b4TdkuZbc_sh7WmrJo_aeeq8hdIH6O364jlUqbTgacMxZHSH_h9_v6Ksv8/s2048/DSC_0286.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi76TPHHNNmLF0MeYsSGKTRuCjC12OlPsl_lE2aypXmPl04oLStK_JotmQ_IQhoCC9ExOa61oe1gNdar-_18b4TdkuZbc_sh7WmrJo_aeeq8hdIH6O364jlUqbTgacMxZHSH_h9_v6Ksv8/s320/DSC_0286.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">ソーラー充電仕様のザック</span></div><p>しかし、横尾からここまでほとんどが林間で、あまり直射日光が差してない。人間としては涼しくていいのだが、あまり充電はできそうもない。<br />再び歩き出す。</p><p>ババ平テント場でトイレを借りる。100円。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgEUAYzXSsKBF29U4uIuiiglr6Ag-fA6pTL2QRftM2QEsr2tm6nMt7Rp2QUtAhml8-GF5UAvX4-6e7cSqQ7wpOGPJzOeuTh3evoA2rh75B7iAC2dQtGjTYI5TvlX2a_gm1OooHochyphenhyphen-vkw/s1920/4.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgEUAYzXSsKBF29U4uIuiiglr6Ag-fA6pTL2QRftM2QEsr2tm6nMt7Rp2QUtAhml8-GF5UAvX4-6e7cSqQ7wpOGPJzOeuTh3evoA2rh75B7iAC2dQtGjTYI5TvlX2a_gm1OooHochyphenhyphen-vkw/s320/4.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">すごくワイルドなキャンプ地</span></div><p>更にとぼとぼと歩き、大曲の分岐に出た。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjOHHu6f8Z0G18xvYDCF8Sq3pO0acmQ7DZxiLBAgpG6pwEZUitUISpgge6OTwkKyCbda97efb40C7yDlrD_NsfPQ4qZpS0QzXvx-hHYbSRz27Hse411XAHcn4utKtOhAZgZdhkVxdoqtb4/s1920/5.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjOHHu6f8Z0G18xvYDCF8Sq3pO0acmQ7DZxiLBAgpG6pwEZUitUISpgge6OTwkKyCbda97efb40C7yDlrD_NsfPQ4qZpS0QzXvx-hHYbSRz27Hse411XAHcn4utKtOhAZgZdhkVxdoqtb4/s320/5.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">運命の分岐点</span></div><p>ここで失敗をやらかす。<br />まっすぐ行けば、当初の予定通りに殺生ヒュッテを経由して槍ヶ岳山荘に着く。3時間半。<br />しかし、このコースは最後まで続く登りであることを等高線が示している。<br />地図を見ると、ここをまっすぐ突っ切って稜線に出るコースもある。尾根に出るまでは急な登りだが、出た後は槍ヶ岳山荘まで続くアップダウンの少ない長い尾根歩きとなる。4時間50分。</p><p>時間的には余裕がある。早出のおかげで現在時刻はAM9時半だ。</p><p>ということで、尾根に出てみることにした。稜線歩きだ。<br />まずは目の前に続く水俣乗越(のっこし)。ここがキツイことは分かっている。<br />そのあとには東鎌尾根を辿る。東鎌?超ヤバいと言われている北鎌尾根の親戚?若干妙な予感を覚えつつ、まずは目の前の急登をやっつける。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRd8cAfWWm19sef9a7yAc0DbQaY4JL-V4260Cj2AxJqRj-xty990i320jejephFXFBi-2CL1mcSGNr0LXxgIkAxGNZ1OOZ2KLEYf6rB8BKDgileYLil8W5jeSvdJgt1mU2l6e8FDhtpn0/s1920/6.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRd8cAfWWm19sef9a7yAc0DbQaY4JL-V4260Cj2AxJqRj-xty990i320jejephFXFBi-2CL1mcSGNr0LXxgIkAxGNZ1OOZ2KLEYf6rB8BKDgileYLil8W5jeSvdJgt1mU2l6e8FDhtpn0/s320/6.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">キツイ急登</span></div><p>これがなかなかの難敵で、枯れ沢っぽい岩ゴロゴロの岩沢を登らされると思えば、次にいつ果てるとも知れない九十九折れが続く。<br />9.5kgプラス水2.5kgを背負い、危ないのでヘルメットに交換し、息を切らせて登る。<br />めげそうになる度にYAMAPで現在位置を確認し、あと少し、確実に終点に近づいている、と思いながら登る。<br />結局、標準歩行時間1時間半のところを2時間かけて登り切った。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjU2nwLYYrDX2q-Epfi9ABl-xJUaPKPpua9TYF52vB_EiPCpIDnSRSKOxO2v7-JV4yUVJxM8zfPne-lhnUBtMOInPCaWXy_BC3AMyKyl1fV2YiIBkMtW6IxH3YSIZ1Q8JwHPOc6FE8NLbY/s1920/7.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjU2nwLYYrDX2q-Epfi9ABl-xJUaPKPpua9TYF52vB_EiPCpIDnSRSKOxO2v7-JV4yUVJxM8zfPne-lhnUBtMOInPCaWXy_BC3AMyKyl1fV2YiIBkMtW6IxH3YSIZ1Q8JwHPOc6FE8NLbY/s320/7.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">やっと水俣乗越に出た</span></div><p>AM11:30 少し休憩。<br />ドリンクホルダーの水を補給する。思ったより消費していないが、これでも意識して水分補給はしている。<br />500ccペットボトルは取り出しやすく、飲みやすく、消費量も分かりやすい。</p><p>では行こうか。<br />水俣乗越へ登ってきた東側を見れば、西岳へ続く山道が見えている。そして槍ヶ岳方面へ目を向ければ・・・あれ?尾根道は?<br />分かりづらいのかと少し進んでみたが、どうも直進方向に道が無い。<br />?<br />・・・上か?<br />まさかと思ってちょっとまっすぐ登ってみたら、向こう側は断崖絶壁。こっちではない。<br />ちょっと左へ逸れてみると、あ、矢印がある。え、こんなよじ登り?</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjfF74oM5DBrE8V9LfqJ1tlGlIwWZvNh-anK_wkapwxg_hAPRgBLbo99EK5zP1imR4hmveTdHiess7C6XOWB3xoH_ICWLpvWPQWd8eqxW7dPN4Ky2mk376XRCSacCxUj28qYpoGqGj1rx4/s1920/8.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjfF74oM5DBrE8V9LfqJ1tlGlIwWZvNh-anK_wkapwxg_hAPRgBLbo99EK5zP1imR4hmveTdHiess7C6XOWB3xoH_ICWLpvWPQWd8eqxW7dPN4Ky2mk376XRCSacCxUj28qYpoGqGj1rx4/s320/8.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">こちらが順路になります</span></div><p>かなり高度感のある北側の絶壁を真下に感じながら、更に少しよじ登ってみると、あった。その先に続く細い道。<br />えー、こんな始まりかよ。</p><p>そそり立った壁を乗り越えるように、向こう側に続く山道へ降りる。</p><p>そしてまたよじ登る。<br />あれあれ、穏やかな尾根はどこ行った?</p><p>しばらく細い山道を辿り岩を登り、を繰り返し、ようやく太陽を浴びる細い尾根道に出る。やっとか。<br />と、その目の前には痩せて恐竜の背のように続いている東鎌尾根が現れる。<br />あー、マジかよ。「尾根はハイキング」の幻想は消え去った。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjM9R88YitLNZtj2Z19Jopm0qDb-4Fs8BXv7zDNFbtD7OLoYMEQGwFgxlbDv66V3YFZ0OuVMGT5nGDX8YN0fsbunBT_K0YI2XHKCV9uPbHoqMSvkABJz34IJUjEt7kIp1i5Kwxve3HzMgI/s2048/DSC_0297.JPG" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjM9R88YitLNZtj2Z19Jopm0qDb-4Fs8BXv7zDNFbtD7OLoYMEQGwFgxlbDv66V3YFZ0OuVMGT5nGDX8YN0fsbunBT_K0YI2XHKCV9uPbHoqMSvkABJz34IJUjEt7kIp1i5Kwxve3HzMgI/s320/DSC_0297.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">東鎌尾根</span></div><p>が、まあ、実はこういうのが好きでもある。</p><p>真夏の陽に照らされてひたすら細い道を辿るのも一興だが、変化のある若干キビシ目の稜線を行くのも楽しい。<br />東鎌、の名を見た時、なんとなく感じた予感は当たったわけだ。<br />まあそうは言っても地図上で実線表記の一般登山道だし、いつも通り慎重に歩くのみだ。</p><p>テント泊装備のザックが重い。<br />頻繁に休憩を取りながら、変化に富んだ尾根を辿っていく。<br />傾斜は緩いがハシゴの階段が連続で現れる。どこまでもどこまでも続いているように思えた。いったい、いくつあるんだ。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEigYPqhgpQkVQUp1i7WNihug7UnOEC-5w1fkyuhaW_YnOCYZcuTvcfQQ5JsJkidorCsMJGZ-BF4iOUU3HzM48fabyJPjzwBBhZaUVzjQcoHNVH41Uo2e-GaU2BzX9v29et_eygieR65L58/s1920/9.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEigYPqhgpQkVQUp1i7WNihug7UnOEC-5w1fkyuhaW_YnOCYZcuTvcfQQ5JsJkidorCsMJGZ-BF4iOUU3HzM48fabyJPjzwBBhZaUVzjQcoHNVH41Uo2e-GaU2BzX9v29et_eygieR65L58/s320/9.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">いっぱいある</span></div><p>と、ここで、日焼け対策の自転車用グローブの、ある点について気が付いた。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiS6c_PCv4jGOBPAOThqMIz5d2VUwPdjmcx4iTOvyaB2CWFEJA60QxNjIp8lQSeeL_fy_sKy0bX7pqXveQmp27gCeQkJXYgXM1zK7m9uYsmH0r2jYBWPX_h6xPos3YuNssVjmc5lLB3T2E/s1920/10.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiS6c_PCv4jGOBPAOThqMIz5d2VUwPdjmcx4iTOvyaB2CWFEJA60QxNjIp8lQSeeL_fy_sKy0bX7pqXveQmp27gCeQkJXYgXM1zK7m9uYsmH0r2jYBWPX_h6xPos3YuNssVjmc5lLB3T2E/s320/10.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">便利で臭いよ</span></div><p>まず、このグローブは自転車用のため、ハンドルバーを握る手の平に、何点かジェルが封印封入ている。ロードバイクやMTBなどのスポーツ自転車は前傾姿勢となり体重が前後に分散される。ママチャリはどっかりサドルに座る形になるが、スポーツ車は違うのだ。</p><p>そのせいもあるが、体重がある程度腕、つまりハンドルバーを握る手にかかり続けるため、路面の振動を拾って手の平が痛くなってくる。そしてまた手の平側が擦れて破れやすい。自転車用のグローブはそのため、手の平側に当て布があったり、縫製が手の平に当たらないようにしてあったり、負荷を軽減するためにジェルが封入されていたりする。<br />この東鎌尾根の緩い傾斜のハシゴを、緩いとはいえそれなりに角度はついているので、ハシゴの踏み板や横木を掴みながら登っていく。そこで気が付いたのだが、このグローブの封印されたジェルのおかげで、グリップ力が抜群なのだった。これは実は全く頭になかった。ふと気が付いて驚いた。<br />これは使える。使えるぞ。垂直のハシゴやクサリや岩稜帯のクライミングにもばっちりではないか。</p><p>そしてもうひとつ、気が付いた点がある。臭い。<br />素材は<br /> メイン素材: ビスコース・レーヨンライクラ、マイクロファイバー、SBRシリコンパット<br /> 素材構成: スーパーファイバー エラスティックネット<br />ということらしいが、確かにどこにも防臭とも抗菌とも書いてないので、これは仕方がないのだろう。さすがにスポーツ用なので速乾ではあると思うが(ちゃんと早く乾いてくれた)、ナイロンやポリエステルの、あの汗をかいた時の臭さがそのまま発揮されている。<br />まあ、しょうがないだろう。残念ではあるが、安いグローブだし、驚きのグリップ力を発揮してくれるので、多少臭いくらいは我慢するさ。</p><p>さて、すんげー長い3段ハシゴを降りる。凄い高度感だ。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj_j-oFZxnSo2inGOOpFeast1QRskQgL2SzhhxiAaviLeSbS8FAvv2-T9I75r3AKqexxzYYQc2DD9a-mgc72VqYlf7ID5QdkGu2qZoYEyFi9pgkZNkDVBYaQoQIKuOfrA2pxQxkSaVUPwQ/s1920/11.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj_j-oFZxnSo2inGOOpFeast1QRskQgL2SzhhxiAaviLeSbS8FAvv2-T9I75r3AKqexxzYYQc2DD9a-mgc72VqYlf7ID5QdkGu2qZoYEyFi9pgkZNkDVBYaQoQIKuOfrA2pxQxkSaVUPwQ/s320/11.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">長ーーいハシゴ</span></div><p>クサリも頻繁に現れるが、特別ヤバそうな場所は感じられなかった。</p><p>短い休憩(30秒~1分程度)を繰り返しながら進んでいくと、若干雲が出てきている。南側には雨雲の出来かけみたいなのも見え始め、空気が若干ひんやりしてきた。<br />崩れるか?</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgH-sy7t1Me4s296hpKtoD0uIlWAdUTo-YXirx5QKvK8bslN3cATU17mcXkY9E0xWSJFGxBs6QCb7gJs0G1940czJzvFDb1dy9wx4SZFm7-J2Y-NrUtx37b1P7ThSN8hfa9VlYapr_OglU/s1920/12.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgH-sy7t1Me4s296hpKtoD0uIlWAdUTo-YXirx5QKvK8bslN3cATU17mcXkY9E0xWSJFGxBs6QCb7gJs0G1940czJzvFDb1dy9wx4SZFm7-J2Y-NrUtx37b1P7ThSN8hfa9VlYapr_OglU/s320/12.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">雲が怪しい</span></div><p>その予感は直に当たり、ポツポツと雨が降り始める。</p><p>ほんの僅かだが、もしやと思い、ザックを下してソーラーパネルをしまい、レインウェア上下を着た。<br />と、しばらくすると雨足が強くなってくる。<br />本降りになってきたあたりで、都合よく大きな岩陰があったので、止みはしないかと期待してちょっと雨宿りする。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjlTkY2P_nvcUNWHJqTjPn22mInWbd20x6KLiMsGNYE_J0DEic5PQsw5xI4t0j841c5yvliWC6K0yxkLRWV6-M6LVriWIgbNAvTfOWHblP3sINrrrSzJ0DC-QK2siJGj11Bypa2HvnfnYY/s1920/13.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjlTkY2P_nvcUNWHJqTjPn22mInWbd20x6KLiMsGNYE_J0DEic5PQsw5xI4t0j841c5yvliWC6K0yxkLRWV6-M6LVriWIgbNAvTfOWHblP3sINrrrSzJ0DC-QK2siJGj11Bypa2HvnfnYY/s320/13.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">大岩の下で雨宿り</span></div><p>遠くに雷鳴が聞こえる。</p><p>現在時刻は14時。次の中継ポイントのヒュッテ大槍まで、もう程ない。<br />少し様子を見ていたが、このまま時間だけが過ぎるのもよろしくないと感じ、雨の中を歩き出す。<br />幸い、土砂降りというほどではない。<br />岩稜帯も混ざるため滑らないよう慎重に歩を進める。ゆっくり、慎重に歩く。</p><p>と、ふと雨に何かがバラバラと混ざって落ちてきた。いててて。何だ?<br />雹だった。<br />うわー、これはたまらん。どこかに逃げ込もう。</p><p>しかし岩稜帯には都合良く陰になるところがない。我慢して進んでいくと、ハイマツが生えている。<br />しかたがない。その縁に無理やり体を押し込む。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj2cTo77wNReOYNvAeS6BYHgT_CzL4KtJolqrvoLeasus_54nDZ07MhaI_H0RPrgqYehruP1-o3wCiSdv90vhxFnrCjaiF0kqpd-ZH8JykXZkIzE7GB1KyMByrSbq80IlQUmmOkgqZ6bNI/s1920/14.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj2cTo77wNReOYNvAeS6BYHgT_CzL4KtJolqrvoLeasus_54nDZ07MhaI_H0RPrgqYehruP1-o3wCiSdv90vhxFnrCjaiF0kqpd-ZH8JykXZkIzE7GB1KyMByrSbq80IlQUmmOkgqZ6bNI/s320/14.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">雷鳴と雹</span></div><p>もし・・・もしこのまま天候が悪化し、進むのに危険を感じるようであれば、シェルターを広げるか被るかしてビバークになるかもしれない。</p><p>そんな事を考えた。</p><p>しかし、しばらくすると雹は弱まった。止みはしないが、歩くには大丈夫そうだ。<br />よし、行こう。14時半。<br />Goproは電池切れとなったが、この状況では交換はできなかった。</p><p>しばらく歩くと、ヒュッテ大槍が見えてきた。<br />時刻は15時近い。<br />どうするか。</p><p>いや、ここから槍ヶ岳山荘までは、標準歩行タイムで50分ほどある。<br />岩稜地帯で雨。まかり間違うと暗くなり始める。<br />今からは向かわないほうがいいだろう。今は既に土砂降りになっている。<br /></p><p>しかし予約はしていない。<br />泊めてもらえるのだろうか。<br />ダメなら槍ヶ岳山荘に向かうしかない。</p><p>おそるおそる受付で聞いてみると、大丈夫とのこと。<br />ならば素泊まりでお願いした。<br />とりあえず土間でヘルメットとカッパを脱ぎ、案内してもらった乾燥室で濡れたものをぶら下げる。<br />シェルターは無理だが、登山靴などは乾かせそうだ。</p><p>寝床に案内される。二人スペースの2段ベッド方式が対面。対面にもう一人いらっしゃったようだが、ついぞ姿は見えなかった。</p><p>素泊まりにしたのは、疲れ過ぎて食べられないかも、と思ったからだ。<br />美味しそうな夕食の匂いと楽し気な雰囲気はうらやましくもあったが、食べてもダメにしてしまう可能性もあったので、水だけを多めに飲んで早目に寝た。</p><p>もう随分昔、カミさんとヒマラヤトレッキングに参加し、5360mのピークまで登ったことがある。その時、のどが渇いていなくても水分が必要で毎日必死に水を飲んでいた。<br />ここ3000mも高地のため、水分は通常以上に必要だろうと思い、飲んでいた。<br />明日、槍ヶ岳山荘までの50分に必要なエネルギーはカロリーメイトと行動食で補う。<br />それでも足りなければ有り余る食料を持っているのだ。</p><p>day.3</p><p>早朝5時。<br />お世話になったお礼を言って(有料7500円)、ヒュッテ大槍を後にする。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-RRz9xpk8WOZIegWPsCGuvJayHfRowbMiY0CN7Zvle54tbJ5VYkZZ6oXWNCmfztsL7zO08otAYLMWnvIe54zNUcJ5tk-qj9gAGUHrhMwGHyTcjlnW-D_IKOUOYHyDODVK-Tdf-oO8dH4/s2048/DSC_0302.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-RRz9xpk8WOZIegWPsCGuvJayHfRowbMiY0CN7Zvle54tbJ5VYkZZ6oXWNCmfztsL7zO08otAYLMWnvIe54zNUcJ5tk-qj9gAGUHrhMwGHyTcjlnW-D_IKOUOYHyDODVK-Tdf-oO8dH4/s320/DSC_0302.JPG" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">朝焼けの槍ヶ岳とヒュッテ大槍</span></div><p>朝日が目の前の大きな槍ヶ岳を照らしている。素晴らしいモルゲンロート(山肌の朝焼け)だ。</p><p>想像通りの岩稜地帯を辿っていく。若干厳しめの箇所も混じっている。<br />昨日、無理して向かわなくてよかったかもしれない。疲労と焦りで判断力が鈍っている状態では余計に危険だ。更に足元が暗くなってきては目も当てらない。</p><p>ゆっくり、確実に歩を進めていく。エネルギーを補給したとはいえ、勇んで突き進むほどは補給していない。<br />それでも槍ヶ岳山荘にはほぼ標準タイムで到着した。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi5NHbJCGdpXsMj7ceixHfQs357L2wlJynmSaCXzKlJmTSgV1vYC5IWx3SB8ouRfzQ9p-9GxmN9xQl19euxigT1y1-th9ZY0jQ4E75amemMqvzezE5sR0bqMZWHD9JLSCo221WSrA3VYME/s1920/15.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi5NHbJCGdpXsMj7ceixHfQs357L2wlJynmSaCXzKlJmTSgV1vYC5IWx3SB8ouRfzQ9p-9GxmN9xQl19euxigT1y1-th9ZY0jQ4E75amemMqvzezE5sR0bqMZWHD9JLSCo221WSrA3VYME/s320/15.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">槍ヶ岳山荘</span></div><p>AM6時。</p><p>途中、どうするかと考えたが、このまま槍ヶ岳を往復し、更に大キレットへ向かうのはちょっと無理があるように思える。まずは体を休める。行けそうなら槍ヶ岳登頂を目指すのもいい。<br />大キレットに挑むのは明日だ。</p><p>テント泊の受付。水は1L=200円。<br />あとで3L補給しよう。</p><p>割り当てられたエリアCに到着。ひと安心だ。</p><p>ザックを下す。<br />まずはシェルターを広げる。せっかく晴れてくれているので、丸ごと乾かしたい。<br />適当な岩に細引きを結び、途中にいくつもループを作って色々なものを干す。昨日乾かせなかったものも色々とぶら下げた。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhaGjmysaQ0YFgfMrBDOICzKDa0SR2zdSxta5YreUeWS79-b59Ly1JHuhSfpDgywcIqqTkV2VaIcL2cOk9VG2LFLNroY02IRb7-rp3_ZQlhmvxPcST01QjP9HB7hzamW6h5G-b9wtvAaq0/s1920/16.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhaGjmysaQ0YFgfMrBDOICzKDa0SR2zdSxta5YreUeWS79-b59Ly1JHuhSfpDgywcIqqTkV2VaIcL2cOk9VG2LFLNroY02IRb7-rp3_ZQlhmvxPcST01QjP9HB7hzamW6h5G-b9wtvAaq0/s320/16.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">とにかく干す</span></div><p>とりあえず朝食を食べたい。カロリーメイトは1時間の岩稜歩きで消費してしまっているはずだ。</p><p>食料計画には無い、予備日消費の朝食。さてどうするか。<br />ちゃんと美味しく食べられる、ということを重視して、最終日昼に用意したカップヌードルシーフードを今回に回すことにした。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjvYZg2LsQubpX2hWxI6syP5Gwo4Guq1Dp4S5YOIwfcDttF1nfTmWKpTFr8VHpTqS6JuwXyyaYqsuR2eyk-Tzfo-IsNx-9Jyl0hqUFXXS7OTM_9u2f4l1RSEfNwgC6LO-1IvqeqOfa_9m8/s1920/17.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjvYZg2LsQubpX2hWxI6syP5Gwo4Guq1Dp4S5YOIwfcDttF1nfTmWKpTFr8VHpTqS6JuwXyyaYqsuR2eyk-Tzfo-IsNx-9Jyl0hqUFXXS7OTM_9u2f4l1RSEfNwgC6LO-1IvqeqOfa_9m8/s320/17.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">朝食はカップヌードルシーフード</span></div><p>予備の非常用食料はカロリーメイトがあとひとつある。他にも行動食もある。今朝の出発時に若干予定外の消費をしているので、行動食は槍ヶ岳山荘で何かお菓子を買おう。(味ごのみとスナックのチョコを買った)</p><p>ふと気が付くと、東側より濃いガスが登ってきている。あっという間に巻かれた。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEibtf8KSdzeu1kUP0MjGUE5JxTvmSlRP8maaZ5j5B2Upqnt5k8E9TbdXsX45wnnDlbEaUoDFBUtixooKRJUpF73sqCrv0XIDprMCBc4McABlrDtvQTZstbCW6WFFukp4zQ7DznzvaU7Rn4/s1920/18.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEibtf8KSdzeu1kUP0MjGUE5JxTvmSlRP8maaZ5j5B2Upqnt5k8E9TbdXsX45wnnDlbEaUoDFBUtixooKRJUpF73sqCrv0XIDprMCBc4McABlrDtvQTZstbCW6WFFukp4zQ7DznzvaU7Rn4/s320/18.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">あっという間にガス</span></div><p>あらー、これは凄いな。<br />幸いなことに、短時間でもシェルターを始め乾かしているものはあらかた乾いてくれた。<br />携帯ソーラーパネルでのGopro電池とモバイルバッテリーもほぼ充電してくれた。</p><p>降ってくるか、と思ったが、降るほどではないらしい。槍ヶ岳山荘に設置されている基地局のおかげでスマホも使える。天気予報でも降らない予報だった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg-OYkKX4PjY4gPWCtWafeuiqGatPjtFmDsaFsHK7oKGMefTgahgPB-ZZwHArcZ8aMrzLNhzxxmGLPDJa5UyE1qKzuDeKwN4ghleGN0XMpjBVDiBz44JcxbMnrR-TLPXDdsVCq_-8W9DJw/s1920/19.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg-OYkKX4PjY4gPWCtWafeuiqGatPjtFmDsaFsHK7oKGMefTgahgPB-ZZwHArcZ8aMrzLNhzxxmGLPDJa5UyE1qKzuDeKwN4ghleGN0XMpjBVDiBz44JcxbMnrR-TLPXDdsVCq_-8W9DJw/s320/19.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">晴れ</span></div><p>よし、登るか。</p><p>改めて設営したシェルターに荷物を入れ、ザックをアタック仕様にする。<br />もっともこの28Lザックは元々がアタックザックなので、これが本来の使い方だ。</p><p>槍ヶ岳に向かう。<br />槍ヶ岳山荘は、槍ヶ岳の屹立したとんがりのすぐ麓位置にある。すぐそこだ。<br />まずはとんがりに取り付き。下から見上げてみる。かなりな急角度の斜面だ。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgekVCajfDTeGiPRgS5Aqcu44Ljx5z-QOAoT_W6BnS7uKWmI8XJnG9RstyeMtV60iV8Cb-kWFecQQIWhJYXx_w2nKDvUosPyFsQ7lXl6PFUZmZwAlj7roLYmwuU8dU595Mcuwk-u4Fy2uM/s1920/20.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgekVCajfDTeGiPRgS5Aqcu44Ljx5z-QOAoT_W6BnS7uKWmI8XJnG9RstyeMtV60iV8Cb-kWFecQQIWhJYXx_w2nKDvUosPyFsQ7lXl6PFUZmZwAlj7roLYmwuU8dU595Mcuwk-u4Fy2uM/s320/20.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">見た目に違わぬ急斜面</span></div><p>しかし、クサリやハシゴが整備されていて、ロープを使うほどではない。<br />ちなみに『アルプス一万尺』で有名は小槍は隣だ。こちらはクライミングエリア。一万尺はもちろん標高3千mのこと。<br />岩に取り付いて登っていく。所々、行き違いの一方通行になっている。</p><p>ふと思い出したが、Youtubeに動画を上げたところ「ハシゴはステップを持ちなさい」という指摘をだいぶいただいた。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgREjV04P_qfRf5pwoPbi-8xJqWd1hNQq3CWtNcpkzS_kBpiw_5URnXihvzjhnbEcsLc-jf082aKFUSylxd_7hD6zfEHyUlhPQq-j2Re9aRhJTnWKmwcmPGjNqtTOpNBw8W9m0wHVT1Q34/s1920/21.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgREjV04P_qfRf5pwoPbi-8xJqWd1hNQq3CWtNcpkzS_kBpiw_5URnXihvzjhnbEcsLc-jf082aKFUSylxd_7hD6zfEHyUlhPQq-j2Re9aRhJTnWKmwcmPGjNqtTOpNBw8W9m0wHVT1Q34/s320/21.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">そう?</span></div><p>なるほど、そういうものか。<br />・・・しかし、WEBで多くの画像を参照してみると、登山のハシゴでステップを持っている画像は驚くほど出てこない。<br />みんなも知らないのだろうか。<br />確かにいざ何かのアクシデントで足を踏み外したりして手でのみハシゴにぶら下がる羽目に陥った時、ステップを掴んでいれば直ちに落下する危険は、サイドの枠を掴んでいるより小さい。<br />実際にそんな事が起こったら、おそらくステップを掴んでいてもダメだろうが、可能性として横を掴んでいるよりは助かる確率は高いかもしれない。そうである限りはご指摘は正しいと思う。<br />自分の無知に恥じ入った反省はあるが、確認しようとあれこれ検索しても、登山ガイドも山岳救助隊もこれについて指摘事項は見当たらず、驚くほどステップを掴んでいる画像が少ないので、あまり意識されていないのかもしれないと思った。</p><p>さて、槍ヶ岳の斜面を登っていく。途中、単独で登っている若い女性と出会う。<br />なぜ一人なのか、この人も単独なのか、は分からないが、「自分は怖がりなんです」とおっしゃっていた。<br />・・・ではなぜこんなゴツイ斜面の槍ヶ岳にw<br />特に同行はしなかったが、私の後から無事山頂に来られた。</p><p>10:02<br />槍ヶ岳に登頂。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgVDvdOoXMP4yG2J55mx9WcdCrEu-YlEL-C9LMOGK-LlmmXsnT3WpJYDFiOs71S0lJQAHlHXY4rGyq4zu-KIGdspvvtdKOxUoIUMFru9-i5S69qAejuMTTDnbeDxYsVUNnQ53a4JvWVyag/s1920/23.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgVDvdOoXMP4yG2J55mx9WcdCrEu-YlEL-C9LMOGK-LlmmXsnT3WpJYDFiOs71S0lJQAHlHXY4rGyq4zu-KIGdspvvtdKOxUoIUMFru9-i5S69qAejuMTTDnbeDxYsVUNnQ53a4JvWVyag/s320/23.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">槍ヶ岳山頂</span></div><p>槍ヶ岳山頂は360度展望。・・・・なのだが、残念ながら東側はかなりガスに巻かれている。西側はいいお天気だ。</p><p>山頂の祠に100円を奉じ、無事登頂出来た感謝を述べる。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhM5UGAIFZo5JJjt81q91P5V3lm-9bOAGsU-OYRZgNG18ifkCIfUMiljnalbMnBKpqC7_UD3eFPH_JDj9isg1CjqLXEkpo4dTfhmkDdOyC_olo6nWYk8f3XL7AfE5C8WFRDwNirqy4EPr8/s1920/24.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhM5UGAIFZo5JJjt81q91P5V3lm-9bOAGsU-OYRZgNG18ifkCIfUMiljnalbMnBKpqC7_UD3eFPH_JDj9isg1CjqLXEkpo4dTfhmkDdOyC_olo6nWYk8f3XL7AfE5C8WFRDwNirqy4EPr8/s320/24.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">祠</span></div><p>10:12<br />下山開始。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEifcamPev2hKrf1ZvaELBl9UwIrd2SuVeBtE2OisvCD9J1h_Mw5dY3yBYBwlqDdjnO-c06U60uXMRTj0WVm3rXufJqvwLFx4LB1vI2hO2A6ZATd56HiWVFmAIMlGmBNTUPvf2wlGuFctSA/s1920/25.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEifcamPev2hKrf1ZvaELBl9UwIrd2SuVeBtE2OisvCD9J1h_Mw5dY3yBYBwlqDdjnO-c06U60uXMRTj0WVm3rXufJqvwLFx4LB1vI2hO2A6ZATd56HiWVFmAIMlGmBNTUPvf2wlGuFctSA/s320/25.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">帰りも気を引き締めて</span></div><p>途中でLINEが着信する。うーん、なんだろ、この違和感。誰かと思ったらカミさんだった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjZ1Gdj4NtJUaruy9MnwrNuE8rkEoVaId_DMwi64jUYD4ISpJnpMy2umENsRCHszgcvIzyvT-SuT1QeriTaWOUmkl_oGWgxBt30j3p4Nk2ZbmsoezVueFExXgWoJKFI0dI4xpLKPvIwFqk/s1920/26.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjZ1Gdj4NtJUaruy9MnwrNuE8rkEoVaId_DMwi64jUYD4ISpJnpMy2umENsRCHszgcvIzyvT-SuT1QeriTaWOUmkl_oGWgxBt30j3p4Nk2ZbmsoezVueFExXgWoJKFI0dI4xpLKPvIwFqk/s320/26.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">LINE着信中</span></div><p>急斜面の岩にへばりついて返信。</p><p>無事に降りて、キャンプ地に帰り着く。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh9U7GaPEGDAita_isyDziEMhGA4Q2U4Ft4SUV56uQhCO372joEK_rTdED1A7dHJ3-apndWhnZMvAF0Rshe5zEBOol6WIncqPt0yDQdEsvWdfi2R2gXAkLTbhqVTjmraPsqT30m5_F2XEk/s1920/27.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh9U7GaPEGDAita_isyDziEMhGA4Q2U4Ft4SUV56uQhCO372joEK_rTdED1A7dHJ3-apndWhnZMvAF0Rshe5zEBOol6WIncqPt0yDQdEsvWdfi2R2gXAkLTbhqVTjmraPsqT30m5_F2XEk/s320/27.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">ただいまー</span></div><p>ガスに巻かれて少し気温が低い。シェルターに潜り込み、昼食の用意をする。<br />入口外に固形燃料を据え、お湯を沸かす。</p><p>と、お湯を沸かし始めたところでポツポツと雨が降ってきた。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiQeNN_lqQmhXZutYf5P3-FUD6D32tmYEfB4hRZ-Kr3Z3SE6bWms7mvGXmtpcxu4HYVWMMpXm47rMfvm8X5ae2Q8XXPbU7FFTOl06rpFJHuHwL3ZXlnOTTs0WfRVSyp0fuxFm1kYzf7zcY/s1920/28.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiQeNN_lqQmhXZutYf5P3-FUD6D32tmYEfB4hRZ-Kr3Z3SE6bWms7mvGXmtpcxu4HYVWMMpXm47rMfvm8X5ae2Q8XXPbU7FFTOl06rpFJHuHwL3ZXlnOTTs0WfRVSyp0fuxFm1kYzf7zcY/s320/28.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">雨が降ってきた</span></div><p>あらー。</p><p>・・・、まあ、槍ヶ岳アタック中に降ってこなくてよかった。</p><p>シェルター内に引っ込んで昼食を取る。</p><p>ここで食糧計画は当初の予定に戻った。<br />アルファ米のえびピラフとクノールのインスタントコーンスープ。<br />昨日の体力消耗が尾を引いているのだろうか、もうひとつ美味しく感じられなかった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhlQDFPHnZlgmqYv_bpPrd4G9o3RYus867NqDSql9aLbTcJpVBMwto-C4eiQf7eMty1ojcTdytFJp7wU7dzt935BLtK1C0SEF63cQNRwFdax6AXx4bKbZ0ZynNTRA9htwZdx2V12kN6YYA/s1920/29.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhlQDFPHnZlgmqYv_bpPrd4G9o3RYus867NqDSql9aLbTcJpVBMwto-C4eiQf7eMty1ojcTdytFJp7wU7dzt935BLtK1C0SEF63cQNRwFdax6AXx4bKbZ0ZynNTRA9htwZdx2V12kN6YYA/s320/29.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">うーん(´・ω・`)</span></div><p>アルファ米メニューはこれが時々ある。体調によって美味しく感じられる場合とそうでない場合がある。いや、何もアルファ米の罪ではないのだ。他のメニューでもある。</p><p>私の場合、絶対に間違いなく美味しく食べられるのは、日清カップヌードル系、マルちゃんのワンタンスープ、どん兵衛きつねうどん。<br />食糧計画は非常に重要だ。なにしろ4泊5日、今回はもう1日プラスを、厳しい山岳地帯を歩き通す。しっかり食べなくては体力が持つわけがない。</p><p>登頂を祝してアーリータイムスも解禁し、完食。<br />今日は体を休める必要もあるので、雨音を聞きながら昼寝。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhkjseoEmCcwofpujiYIFCQV3N8Eedv54NEu7G3Rw3fp14QuMjgeBWZxPVxcdfxKuhYNKZKJNldFFz0CLvOep1X5lJQydAMxktBRMUS1NuaYRYEjcN9oIJr6m6SkcKSOpEJUfaou3yx3Vk/s1920/30.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhkjseoEmCcwofpujiYIFCQV3N8Eedv54NEu7G3Rw3fp14QuMjgeBWZxPVxcdfxKuhYNKZKJNldFFz0CLvOep1X5lJQydAMxktBRMUS1NuaYRYEjcN9oIJr6m6SkcKSOpEJUfaou3yx3Vk/s320/30.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">雨</span></div><p>目が覚めてもまだ夕方にはなっていなかった。</p><p>すぐ上に隣接するエリアにもテントが張られている。そのまた上にも。結構人が来ているのだろうか。</p><p>うだうだとしているうちに夕方になってくる。<br />明日も2時起床、5時出発だ。<br />18時に近いので夕飯にしよう。</p><p>夕飯はご飯(炊飯)、缶詰、FD味噌汁。<br />いつもの貧相な山メシ。<br />不思議なことに、このメニューを動画で見て「いいね」と言って下さる方がだいぶいらっしゃる。<br />ホントに貧相で撮る価値は無いと思うのだが、不思議とそうおっしゃっていただける方がいらっしゃるので、申し訳無い気持ちのままに、記録している。<br />本人はこれでいいと思っている。このメニューは炊飯が面倒くさいものの、炊いたご飯はやはりアルファ米よりすっと美味しいし、おかずの缶詰は見た目は貧相なものの、バリエーションは豊富。FD味噌汁も非常に多くの種類があり、スーパーで簡単に手に入る。<br />食欲が無くてもまず間違いなく食べられる、鉄板メニューだ。<br />・・・ただ、見た目がいかにもヒンソーなのが申し訳ない。やたらバエないメニューだ。</p><p>そんな見た目に乏しい、しかし美味しい夕飯をいただく。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgNwfDLd8M0Sg9f09Ln7Nj_ex94qQz9LrZo43BTTzXHJqzctolUX_Lx-WUvMaoRQ3IG9fG1SCUItA24uDnG3QP6iGgggvOK7SWO-aEIgVuCkQT7Y-JV_IFKSSrUqvkDOvuGSZC5XQRC_R8/s1920/31.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgNwfDLd8M0Sg9f09Ln7Nj_ex94qQz9LrZo43BTTzXHJqzctolUX_Lx-WUvMaoRQ3IG9fG1SCUItA24uDnG3QP6iGgggvOK7SWO-aEIgVuCkQT7Y-JV_IFKSSrUqvkDOvuGSZC5XQRC_R8/s320/31.png" width="320" /></a></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">鉄板の山メシ。見た目はアレですが美味しいのです。(;^ω^)</span></div><p>もちろんアーリータイムスもいただく。<br />そしてほどよく酔っぱらってシュラフに潜り込む。<br />お隣のテントのガサゴソが気になるが、それもスマホにマイミュージックで問題無し。(ヘビーメタルばっかり)</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-29280378770878235452020-11-04T18:42:00.004+09:002020-11-05T17:12:56.806+09:00北アルプス縦走 槍ヶ岳・大キレット 1of4<p>2020年8月22日~27日</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><iframe allowfullscreen="" class="BLOG_video_class" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/lP4knSEVuAc" width="320" youtube-src-id="lP4knSEVuAc"></iframe><br /><span style="font-size: x-small;">Youtube動画シリーズ1作目</span></div><p>長い在宅勤務が続く中、東京はGoToキャンペーンからも外されてはいるが、緊急事態宣言は出されておらず、都民はなるべく外出を控えている。<br />そうはいっても完全に家に閉じこもっているわけにもいかず、少しづつ外には出ている。<br />私も4カ月半もの間、出勤は5~6回、あとは近所のスーパーとコンビニしか行っておらず、精神的にも限界を感じていた。そんなところに8月下旬、夏休みがやってきた。</p><p>さすがに今回だけは勘弁してもらおうと外出することにした。とはいっても元々観光に興味を持つ人間というわけでもなく、やはり登山に行きたかった。</p><p>どこに行こうか。<span></span></p><a name='more'></a><p></p><p>ミーハーな性格が災いして「有名な槍ヶ岳に登りたい」と。理由も何もない。ただただ有名な名前を知っていただけだ。<br />加えて映画などネタバレを嫌う性格でもある。さすがにコースや危険度などは調べるが、他の方の山行のブログなどは写真テンコ盛りでせっかく行っても既視感だらけでがっかりするので、なるべく見ないようにしている。</p><p>屹立したとんがりコーン。この山頂への登りが易しい訳がない。しかし、ハーネスやロープが必要というわけでもでなく、クライミングのバディで臨むほどではない、ということは分かった。</p><p>以前、どこかの何かの誰かのWEB記事で読んだが、<br />「北鎌尾根は素人が行けるところではない。登降線が曖昧で地図だけでは判断が難しく、現地で斜面を見て判断出来るスキルが必要」<br />というのがあった。こういうところは私のようなシロウト登山者が近寄るべきではないと思っている。少なくともガイドが必要だろう。<br />そうでなければ地図上で実線の登山道は歩くことができるだろう。</p><p>槍ヶ岳は穂高山系に隣接している。へー、と思って地図を眺めていると、ぐるっと縦走できそうな北穂高岳の手前に大キレット、という文字が目に飛び込んできた。<br />良くは知らない。知らないが、おっかなそうな所だ、ということは直感で分かる。<br />山渓オンラインなどで情報を調べてみると、一応は地図上で実線登山道であり、ロープなど特殊な登攀具は不要らしい。が、それでも相当おっかない場所であるらしい。</p><p>問題はテント泊の装備で行くことが出来るか、だろう。<br />ただし、私の装備はいずれにしろUL(ウルトラライト)であるので、自分が行動して負担に感じる11kg以上でなければ大丈夫そうだ。<br />・・・・が、4泊5日の山行で11kgにザックを収めるのはかなり難しい。<br />リミット12kgとして工夫してみることにした。</p><p>結局、ザックは水を別にして9.5kgに収めた。水はその日の行動計画によって可変となる。盛夏でもあるし、不足は許されない。3~4時間の歩行計画であれば1~1.5Lで足りる。コースがキツそうであれば2L。6~7時間だと2.5L。それでも自分の場合は1Lほども余ることが多いが、ケガをして傷を洗ったり、こぼしたり、思いのほか消費量が多かったりと、万が一のために余分に持たなくてはならないだろう。</p><p>食料は完全無補給を原則として約4kg。これは徐々に減っていく。<br />私は山に入るとだんだん食欲が無くなるが、長期の行動からして食べずに済むわけがない。<br />荷物を軽くしたければ食べて消費するしかないという自分への縛りも兼ねて、完全無補給とした。</p><p>火器は固形燃料。これが一番軽い。<br />アルコールストーブと違ってテント内でも使うことが出来る。(注意:テント内は原則火気厳禁)</p><p>ヤニの問題はあるが、軽くしようと思ったらこれ一択だろう。<br />・・・しかし、やはりというか、学習能力が無いというか、ヤニの問題で必要以上のストレスを抱える山行となってしまう失敗をやらかした。</p><p>day.1</p><p>そんなこんなで、私にしては珍しく平日ではなく土曜日の出発。<br />私は公共交通機関を使うので、始発バスの時間に移動計画が左右される。<br />今回も、どんなに頑張ってもスタート地点である上高地バスターミナルへ到着するのはPM12時となった。</p><p>予定通り、上高地へ到着。<br />おそらく平時ならば観光客でごった返しているであろう上高地は、驚くほど人が少なかった。<br />そそくさと準備を整える。<br />日焼け防止のアームガード。これはmont-bellジオライン製の速乾性能で、汗をかくと蒸散していき、気化熱を奪って驚くほど涼感を得られる。<br />剱岳に行ったときはこのアームガードで腕を日焼けから守ったが、手首から先はしっかり真っ赤っかになってしまったので、今回は自転車用のフィンガーレスグローブを用意した。<br />効果はばっちり。見事手の甲の日焼けひりひりを防いでくれた。<br />後々に判明するが、このグローブ、さして高いものではないが、予想しなかった利点と欠点があった。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiaQnhr98T8qVICa0JEFNfpJTWojzyByap5TE7pKo4e-ddMZTvbqtlLURFhaBjPOimoAOfUkFm8UrvRYIq9bBlH_E7U9QUfprYgCZsM_cHqRfktcvPtbNopnu12-ptvVKyYW66jIw8pvfY/s2048/DSC_0244.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiaQnhr98T8qVICa0JEFNfpJTWojzyByap5TE7pKo4e-ddMZTvbqtlLURFhaBjPOimoAOfUkFm8UrvRYIq9bBlH_E7U9QUfprYgCZsM_cHqRfktcvPtbNopnu12-ptvVKyYW66jIw8pvfY/s320/DSC_0244.JPG" width="320" /></a></div><p>ヘルメットはまだいらない。上高地から最初の宿泊先の横尾まではなだらかな沢沿いの、アップダウンの少ない登りだ。収納袋に入れたままにしておく。<br />本来ならは軽量化のためのこ収納袋も外すのだが、移動の際に固いヘルメット表面が外に出ているのはよろしくないと思って、袋も持ってきた。</p><p>さっそく歩き出す。河童橋に向かう道は遊歩道で、多くの観光客と一緒だ。むさくるしい登山者のカッコウが気まずいが、そこここにチラホラ同族の方もいるので、ちょっとほっとした。</p><p>明神館あたりまではお散歩コース、その先の徳沢ロッジまではハイキングコース、という感じだ。<br />徳沢ロッジでは幾張りか、テント場にテントが見られた。</p><p>僅か2週間前、すぐ近くの小梨平キャンプ場でテント泊の女性が熊に襲われている。僅かに腕を引っかかれたくらいで済んだが、この周辺のキャンプ地は現在厳戒態勢だ。</p><p>その徳沢ロッジを横目に梓川左岸をどんどん進んでいく。</p><p>今回は「とぼとぼ大作戦」で行く。<br />前回、近所の低山に久しぶりに行った時、意識せずにペースが速かったせいか、右のふくらはぎを痛めたらしい。<br />下山時にはそれを庇って見事に左膝をやられたので、それに懲りてペースを落として歩く。<br />右のふくらはぎは今でも若干違和感が残る。相当痛めつけたらしい。<br />今回予定では4泊5日と長い縦走になる。計画は1日の行程を短めに調整して細切れにし、歩くには無理のないようにした。</p><p>とぼとぼと歩く。その分、長く景色を楽しめる、とも言えるかもしれない。<br />4時間ほどで横尾山荘に到着。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgWI3UUf7PNREWnLxolTYSU5nKB0qpLi-rKnqmTUzHnwNJuO4Wl2TdTg9zebRiuIu9FspSAZ-aNi334sLvdIQz9EXy29UjYauDIn2o5lW5poc7r6Mslu28u27Gy8Hpwh7ESecaYl94DnzI/s2048/DSC_0267.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgWI3UUf7PNREWnLxolTYSU5nKB0qpLi-rKnqmTUzHnwNJuO4Wl2TdTg9zebRiuIu9FspSAZ-aNi334sLvdIQz9EXy29UjYauDIn2o5lW5poc7r6Mslu28u27Gy8Hpwh7ESecaYl94DnzI/s320/DSC_0267.JPG" width="320" /></a></div><p>着く前に雨が降ってきて、傘を出した。ザックのサイドポケットに入れておいたので、すぐに出せる。<br />道程が穏やかで短時間なら、カッパを引っ張り出して着るより手軽でいい。<br />ザックを外に置いてマスクを装着、テント泊を受付てもらった。<br />山荘から出ると、目の前の案内板のところをデカいニホンザルが2頭ゆっくりと歩いていった。</p><p>キャンプ地に移動する。雨はほぼ止んでいる。<br />山荘エリア入口付近には多くのテントがあったが、奥のエリアには2張りほどしかなかった。<br />エリアの隅にULドームシェルターを引っ張り出す。<br />今回は槍ヶ岳、大キレット、と厳しいところが多そうなので、フレームで空間を作れるこれにした。<br />中に入ればしっかり休める。</p><p>シェルターの前にトミカのピクニックシートを敷き、新兵器を用意する。SEA TO SUMMITの10Lキッチンシンク。<br />運びにくいプラティパスもこれで楽に運べる。そして水を溜めて頭を洗えるのだ。<br />本来の食器洗いはそもそも洗剤を使わないので無用だが、あると色々便利だろう、と。<br />僅か49g。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjpdnWKnyoPUXtmsTom67s409gedBDefKaXKRVeq0CN7V-iudm8lpzQix8w9L-L9QcP-ABsX9vK5gALBAK47Mkfku5fB1hkyZUeAjoi3Y3f4f_cKUwkC9Kv9xEJCrPbG_5qlhCUXEaaqM8/s1920/1.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjpdnWKnyoPUXtmsTom67s409gedBDefKaXKRVeq0CN7V-iudm8lpzQix8w9L-L9QcP-ABsX9vK5gALBAK47Mkfku5fB1hkyZUeAjoi3Y3f4f_cKUwkC9Kv9xEJCrPbG_5qlhCUXEaaqM8/s320/1.png" width="320" /></a></div><p>・・・なんでこう余計なモノを欲しがるのだろうか。UL登山では50gはデカい重量なのだ。それにわざわざ水を汲んできて頭を洗う意味はない。確かに水運びや一時的な物入れに役立ってはくれたが、はっきり言って「無くてもいいもの」だ。</p><p>などと考えながら自分のテントサイトで頭を洗ってみた。まあまあ使えるかな。<br />ただ、この後はキャンプサイトが標高3000m以上となり、水は貴重品で(1L=200円)とてもアタマを洗うわけにはいかない。飲用と食料用、それに行動用でせいいっぱいだ。<br />アタマはドライシャンプーで洗っていた。</p><p>さて、そうこうしているうちに夕方になってきて、更に雨が降ってきた。<br />シェルターに潜り込む。<br />だんだん降りが強くなってくる。そして・・・ドームシェルターの天井などより雨が沁みてきている。<br />よく見るとシームテープがだいぶ剥がれてきている。もう7年も頻繁に使っているので、劣化してきているのだろう。<br />雷鳥沢の豪雨で叩きのめされたレインパンツ(25年モノ)もそうだったが、経年劣化でシームテープが剥がれてくると、糊の跡がこびりついて新しいシームテープが貼れない。<br />いっそ、内側のシームテープを全部剥がして外側からシームコート材を塗布していったほうがいいかもしれない。<br />・・・いや、ぼちぼち寿命かな。この山行の終盤ではファスナーが壊れて一方向からしか閉められなくなり、よく見たら壁面が擦り切れて相当な面積で穴が開いていた。</p><p>そんなことを考えながら、結露と雨漏りをせっせと拭く。<br />速乾タオルで拭いて、入口を少し開けて外へ手を出し、片手で握りつぶしてじゅー。これでかなりきれいになる。</p><p>明日はAM2時起床、5時出発予定なので、今日は20時就寝、18時には夕飯の支度を始めたい。<br />12時に上高地バスターミナルを出発し、16時にここ横尾山荘へ着。そんなに余裕があるわけではないのだ。<br />・・・が、かっちりスケジュール通りでなくてもよい。まあ結局のところはこれに従って動いてしまうのだが。</p><p>というわけで、さっそく夕飯の支度にかかる。とはいっても、そんなに手間のかかる料理を作るわけでもない。<br />お米の吸水。家にある普通のお米。いつもはあきたこまちなのだが、今回はたまたまひとめぼれになってる。特別な理由はない。たまたま、だ。<br />いつも研ぐことはしない。そのまま吸水させるだけだ。家にいるときはちゃんと研ぐのだが、山行ではいつも研がないで炊いている。水がもったいない、というのもあるし、研いだ研ぎ汁をそこらに捨てるのも抵抗があるし。でもいつもこれで美味しく炊けている。</p><p>夏場なので20分の給水。外は結構な雨が降っているのでシェルター内で炊く。(注意:テント内の火気使用は非推奨)<br />火器は固形燃料のESBIT。これを使うとクッカーの底にヤニがべったり付き、テーブル代わりのボードやスタッフバッグを著しく汚すので、今回はアルミホイルを底に被せてみた。これならヤニからクッカーの底を守れるし、薄いので火力が落ちることは無いだろう。</p><p>ところが、いい具合に炊き上がったかと思って火から下してみると、アルミホイルに穴が開いている。ESBITの火力に負けたらしい。<br />あー、これではダメだ。諦めよう。開いた穴で炎が直撃し、結局ヤニは防げなかった。</p><p>さて、ご飯の蒸らしに20分。<br />その間に次の準備をする。<br />今日はカレー。フリーズドライのカレーがあったので、それにする。お湯をかけるだけの超簡単調理。<br />それに味噌汁。ちょっと社食っぽいメニューだが、まあいいだろう。</p><p>蒸らしも完了し、FD(フリーズドライ)カレーを準備。お湯を入れるだけ。<br />そのまま上からぶちまけるか、と思ったが、思い直して「縦カレー」にする。ご飯をクッカー内で縦半分にして、空いたもう半分にカレーを入れた。<br />うんうん、ちゃんと半分づつのカレーライスっぽいではないか。<br />それにFD味噌汁。</p><p>いただきます。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi1lN9TwCr9AgPe0CVcoFp-hmyr8y0QtoY-Li6QfUWFWquuHSy8NTT5dhktjz7yoTvq4JF70QHxDhGS-yjuTkatPRlWentOoLbg_Mxm-DNH49QZiOPIexOu3aHiIPzFswP01P442TrtpQo/s1920/2.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1080" data-original-width="1920" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi1lN9TwCr9AgPe0CVcoFp-hmyr8y0QtoY-Li6QfUWFWquuHSy8NTT5dhktjz7yoTvq4JF70QHxDhGS-yjuTkatPRlWentOoLbg_Mxm-DNH49QZiOPIexOu3aHiIPzFswP01P442TrtpQo/s320/2.png" width="320" /></a></div><p>スキットルにアーリータイムス。<br />何故か分からないが、のどが焼ける感じがして焦った。なんだろうか。<br />(登山中に朝夕検温、正常。現時点でも検温の記録を続けており、発熱等は無し)<br />今回、お酒はこの200mlのアーリータイムスだけ。何泊かの山行になると私はお酒をあまり飲まなくなるので、これで十分だった。(もっとも最後に1缶のビールを買ってしまったが)</p><p>最初の夜を堪能し、シュラフに潜り込む。<br />そうそう。<br />今回、まずマットはサーマレスト・ウーバーライトSを新調した。<br />あれ?と思った方もいるかもしれない。そう、そのすぐ前に180cmのMサイズを買っている。</p><p>これにはあれこれと言い訳があるが、その間抜けな経緯はこうだ。<br />まず、私はエアマットを信用していない。自分の使い方に合ってないと思っている。<br />というのも、まず第一にパンクリスクが常につきまとい、それがストレスになるからだ。アウトドアでエアマットがパンクすれば、地面に直に寝るのと変わらない。これは「睡眠で疲れを取る」という山行にとって非常に大事な要素を著しく損なうことになる。<br />ではなぜそんなエアマットを買ったのかといえば、理由はふたつあった。<br />ひとつは、収納容積が非常に小さくなること。ほぼ缶コーヒーのサイズになってしまう。<br />実は重さはクローズドセルマットと大差なかったりするのだが、30Lザックでテント泊に行く私にとっては重量もさることながら、この容積の問題が非常に大きかった。<br />もうひとつは、厚みの問題。<br />このウーバーライトの厚みは6cm。<br />実はもうひとつ、mont-bellのULコンフォートシステムエアーパッド90cm(旧型)を持っていて、これは厚み8cm。寒い冬にはなかなかの性能を発揮してくれるが、いかんせん90cmしかなく、しかもすごい厚みを持っているので、足元にザックを敷くなどなどなどのトラディショナルな方法では、ULのペラペラのザックやレインウエアなど敷けるだけ敷いてもまだ段差は埋まらず、実は非常に寝にくいのだ。<br />が、やはり収納の小ささは魅力だ。<br />そこで考えた。まず、身長をカバーしてしまえば段差の問題は解消出来る。しかも180cmなどという長大なエアパッドでも、収納は驚くほどに小さい。<br />更に6cmもの厚みを持つエアパッドならば、ツェルトで土砂降りに合い内部に水深1cmの川が出来たとしても、エアパッドの上で問題無く過ごせてしまうのではないだろうか。<br />などというスケベ心も働いて、これはすんばらしいアイテムだ、と勝手に思い込んでしまった。<br />更に、「丈が足りないと寝づらい」という当初の懸念も忘れて、どうせなら最小でいいんじゃね?と更なるスケベ心が働く。</p><p>まずはmont-bellで露呈した「丈が足りない」という点にも着目して購入してみたのが、ウーバーライトMの180cm。目論見は当たって全身をカバーする、しごく寝心地のよさそうなマットだった。<br />これを検討した際にR値も考慮に入れたが、ウーバーライトのR値は2.3、いつも使っているクローズドセルのリッジレストSO-Liteは2.1。リッジレストは雪上で使っても全然問題なかったので、十分だろうと思う。<br />予想外だったのは、膨らませて上に乗ってみると、思いのほか薄かったこと。ちょっと立膝をついたり手を置いたりすると簡単に潰れて床面に当たった。これは、もし豪雨で水上のような状態になった場合、浮いた板の上で過ごせるみたいな都合のいいモノではない、ということを示していた。<br />まあ、当然といえば当然だった。実はmont-bellでも同じ経験をしていたはずだが、すっかり忘れていたらしい。<br />寝そべって荷重を均等にかけさえすれば、ちゃんと寝心地のいいエアマットでいてくれる。</p><p>もうひとつ。うるさい。<br />材質のせいだろうが、ガサガサと擦れる音がかなりうるさい。<br />まあ、寝ている分には別にいいと思うが、妙に気になった。</p><p>話が長くなった。<br />そして180cmで上記のようなことが判明し、「厚さがある程度薄ければSの119cmでいいのではないか?170gだし!」<br />・・・となって、Sも買ってしまったわけだ。<br />まったく、賢い買い物からは程遠い間抜けさだ。</p><p>そして、新戦力として長い間保留にしていたモノを、もうひとつだけ書きたい。シュラフだ。<br />なにしろ軽くて暖かいシュラフとなれば、超高額と決まっている。<br />しかし、ここに「シュラフカバーのいらない透湿防水で軽量な」という逸品が現れた。mont-bellのシームレスドライダウンハガー、という種類だ。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh5uC4n-HOFhbunb2SGw0ESWTDyy1YZHktmmNKThEyIlSFdVO17JB-7_SMyRtCi11jJc9XwTVSS-iEl6rTqag3QGdQ-sokGDvb-bXCxOkaiK4Rwz1UXaRv1Uwy6h6Bn7o_cciiDebIWbX4/s2048/DSC_0266.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1152" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh5uC4n-HOFhbunb2SGw0ESWTDyy1YZHktmmNKThEyIlSFdVO17JB-7_SMyRtCi11jJc9XwTVSS-iEl6rTqag3QGdQ-sokGDvb-bXCxOkaiK4Rwz1UXaRv1Uwy6h6Bn7o_cciiDebIWbX4/s320/DSC_0266.JPG" width="320" /></a></div><p>もちろん、高い。高いが、軽量で透湿防水だ。例の給付金をありがたく使わせていただいた。<br />シュラフカバーのいらない、ということは、シュラフカバー使用のこれまでよりひとつ空気層が減る、ということで、もしかしたら#5 + シュラフカバーより同グレードは寒いかもしれない。<br />#3にしてみた。8月下旬の横尾で、ぎりぎり暑くなく眠れるくらいだった。その後の3000mでは問題なかった。もう少し寒くなっても大丈夫だろうと思う。人間の体も季節に合わせて体感温度が変化するので、真夏の20度は誰もが寒く感じるが、真冬の20度だと暑く感じる。</p><p>さて。<br />エアマットであるがために、パンクを恐れて寝るまで座布団にはしなかったが、若干地面がごつごつしてはいたものの、なんとかそれでも過ごせた。<br />そして就寝時、エアマット周辺で角のありそうなものは残らず防水バッグに押し込み、シュラフに潜り込む。</p><p>20時、就寝。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-2521193616701394902020-10-09T08:06:00.000+09:002020-10-09T08:06:09.842+09:00さよなら、タケル<p> </p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjwg58NM1DnNhghF6Hf7xuZtEbBhXn0aD3_EQm0o6AvxvPX_Rl7scRW-8SOfW9oLpkuld3kPLWF8aNmQxu-DO04lgrtCLfdWx6mfD1b0Phcp62eLJN7BUcz4gErklE5KPQwyZHip1_TWOM/s3840/DSC_0002s.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="2560" data-original-width="3840" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjwg58NM1DnNhghF6Hf7xuZtEbBhXn0aD3_EQm0o6AvxvPX_Rl7scRW-8SOfW9oLpkuld3kPLWF8aNmQxu-DO04lgrtCLfdWx6mfD1b0Phcp62eLJN7BUcz4gErklE5KPQwyZHip1_TWOM/s320/DSC_0002s.JPG" width="320" /></a></div><div style="text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">2017年4月7日撮影</span></div><p></p><p>サモエドのタケルが天に帰っていった。2020年10月7日 午前11時40分頃。<br />2007年12月生まれ。大型犬としては平均的な寿命だったのだろう。<br />一度、少しだけヒーヒーと小さく泣き、その後、眠ったのかと思ったら、息をしていなかった。苦しまず、眠るように逝った。<br />前日(10月6日)、急に何も食べなくなり、立てなくなった。励ますとなんとか立ち上がることが出来るが、ほぼ立てない。特に苦しい様子も見せず、夕食もほんの少し口を付ける程度。翌日病院に連れていこうかと話していたが、あいにく定休日。苦しい様子は見せず、ものうげなだけに見えて、少し様子を見ようかと妻と話していた。<br />そして翌日(10月7日)朝ケージから出て来ず、口元にドックフードやキャットフード(大好き)、鶏肉を茹でたもの(大大好き)、牛乳などを持っていっても匂いをフンフン嗅ぐだけで口を付けようとしなかった。<br />気が付いたら動かなくなっていた。</p><p>年を取って、日中は寝ていることが多かったが、直前まで元気だった。油断すると猫の餌をつまみ食いしたり、いたずらもした。</p><p>タケル、ありがとう。さようなら。先に行った猫のメグちゃんとキミちゃんと天国で遊んであげて。</p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjN8mLZcmJO1IlnB3iP6xyqbqxlctU8_2J3PHu70UjaG0n17Fhm_j9shJHIDAMbM7aF6iocKGe2lEjzl8ThARv1D_DjluskTNKnarRUFdFJhz6EZcQJuyi-nh2jrc9bJ6xn5VWkAtTdW8c/s2048/20131218_230212.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1155" data-original-width="2048" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjN8mLZcmJO1IlnB3iP6xyqbqxlctU8_2J3PHu70UjaG0n17Fhm_j9shJHIDAMbM7aF6iocKGe2lEjzl8ThARv1D_DjluskTNKnarRUFdFJhz6EZcQJuyi-nh2jrc9bJ6xn5VWkAtTdW8c/s320/20131218_230212.JPG" width="320" /></a></div><div style="text-align: center;"><span style="font-size: x-small;">左:天青(テンセイ) 右:タケル 我が家のベストショット</span></div><p><br /></p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-6267914801513373622020-10-01T08:34:00.001+09:002021-05-19T08:36:17.951+09:00ご指摘厨ふたたび(Youtubeチャンネルコミュニティより)<p>(2020年10月あたり、Youtubeチャンネルコミュニティより)</p><p>何やら教条的な上から目線コメントが来てましたが、お読みいただく皆さまの気分を害すると思われるので非表示にしました。気分だけならまだしも・・・。</p><p>私はプロではありませんが、5千m級のヒマラヤ登山の経験はあります。クライミングもちょこっとやってます。クライミンググレードは5.11bなのでへっぽこです。雪山はYoutube公開を始めてからはほとんど行ってませんが、以前は行ってました。(団体ばかり)</p><p>でも、テント泊単独行はかなり後になってから始めました。(妻とは何度も行ってます)</p><p>登山をする方の経験値は様々だと思いますが、シングルウォールで3千m級はやめるべきだとか他の人が真似たらどうするんだとか、実際に楽しむ他の方や挑戦する他の方を軽率に見過ぎています。</p><p>一から百まで教えられてその通りに危険要素無く遊べるアウトドアなんてありません。それは実施するそれぞれのレベルの方が自分のレベルに合わせて判断する事です。Youtubeが正しいか、登山のプロが正しいか、この人達の言うトラディショナル(30年以上も古い)な登山の安全基準が正しいか、自分で決めるべきだと思います。</p><p>3千m級の山で台風接近などでもない限り、天候は読みづらいものです。だいたいラジオの気象情報は1日3回で、局所的に変化する降雨などには対応できません。そもそも山岳地帯では電波の届かないエリアも多いですし、スマホも圏外ばかり多いです。目まぐるしく変化する気象を読むなんて無理です。</p><p>事前に天気予報を調べておくくらいしか出来ません。</p><p>Youtubeというメディアで発信している限り、こういった指摘が後を絶たないのは承知していますが、様々な楽しみ方をされている皆さまの、あるいは「これからやってみよう」「やってみたい」と思われている皆さまの気分を害し、アウトドアという遊びをある型枠に嵌めて自分の解釈が正として他を許さない、という態度に残念に思いました。</p><p>アウトドアは自由なものです。そして、一歩間違えれば死や回復出来ない大怪我を追うスポーツでもあります。</p><p>みんなそれを承知して挑戦し、遊んでいます。</p><p>去年、剱岳で同日同時刻に登った方が亡くなりました。その数日後に登った若い女性も亡くなりました。私はその亡くなった若い女性のお兄さんの、妹の行方を問いかけるtwitter投稿をリアルタイムで読んでいました。</p><p>今回、北穂高から涸沢に向かう途中、ハシゴから落下した方が、私が向かった前日にいらっしゃいました。(骨折の大怪我)</p><p>でも私はその方々の知識不足、経験不足、判断の誤りを責める気持ちにはなれません。</p><p>こんないやらしい駄文を書きたくなかったのですが、いわゆるコロナ禍の「マスク警察」「自粛警察」と同じ「登山警察」が、こんなショボイ私のチャンネルにすら現れてしまうことにぞっとしました。</p><p>そして、他の皆さまのアウトドアライフに負のブレーキをかけかねないことに残念な気持ちになりました。</p><p>二度目の戯れ言となってしまいましたが、お目汚し申し訳なく思ってます。</p><p>そして、アウトドアを楽しみ挑戦する皆さまのそれぞれの外遊びが楽しく自由なものであることを願い、自分もその中の一人でありたいと切に願ってます。</p>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-82206530065900652352020-06-14T20:27:00.000+09:002020-06-14T20:27:47.135+09:00PRSのトグルスイッチ交換(故障じゃない)<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEht5AVZvMIsgRxyp2AHF1POVl6kCCnYJLdcSOmr1ESDZR5_vl5iIWqP556gYwEAynVlUdDFzhNFO0KqzcH0aA80LHqBc3_2wCNd8R4uhJ99D0big-PqHPDqgmVB-xHa3-A2KURUkm6zI-M/s1600/PRS%25E3%2583%2588%25E3%2582%25B0%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2583%25E3%2583%2581%25E4%25BA%25A4%25E6%258F%259B.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="833" data-original-width="1600" height="166" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEht5AVZvMIsgRxyp2AHF1POVl6kCCnYJLdcSOmr1ESDZR5_vl5iIWqP556gYwEAynVlUdDFzhNFO0KqzcH0aA80LHqBc3_2wCNd8R4uhJ99D0big-PqHPDqgmVB-xHa3-A2KURUkm6zI-M/s320/PRS%25E3%2583%2588%25E3%2582%25B0%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2583%25E3%2583%2581%25E4%25BA%25A4%25E6%258F%259B.JPG" width="320" /></a></div>
<span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;">※FBに投稿したやつだけどこっちにも。</span><br />
<span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"><br /></span>
<span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;">我ながらくだらないこだわりだとは思うが、PRS SEのトグルスイッチを交換。</span><br style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;" /><span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;">ノブが黒いのがどうも気に入らなくて、白にした。</span><br style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;" /><span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;">ところがこれが、とんでもない曲者だった。</span><br style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;" /><span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;">まず、PRS純正のク〇高いノブをA〇azonで購入。</span><wbr style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"></wbr><span class="word_break" style="background-color: white; color: #1c1e21; display: inline-block; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"></span><span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;">ところが付けられない。黒ノブは普通のネジ式だが、白ノ</span><wbr style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"></wbr><span class="word_break" style="background-color: white; color: #1c1e21; display: inline-block; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"></span><span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;">ブは差し込み式っぽくてダメ。マジか。高かったのに・・</span><wbr style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"></wbr><span class="word_break" style="background-color: white; color: #1c1e21; display: inline-block; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"></span><span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;">・(´;ω;`)</span><br style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;" /><span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;">ならばこの安いPRS SEは韓国製なのでミリネジだろうと見当を付けて、再び</span><wbr style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"></wbr><span class="word_break" style="background-color: white; color: #1c1e21; display: inline-block; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"></span><span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;">A〇azonでレスポールなどのフツーのトグルスイッチ</span><wbr style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"></wbr><span class="word_break" style="background-color: white; color: #1c1e21; display: inline-block; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"></span><span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;">用ミリネジのノブを取り寄せ、ところが、これも合わない</span><wbr style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"></wbr><span class="word_break" style="background-color: white; color: #1c1e21; display: inline-block; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"></span><span style="background-color: white; color: #1c1e21; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;">。</span><span class="text_exposed_show" style="background-color: white; color: #1c1e21; display: inline; font-family: Helvetica, Arial, "hiragino kaku gothic pro", meiryo, "ms pgothic", sans-serif; font-size: 14px;"><br /><span style="font-family: inherit;">うそだろー!インチかこれ?!・・・ということで、三た</span><wbr></wbr><span class="word_break" style="display: inline-block; font-family: inherit;"></span>びA〇azonでインチの白ノブを購入。<br /><span style="font-family: inherit;">・・・なんとこれも合わない!・・・え???ミリでもイ</span><wbr></wbr><span class="word_break" style="display: inline-block; font-family: inherit;"></span>ンチでもない・・・<br />カーズ2のイギリス車かよ!<br /><span style="font-family: inherit;">ならば、と、トグルスイッチごと交換。信頼の日本製ゴト</span><wbr></wbr><span class="word_break" style="display: inline-block; font-family: inherit;"></span>ーパーツ。<br />また久しぶりにハンダゴテ振るいましたよ。<br /><span style="font-family: inherit;">ホント、スイッチのノブを黒から白にしたいだけで結構な</span><wbr></wbr><span class="word_break" style="display: inline-block; font-family: inherit;"></span>大事だった。<br />でも満足。<br />(*´ω`*)</span>壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-53759708848226653022020-03-13T21:00:00.001+09:002020-11-05T11:38:22.268+09:00奥多摩 鷹ノ巣山 六ツ石山 ツェルト泊 その22日目。<br />
<br />
AM 5時23分、起床、朝食。<br />
<br />
強風が一晩中吹いていたが、ツェルトの支柱は無事だった。<br />
風はまだ若干吹いている。<br />
<br />
トイレに行って、とりあえずコーヒー。内側からツェルトの辺縁を物で押さえて空間を確保する。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgnt6o_sDbyL6p9FBidk9rUC_q0IGoydI2utxXx-arNmCAJq4guK_9E4XEM5iyc_hE1tXCPGSsYYh2cnjEHlKKFoSufyXy0RqG0SSOcPzmtIQHACy8jYhZ3P8LbDoYYxqHn8_yBY0eS0_8/s1600/23.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgnt6o_sDbyL6p9FBidk9rUC_q0IGoydI2utxXx-arNmCAJq4guK_9E4XEM5iyc_hE1tXCPGSsYYh2cnjEHlKKFoSufyXy0RqG0SSOcPzmtIQHACy8jYhZ3P8LbDoYYxqHn8_yBY0eS0_8/s320/23.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">朝のコーヒー</span></div>
<br />
レギュラーコーヒーがおいしい。<br />
ホントはハンディのコーヒーミルを買ってあったりするのだが、パーコレーターと豆と共に担いでくるだけの準備はしなかった。いつかやってみたい。(重量が許せば)<span><a name='more'></a></span><br />
さて、朝はアルファ米のドライカレー。尾西食品。<br />
お湯を注いでアルファ米でドライカレー?美味しいのかどうか、ちょっと疑問だ。<br />
それだけじゃあまりに貧相なので、FDの味噌汁を添える。ホントはここもサラダが欲しいところだ。<br />
<br />
普通にアルファ米を熱湯で戻し、添付のカレー粉(ドライカレーの基?)を入れる。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEistGx03ViGXmVlWYtRvcrytxkwLcbNrCN-WKNwGAcQzh5wgPdGEHqUI9rncXo7Y-Y5DhPr6iiVmSC1-LL0mXG2A80v6M39YxEtCbLe5V1I8iobfGqCLU34b5XcL1h0hnlMag1eaxZz_Ys/s1600/24.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEistGx03ViGXmVlWYtRvcrytxkwLcbNrCN-WKNwGAcQzh5wgPdGEHqUI9rncXo7Y-Y5DhPr6iiVmSC1-LL0mXG2A80v6M39YxEtCbLe5V1I8iobfGqCLU34b5XcL1h0hnlMag1eaxZz_Ys/s320/24.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">尾西のアルファ米ドライカレー</span></div>
<br />
・・・いただきます・・・お、おお、意外にイケるじゃないか。<br />
これは素晴らしい。さすがにパラパラ感はないものの、十分にドライカレーっぽい。これまた当たりであった。<br />
<br />
では撤収だ。ツェルトを畳んで帰路に着こう。<br />
と、ここで撤収の様子をGoproで撮るのを忘れた。何故今回忘れたのか。うーん。<br />
まあもっともこの強風では三脚が倒れてしまうだろう。<br />
いずれにしろ、全てをザックに入れてから「あ、撮ってない」と気が付いた間抜けだ。<br />
<br />
AM 7時59分、出発。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiThwSagR12wCB7dJ-w4By33DuAxJdUqD-Vw3qM3cWNfSQTCSfulrXiYdCeck8kgZUPftz7o8INJ5Xg8u9-tGDkuAO0mqsdN84_KiOEj5cBjJum3O9Uy-tmGzGdtYfDZea0-d3mJkd3Fsk/s1600/25.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiThwSagR12wCB7dJ-w4By33DuAxJdUqD-Vw3qM3cWNfSQTCSfulrXiYdCeck8kgZUPftz7o8INJ5Xg8u9-tGDkuAO0mqsdN84_KiOEj5cBjJum3O9Uy-tmGzGdtYfDZea0-d3mJkd3Fsk/s320/25.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">さて、行こう。・・・・・ん?</span></div>
<br />
足は自然と鷹ノ巣山頂上に向かった。また登るのか?昨日登ったじゃん。<br />
昨日下っていた急な下り、今日は急な登りになって、ゆっくりと歩を進めていく。<br />
ほどなく頂上に着いた。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg3cqSCXqR3EDH6W5rFF9o8yZ4p-cI0PRDWywGnSUBESso8V_TUetBuuoxOXIyg1vk8-RCrnBsST3I7J7Iw9Tf0BYMJ-6DG7ri9BugIAaT2nP5r44LYoYEP5pZ4KvdpNygixV80FLW3NQM/s1600/26.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg3cqSCXqR3EDH6W5rFF9o8yZ4p-cI0PRDWywGnSUBESso8V_TUetBuuoxOXIyg1vk8-RCrnBsST3I7J7Iw9Tf0BYMJ-6DG7ri9BugIAaT2nP5r44LYoYEP5pZ4KvdpNygixV80FLW3NQM/s320/26.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">また登ってしまった・・・(´・ω・`)</span></div>
<br />
うーん、いい景色。そして、またしても誰もいない。完全に一人きりだった。<br />
まあ今日は土曜日なので、これから奥多摩駅に向かって石尾根縦走路を下っていけば、登山者は増えてくるのだろう。後方からも抜いていく人がいるだろう。<br />
今はこの1,736mの鷹ノ巣山山頂に一人きりである。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEggEYEyMommSRXwAYchXRCo3rt1e-6CNhLehrNvh9oR8IThFbFI9RSJ5B1uiyQV_2JQsQY49x3h95-H-qxJ3eQwQCBRnYHuSoNLMkMVd1nrOAotpulwcCUlwhGlI1I1Mu5SZ6BSdAq9rNU/s1600/27.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEggEYEyMommSRXwAYchXRCo3rt1e-6CNhLehrNvh9oR8IThFbFI9RSJ5B1uiyQV_2JQsQY49x3h95-H-qxJ3eQwQCBRnYHuSoNLMkMVd1nrOAotpulwcCUlwhGlI1I1Mu5SZ6BSdAq9rNU/s320/27.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">オウフ・・・・</span></div>
<br />
さて、下ろう。眼下にまっすぐ続いている石尾根縦走路。帰路も見晴らしのいい明るい尾根で幸せだ。<br />
何度も歩いた道。奥多摩駅までは約15kmもあるが、急ぐ理由はない。好きなだけゆっくり歩けばいいのだ。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgUh1mavWfQjHiU7fqesF1ZhCLaGbdN7AXWcuyO-mEpKPUEcDiBakD3VQk3qY9tTH40Tj7diWIlXzhXd0vcU_zerDcbstk0eI-csX2AypbSOsrsz7UcxFti6wGRLNgu6EXqPoStwiY4pM4/s1600/29.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgUh1mavWfQjHiU7fqesF1ZhCLaGbdN7AXWcuyO-mEpKPUEcDiBakD3VQk3qY9tTH40Tj7diWIlXzhXd0vcU_zerDcbstk0eI-csX2AypbSOsrsz7UcxFti6wGRLNgu6EXqPoStwiY4pM4/s320/29.png" width="320" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
</div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">ずーっと石尾根縦走路を辿る</span></div>
<br />
明るい尾根を辿っていき、やがて北側斜面に入る。と、ここはだいぶ雪が残っている。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiJxCHoffmsSkiMsYil1-H2s2PWroUPl-8oIYGEYivPKa-hxOO6QsA8f138aJr4YgjKrg6hW43te1kWe77nLROCcxslWO4s-60kLIFk1U3LVb9NAFb9MekFn_771IcoDrzBJwIXbPiT59o/s1600/30.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiJxCHoffmsSkiMsYil1-H2s2PWroUPl-8oIYGEYivPKa-hxOO6QsA8f138aJr4YgjKrg6hW43te1kWe77nLROCcxslWO4s-60kLIFk1U3LVb9NAFb9MekFn_771IcoDrzBJwIXbPiT59o/s320/30.png" width="320" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
</div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">雪道</span></div>
<br />
どうだろうと見通してみると、アイゼンは不要そうだった。実際、踏み込んでみると雪道というほどではない。土の上に僅かに雪が被っている程度だ。ただし、かなりの高さまで霜柱が立ち上がっている部分が多く、うかつに踏み込むとすねまで潜り込みそうだ。<br />
なるべく霜柱トラップを避けてルートを選んで歩く。<br />
<br />
何度も歩いた道だからだろうか、そんなにたたずに六つ石山分岐まで出た。が、実際には2時間近くかかっているので、結構な距離を歩いている。<br />
<br />
AM 10:26<br />
<br />
今日は登るのだ。分岐を右に折れて、六つ石山頂上を目指す。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiRfQIdztHs4hoxtUPKPp89TNkaWbqpDD4yuCURBs69hmSICgWMQHrOVb4LbwJeGoWoVi-cDob03VfXYPRPxmlCitX99gwP-tuGhelJDkjm0_olfhJeey45lyAER3QjUslMpbp-ughGWLU/s1600/31.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiRfQIdztHs4hoxtUPKPp89TNkaWbqpDD4yuCURBs69hmSICgWMQHrOVb4LbwJeGoWoVi-cDob03VfXYPRPxmlCitX99gwP-tuGhelJDkjm0_olfhJeey45lyAER3QjUslMpbp-ughGWLU/s320/31.png" width="320" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">登ろう</span></div>
<br />
あの斜面の向こうは、どれほど先まで続いているのか・・・と思ったら、5分で頂上に着いてしまった。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhudkF2rRvEDNZ-PD49Iqaht6cd7wgY5Y0GOAXnXn31hRCXs-X0J90qTmJeEAYOtDIClXHDpLKNm944s3ChiU2ELwT4Mpib1ZMLvyvBgZYKJcAaBrZ76EOGI-SIE-nX8JRsxs5rW0rkNcg/s1600/32.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhudkF2rRvEDNZ-PD49Iqaht6cd7wgY5Y0GOAXnXn31hRCXs-X0J90qTmJeEAYOtDIClXHDpLKNm944s3ChiU2ELwT4Mpib1ZMLvyvBgZYKJcAaBrZ76EOGI-SIE-nX8JRsxs5rW0rkNcg/s320/32.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">5分で登頂(;^ω^)</span></div>
<br />
あ、あれ?ホント?<br />
良く調べもしないで登るから、そんなことになるのだ。これが頂上まで2時間半コースだったらどうするつもりなんだ。<br />
<br />
10時33分、六つ石山に登頂。標高1,478m。立派な石碑が立っている。<br />
<br />
ちょっと離れたところにトミカのシートを広げてザックを下す。<br />
お昼にはやや早い。コーヒーでも飲んで、それから昼食(カレー)にしよう。<br />
ちょこっと湯を沸かしてスティックコーヒーを、と思ったのだが、たったそれだけのことをするのにあっという間に11時15分になっていた。マジか・・・。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhHKMqfsOYWrog5XlmPyTOuLYuk13brBSokTyKghYetw4i85sAHWIyskqAvu7haDsBbkZYhYTc0RWqpfIZj2B-oLVQkqjglTNvKC6lLTQz62NLvhVoOYNs8MWlq3M0mx6Lu92kU3ffuyJQ/s1600/33.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhHKMqfsOYWrog5XlmPyTOuLYuk13brBSokTyKghYetw4i85sAHWIyskqAvu7haDsBbkZYhYTc0RWqpfIZj2B-oLVQkqjglTNvKC6lLTQz62NLvhVoOYNs8MWlq3M0mx6Lu92kU3ffuyJQ/s320/33.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">山頂の時間経過は4倍速(´・ω・`)</span></div>
<br />
ということで、引き続き昼食に。トリを飾るのはご存じ超定番のカップヌードルカレー。<br />
これは絶対王者であり、間違いない。おまけに去年行った剣岳で削りまくった食糧計画でなんとかエネルギーを取っている中、どこからか漂ってきたカップヌードルカレーの匂いがうらやましくて仕方がなかった、ということもある。<br />
満を持してのカップヌードルカレーなのだ。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhBw1sSEN7DJrumOKt9B9C-29TP_SNAaDjL-Agb805hRVfWgZfWdKMJeISR-qXs58ajupkV5QNq-pFwPFp4mE3nh72bqvaXpMmryiR-4ORsQx6_RQzcmwVWHhW2J3CVFv1o8QXPZP74VP8/s1600/34.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhBw1sSEN7DJrumOKt9B9C-29TP_SNAaDjL-Agb805hRVfWgZfWdKMJeISR-qXs58ajupkV5QNq-pFwPFp4mE3nh72bqvaXpMmryiR-4ORsQx6_RQzcmwVWHhW2J3CVFv1o8QXPZP74VP8/s320/34.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">ついに・・・・ついにこの時が来た!</span></div>
<br />
お湯を沸かすのももどかしい。3分間待つのももどかしい。<br />
いただきます!<br />
・・・うーん、このおいしさ。この安心感。<br />
しかもバリエーションはノーマルやシーフードなど多彩だ。なんという命の食糧だろうか。<br />
<br />
さて、下ろう。ここから下山まではまだかなりの距離がある。<br />
だいぶ見慣れてきた道。記憶を辿り、そしてまた記憶に留めながら下っていく。<br />
<br />
そして、例の深く掘れたぬたぬたのU字の下りまで来た。<br />
手前に規制ロープがある。あれ?こっちに道作ってるのかな?どのみちここは右のぬたぬたに向かって、<br />
・・・と、段差を下りようとしたところで盛大に滑った。<br />
うわわわ、マジか。いや、幸いに登山パンツなどはそれほど汚れず、人体もなんともなかったが、そんな手前にトラップがあるとは思わず、驚いた。油断大敵だ。<br />
そんな目にあって、鵜の目鷹の目で隠れたすってんポイントを確かめつつ、掘れたぬたぬたのU字道を覗きこむ。<br />
どうせやっぱりぬたぬたで・・・と思ったら、案外水分は凍りがちでそれほどぬたってない。<br />
お、これは通れる?と思い、深い溝に踏み込んだ。<br />
左右の林間に逃げて通る方法ももちろんアリなのだが、そっちはそっちでやや湿った土の下り緩斜面プラス張り巡らされた木の根で、実は大変滑りやすい。<br />
田んぼの泥を捏ねるか、緩斜面でこぼこ泥スケートリンクがいいか、どちらか選べ、ということである。<br />
<br />
凍結気味なら溝のほうがマシだ。慎重に溝の中を進んでいく。<br />
たまに上の林間に逃げないと、深い泥がある。そこは避けねばならない。<br />
慎重に進んで、なんとか抜けた。<br />
<br />
だいぶ標高が低くなってきた。まだ道は長いが、少しづつでも進んでいれば、やがては目的地に着くのが登山だ。<br />
「ゆっくりこそ近道」<br />
映画「世界侵略 ロサンゼルス決戦」で兵士の言っていたセリフを思い出す。<br />
<br />
そんな雑念を頭に巡らせてるうちに、終盤の深い杉林に入る。緩い九十九折れで降りていく。<br />
途中に神社がある。お賽銭を収め、登山の無事の感謝を捧げた。<br />
そして、ようやく下山口に出た。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh-GUQdfD4eSiY0apUM713hnpYkoIjvNCXlML7f33sQ15_VlCwqsOSwjIGqpemsOBggTtjlFr_Bf9O0XTZSBSy_OdmcRCaYWolZ1txbQrL3FeB81ix1lqUxO9_GNuV419rFlGJgnYyNqyM/s1600/35.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh-GUQdfD4eSiY0apUM713hnpYkoIjvNCXlML7f33sQ15_VlCwqsOSwjIGqpemsOBggTtjlFr_Bf9O0XTZSBSy_OdmcRCaYWolZ1txbQrL3FeB81ix1lqUxO9_GNuV419rFlGJgnYyNqyM/s320/35.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">下山</span></div>
<br />
ここから登れば石尾根縦走路を延々と辿る超ハードなヒルクライムが楽しめる。<br />
舗装の林道をてくてく歩き、途中にある羽黒三田神社に立ち寄る。<br />
ここでもお参り。登山の無事を感謝した。<br />
そして、鳥居の階段の端っこで帰りの身支度を整える。<br />
ここも、誰もいない。いつも、ほとんど人に会ったことがない神社だ。<br />
ドライシャンプーを使う。水を使わず、髪がさらさらになる不思議なシャンプーだ。アロマがいい香り。<br />
そして、奥多摩駅に向かって歩く。ここからもちょっと距離はあるが、神社からの下りがとても年寄りでは無理な荒れた土の急登だが、それを過ぎれば普通の舗装路だ。<br />
きれいな都市の道路に似合わないごつい登山靴で、ゆっくりと奥多摩駅に向かった。<br />
<br />壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-7770713218043153118.post-36775997766152084852020-03-13T10:25:00.001+09:002020-03-13T10:25:13.723+09:00奥多摩 鷹ノ巣山 六つ石山 ツェルト泊 その12020年2月21日 ~ 22日<br />
<br />
1日目。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<iframe allowfullscreen="" class="YOUTUBE-iframe-video" data-thumbnail-src="https://i.ytimg.com/vi/rve0_2K79Y4/0.jpg" frameborder="0" height="266" src="https://www.youtube.com/embed/rve0_2K79Y4?feature=player_embedded" width="320"></iframe></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">Youtube動画</span></div>
<br />
昨年(2019年)の剣岳登山から全く行ってない。理由は様々あったが、ともかくもどこかの山に登りたかった。<br />
自分が行けるところといえば・・・現時点では奥多摩くらいしかない。<br />
ならば、なるべく人の少ない静かな登山にしたかったので、水根から入る鷹ノ巣山を選んだ。<br />
有給休暇を取って、平日に行く。<br />
<br />
スタートは奥多摩湖。ここならトイレがある。<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiEYbqvCm9hSwGiNtP2bjHLQi43kYIRZ9EJas9ZYof6fVj8BJJx720JjImnmt7dLhG_V8ni_5iM5A2bIVtF6zZ_7owz4LmeLRDSZvpGP5JoH7FBr1W5x4ya3H1egrCItuz3MJjoCpnqK0U/s1600/1.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiEYbqvCm9hSwGiNtP2bjHLQi43kYIRZ9EJas9ZYof6fVj8BJJx720JjImnmt7dLhG_V8ni_5iM5A2bIVtF6zZ_7owz4LmeLRDSZvpGP5JoH7FBr1W5x4ya3H1egrCItuz3MJjoCpnqK0U/s320/1.png" width="320" /></a></div>
まずは湖畔のベンチでまったりと準備をして、AM 7時41分に出発。<br />
<a name='more'></a>いつもは道路を渡って階段を下りていくのだが、工事中でがっちり封鎖されていた。<br />
ちょっとうろうろしたが、諦めて車道を歩く。どうせ交通量も無きに等しいし、距離もごく僅かだ。<br />
山道入り口のちょっと手前でYAMAPをスタートする。ところが止め方が分からず(笑)、なんとスマホを再起動しても記録し続けるという超優秀な記録アプリで、大変役に立ってくれた。Androidのバージョンが低い先代スマホではあっけなく停止して記録が途切れていたりしたが、だいぶ動作が違っている。逆にありがたい。<br />
止め方は、結局全ての登山行程を終了し舗装道に出た後、ようやく発見して止めた。大儀であったな。<br />
<br />
さて、へんちくりん小屋はなくなっていた。が、陶芸などの作品は継続して販売しているらしかった。<br />
<br />
この時(ちょっと手前?)、ガラス戸にごく短時間だが自分の姿が写り込んだ。これは、編集後、動画をコーディングした後に気が付いた。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiVghOlv0SL-8tjXXHvQ3uPWPgTY7qYm92Sw9yAm-ldLINAGI6UihXxGm4GxX3cMIKKXKfmqqqnNVYR3Wc4U1Qi6BcybNKUFXnBTeGlmfqaLPLjADG5JnS9SK81Smzj_0O1R9pAxdVKjqY/s1600/2.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiVghOlv0SL-8tjXXHvQ3uPWPgTY7qYm92Sw9yAm-ldLINAGI6UihXxGm4GxX3cMIKKXKfmqqqnNVYR3Wc4U1Qi6BcybNKUFXnBTeGlmfqaLPLjADG5JnS9SK81Smzj_0O1R9pAxdVKjqY/s320/2.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">お・・・・・失敗(´・ω・`)</span></div>
<br />
どうするかと思ったが、面倒くさいのでそのままにした。<br />
元々私が動画中の自分の顔をマスキングするのは、プライベートを守る意味ももちろんあるが、それよりも<br />
「見たくもないおっさんの顔を視聴者の方に晒しちゃ申し訳ない」<br />
という意味合いが強いからだ。なんとなれば、自分がそうだからだ。申し訳ないが、Youtubeでおっさんが「はいどうもこんにちはー」から始まる動画は苦手だ。思わずストップボタンにマウスカーソルを合わせてしまう。<br />
今回は大して鮮明さもないし、さほど目立たない程度なので、放っておくことにした。<br />
<br />
水根の山道までの急な登りを行く。ヒマラヤに着ていったヤッケ(ドイツ語でJacke、英語でアノラックやジャケット)を着たまま登るが、いつもは暑くて着ていられないので途中で脱ぐが、今回はさほどでもない。<br />
外気温はそれほど寒くは感じないのだが。年を取ったせいなのだろうか。<br />
発汗量が多ければ脱がざるを得ないが、そうでもなければ冷たい外気に晒されて体は冷えていくので、上手くバランスを取れば着たまま行動できる。今回はそのようだった。ラッキー。<br />
水根の山道に出る。相変わらず細い。そして、水根の山道は高低差が非常に緩やかな沢沿いの道で、極楽浄土に続く道のような、非常に気持ちのいい道だ。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhpKFZBcpr9Grqv-WV6YJdFjcznuVwMo5nlRfWnK3XZkhx7c4MCPYLRhQ7-BRZ7bnLO1ejZVuO6CSADSich4IKu6TZkco4sRGaMztHU7K4gzAHXz4I6q8mRYv6RL7DV5RFPnU_QSGBBiz0/s1600/3.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhpKFZBcpr9Grqv-WV6YJdFjcznuVwMo5nlRfWnK3XZkhx7c4MCPYLRhQ7-BRZ7bnLO1ejZVuO6CSADSich4IKu6TZkco4sRGaMztHU7K4gzAHXz4I6q8mRYv6RL7DV5RFPnU_QSGBBiz0/s320/3.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">水根は好き(*´ω`*)</span></div>
<br />
・・・・もちろん、「高度を稼げない」ということは、その後に地獄の登りが待っているという意味でもある。水根ルートは奥多摩3大急登のひとつなのだ。<br />
※諸説あって、普通は「鷹ノ巣山の稲村岩尾根」「六ツ石山の水根ルート」「本仁田山の大休場尾根」私が登るコースは六つ石山直登ではなく石尾根縦走路に出るルートなので、少し外れている。<br />
<br />
しばらくはずっと沢の音と共に歩く。実は私は川・沢・渓が若干苦手だ。もちろん程好い渓の水音は癒し以外の何物でもないが、川のほとり、渓流沿いなどのキャンプは水音がストレスになってしまう。<br />
私は高度のある(2000m以上)山中の、無音のキャンプが好きだ。<br />
<br />
水根は昨年の台風19号で荒れている箇所が多く、登山道が途切れている場所もいくつかあった。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjj0fLC5Q764ER7acOVYZFI_vI-YI1By2ab34SU0LWbusEDKGVQmdupEw-d-hMZvuNi1kleIAC7q7Wq6hyIfnNh1pi-xyDEAf0FdxM4i_9CxzwGgRw3NR0Sj5vh_c7Y8jb8pK_rQQdFnZ8/s1600/4.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjj0fLC5Q764ER7acOVYZFI_vI-YI1By2ab34SU0LWbusEDKGVQmdupEw-d-hMZvuNi1kleIAC7q7Wq6hyIfnNh1pi-xyDEAf0FdxM4i_9CxzwGgRw3NR0Sj5vh_c7Y8jb8pK_rQQdFnZ8/s320/4.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">ルートを外れやすい</span></div>
<br />
何度も通っている道なのでまだよかったが、初見では荒れた渓の先に続きの山道を見つけられない場合があるかもしれない。<br />
私も林間に入った後、曲がるべきところを直進してしまい、「おかしい、見覚えが無い」と気が付き、YAMAPで確認してルートを外れていることが分かり、引き返したことが一度発生した。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjZ9yec4IJsSoOgOkh36ToaB9jX_YuywYb-23y6vZr63_GciCUGX8XAgmRCk5xt8zP29l9moUtNHX_aH9iQSOUUwok7qkqs5iH-QrXenUbHViWy63TMcj_l6-660LuC34QzfUQIKVQztlQ/s1600/5.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjZ9yec4IJsSoOgOkh36ToaB9jX_YuywYb-23y6vZr63_GciCUGX8XAgmRCk5xt8zP29l9moUtNHX_aH9iQSOUUwok7qkqs5iH-QrXenUbHViWy63TMcj_l6-660LuC34QzfUQIKVQztlQ/s320/5.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">YAMAPで現在位置確認</span></div>
<br />
YAMAPは地図をダウンロードしておけばGPSのみで現在地が確認出来るので便利だ。<br />
しかし、電子機器類は故障やその他何らかの要因で「使えない」場合も考えられる。私は必ず紙地図とSILVAのコンパスを携行している。大した読図能力はないが、何も無いよりはマシだ。<br />
<br />
さて、しばらくして美しい渓流沿いの緩やかな山道は終わってしまう。そこから林間に踏み込み、九十九折れの急登が始まる。<br />
<br />
夏季ならば涼しい林間の登りだが、真冬の今だと鬱蒼とした感じになっている。黙々と登る。もちろん、ここからは中綿のヤッケは着ていられない。脱いでザックの天辺に括り付けておく。<br />
ミックスナッツとチョコレートでエネルギー補給。ハンガーノックを防ぐ。<br />
黙々と、黙々と登る。<br />
<br />
AM 11時23分、ようやく石尾根縦走路に出る。暗い林間から無効に開けた明るい尾根に出る解放感が格別だ。苦労が報われた気持ちになる。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgVZvQ_WlfT9dNObX1NwJGKAld21SHjw7lapVfK3C80z8ALHseyflyDdLi0oPQkQp7JHMoYXxj3k5mOSP27AYbtDeVtnABm99TxZVInl6oINoMbviAAecdZvQgIXBIYZq-dTFFK1wit-ME/s1600/6.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgVZvQ_WlfT9dNObX1NwJGKAld21SHjw7lapVfK3C80z8ALHseyflyDdLi0oPQkQp7JHMoYXxj3k5mOSP27AYbtDeVtnABm99TxZVInl6oINoMbviAAecdZvQgIXBIYZq-dTFFK1wit-ME/s320/6.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">ここにたどり着くとホッとする</span></div>
<br />
ちょっとザックを下す。<br />
いつもは道標から少し離れたところで休憩するが、今日は水根入り口付近でWoodJobなおじさん達に会って以来、全く人を見ていない。<br />
珍しく道標のところでちょっとだけの休憩を取った。<br />
<br />
すると、たちまち体が冷えてくる。この日の気温は0~2度。立ち止まっていると寒くなってくる。<br />
<br />
黄色の分厚いヤッケを着て、帽子とグローブをして再スタート。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgcYubfm5QJfhCx0JDHogTrfx3XCGM8yvyJurLPG9ONsCB9aFQmjF76yBulArWCtagaNy-bnv3WuG_Jitxe-xYq5h-byHoHEV7TyulpmvRaKBw8k2XNjgQacOwrTK06aixCGmFWo11utrI/s1600/7.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgcYubfm5QJfhCx0JDHogTrfx3XCGM8yvyJurLPG9ONsCB9aFQmjF76yBulArWCtagaNy-bnv3WuG_Jitxe-xYq5h-byHoHEV7TyulpmvRaKBw8k2XNjgQacOwrTK06aixCGmFWo11utrI/s320/7.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">”濡れ”が無ければ十分</span></div>
<br />
今度は若干の登りで暑くなってくる。とはいっても、帽子とグローブを脱ぐ程度で調節は出来た。<br />
脱いだ帽子はヤッケの右ポケット、グローブは左ポケット。そして、必ずファスナーを閉める。面倒臭いけど、アイテムを無くさないための必須動作だ。<br />
<br />
尾根に出て景色が明るくなった。ちょっと上ると、やや穏やかな斜度になった。<br />
と、奇妙な木を見つけた。バネのように1回転だけくるっと曲がって円になっている。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgijxodC1QoOClMJWo_yNhFqCKaYduNseaUYEvw8-vQOIY3o1lqsGYIK1mPb5T8u3gVKlVKgGdcPtS9Rp3OP3503nrf0-nV7QusW5q7_ZkuJJ_xCPhvltkDgIS6A20_W2PKdDZ0d1Cb6f8/s1600/8.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgijxodC1QoOClMJWo_yNhFqCKaYduNseaUYEvw8-vQOIY3o1lqsGYIK1mPb5T8u3gVKlVKgGdcPtS9Rp3OP3503nrf0-nV7QusW5q7_ZkuJJ_xCPhvltkDgIS6A20_W2PKdDZ0d1Cb6f8/s320/8.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">1周してる</span></div>
<br />
風のせいだろうか。<br />
そのまましばらく陽の指す林間の尾根を歩く。やがて、鷹ノ巣山避難小屋に向かう巻き道と、頂上へ向かう石尾根縦走路の分岐に出た。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiUwF3MPLYccxL9wqCT8jJE3jMMDJGXK_0wRLvi-h4I9Rf5ftzsUk2ZEMe424oa0t5Tt_HgZSPE1TBe40wIyhT8RK20T1W_FN_GtW5Yw7Fz2csMJvCq-Qa2w4LOtOUbi1cucRFKkCwQDLM/s1600/9.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiUwF3MPLYccxL9wqCT8jJE3jMMDJGXK_0wRLvi-h4I9Rf5ftzsUk2ZEMe424oa0t5Tt_HgZSPE1TBe40wIyhT8RK20T1W_FN_GtW5Yw7Fz2csMJvCq-Qa2w4LOtOUbi1cucRFKkCwQDLM/s320/9.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">鷹ノ巣山 登頂路と巻き道の分岐</span></div>
<br />
ふと、どちらに行こうか逡巡した。<br />
今日はこのまま巻き道でラクをしてとっとと酒を飲むか?もうちょっと頑張って登頂して、明日はラクをするか?<br />
・・・ここまでの急登でかなり疲れているし、冬はザックが重い。ラクをしたい。しかし、今日登頂しなければ、明日登頂が待っていることになる。私は苦労や面倒などはなるべく先に片付けたい性分だ。<br />
よし、登ろう。ここまで来たんだ。あと僅かじゃないか。<br />
(しかし、翌日にまた登る気になるとはこの時は思わなかった)<br />
<br />
まだしばらくは斜度の緩い、開けた明るい石尾根縦走路を歩く。北側斜面には雪が残り、縦走路にもそこここに雪がある。<br />
アイゼンを履くほどではない。一応、軽アイゼン(8本爪)は持ってきている。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgvpgKNCChJWhjj2J4EHRuNm42VHJi8Xypz1UMIyPXm4Lne5_el484OnCnKNx-LRoTgZ-dHWqVaUV2BWfOhyphenhyphenFooksoBf8-0IUzBBmIy2nVeicFc6eoQg9MVybqIkRNz7132RwiOsPCt7kA/s1600/10.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgvpgKNCChJWhjj2J4EHRuNm42VHJi8Xypz1UMIyPXm4Lne5_el484OnCnKNx-LRoTgZ-dHWqVaUV2BWfOhyphenhyphenFooksoBf8-0IUzBBmIy2nVeicFc6eoQg9MVybqIkRNz7132RwiOsPCt7kA/s320/10.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">ちょっとだけ雪</span></div>
<br />
時折り富士山が遠くに見える。気持ちのいい尾根歩きだ。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhfoRDpP4lhqjzt9guBRvlRtXPnfo2rB9s3sI8x2Uq_xnxqA-oAYWJi9dM0-dkoB7xvi1cB_GxF9jS80b_8PeCzuAa5h9p-NU04rxtIZtghmBLoEBFZG9vtDSDm0Y_HTFmpmcBdQbxrPjY/s1600/11.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhfoRDpP4lhqjzt9guBRvlRtXPnfo2rB9s3sI8x2Uq_xnxqA-oAYWJi9dM0-dkoB7xvi1cB_GxF9jS80b_8PeCzuAa5h9p-NU04rxtIZtghmBLoEBFZG9vtDSDm0Y_HTFmpmcBdQbxrPjY/s320/11.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">いやー、最高(*´ω`*)</span></div>
<br />
が、鷹ノ巣山に登頂する最後の登りに差し掛かると斜度が急になり、最後の試練となった。<br />
少しづつ少しづつ、汗をかきすぎないように登る。30秒も立ち止まれば体の熱は引く。<br />
汗をかき過ぎると体温が急激に奪われ、低体温症のリスクが高まる。実際、それによる事故っも多い。<br />
<br />
じりじりと登り、12時33分、鷹ノ巣山に登頂した。標高1,736m。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiT1RxC0N4I4N8iMCuSRKt8YZteyOI1yVUaZjbnP6W0pOag8SQmYD1OkLaZeUFbUhKm2lFH6sSz1akfH28kzGlJMkYVgI4xPoiDEAyRGMRcjFlXJlqnmjVn5iDCrMjxwiabN7ICzYJ56A4/s1600/12.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiT1RxC0N4I4N8iMCuSRKt8YZteyOI1yVUaZjbnP6W0pOag8SQmYD1OkLaZeUFbUhKm2lFH6sSz1akfH28kzGlJMkYVgI4xPoiDEAyRGMRcjFlXJlqnmjVn5iDCrMjxwiabN7ICzYJ56A4/s320/12.png" width="320" /></a></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
</div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">登頂。何回目だろう?</span></div>
<br />
誰もいない。そして誰も来なかった。<br />
風の音だけがしている。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh79-ol3omldDpaEMfx1E7TJu0sT9vXwHLhYnpdA8AOcN17XjzubU8eiHUz9blXVFsQB18xTTfCTjPgUSCoFaFAm_8ktLJ9suqTjaWOYaFFrEC08mjGCOLoegkKAh7pKjvp3-TkRlOZYxw/s1600/13.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh79-ol3omldDpaEMfx1E7TJu0sT9vXwHLhYnpdA8AOcN17XjzubU8eiHUz9blXVFsQB18xTTfCTjPgUSCoFaFAm_8ktLJ9suqTjaWOYaFFrEC08mjGCOLoegkKAh7pKjvp3-TkRlOZYxw/s320/13.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">富士山が見える</span></div>
<br />
結局、ここまでは水根の入り口で会ったWoodJobなおじさん達のみで、完全に一人きりの登山となった。<br />
私にとっては理想的だった。<br />
<br />
しばらくぼーっと頂上からの景色を眺めて、避難小屋を目指し下る。<br />
下り口はやや細い道で、ちょっと注意する。<br />
登りで足の筋肉も相当消費しているので、スリップなどで大事故に繋がりかねない。慎重に歩を進める。<br />
ほぼ一直線の、すらっとした爽快な下り道。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhShWgZjVRHlO48XWvQ31kij9WYHZf5_PRyfUCVqHvZ6_ial4xZ5uANmA5RyZ1ZDK8VlKFJQeLWoaDvBU-NyLl5c20sgbUHmXJYfX-BolAkzZOacCh7Iv8AasvMBi3QE_ExfaamLWP2mnE/s1600/14.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhShWgZjVRHlO48XWvQ31kij9WYHZf5_PRyfUCVqHvZ6_ial4xZ5uANmA5RyZ1ZDK8VlKFJQeLWoaDvBU-NyLl5c20sgbUHmXJYfX-BolAkzZOacCh7Iv8AasvMBi3QE_ExfaamLWP2mnE/s320/14.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">カッコいい斜面だけど結構しんどい</span></div>
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
</div>
少しづつ下り、13時1分に鷹ノ巣山避難小屋に到着した。<br />
<br />
あれ・・・・おんぼろベンチとテーブルが無くなってる。撤去されたらしい。<br />
掘り返したのだろうか、地面がでこぼこになっている。<br />
ちょっと分かり難くなっていたが、いつもの場所にツェルトを張ることにした。<br />
<br />
いつもテント(いやテントじゃなくてシェルターか)やツェルトを張る様子を三脚で動画撮影しているが、とにかく顔のマスキング処理が面倒臭い。<br />
編集ソフトのモーション・トラッキングを使用しても万全に追従してくれるわけではなかったりするので、結局1コマづつ直したりする手間が発生する。多大な時間を食うのだ。<br />
そこで、「ならばあらかじめ隠した状態で撮影すれば」と思い、バラクラバとスキーゴーグルを持ってきた。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjiuEGe2wT07DLQCFM1amRKl-QO8MXOTbTKi58YDs1J2H9vs4Jae1IYM83dbxg9cJ5OV2CaQFDd6qfZZkpTmPnQFhJvplvmJDLf0Xmunl9o7wsARRpZHkgSxcC0Jd6dgOH7GzOoifAHPKA/s1600/15.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjiuEGe2wT07DLQCFM1amRKl-QO8MXOTbTKi58YDs1J2H9vs4Jae1IYM83dbxg9cJ5OV2CaQFDd6qfZZkpTmPnQFhJvplvmJDLf0Xmunl9o7wsARRpZHkgSxcC0Jd6dgOH7GzOoifAHPKA/s320/15.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">これじゃ〇ロリストじゃん(´・ω・`)</span></div>
<br />
はっきりいってパッキングには甚だ邪魔くさいが、まあ試しにやってみるのもよかろう。<br />
後で見返してみると、当たり前だが何も編集することが無い。非常にラクである。<br />
ただし、見るからに〇ロリストっぽいので、普通に登山者で賑わうテント場では使用が躊躇われる。<br />
夏は暑くてダメだろう。<br />
まあ趣向としては面白いが、使いどころは限られると思われた。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgu_3no8hxt0b2Z_r-ygG0HmiF7Gn7r4rMMbzyduQIKTWVabe7J979I88kIo4nt2SuUhRferw_OJFjfUlY31rGdkwtTYNphFFNeSAsL4HVRRAsL5Ay5zm8sev3lk0q1IMPKwQJhxuEoMtc/s1600/16.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgu_3no8hxt0b2Z_r-ygG0HmiF7Gn7r4rMMbzyduQIKTWVabe7J979I88kIo4nt2SuUhRferw_OJFjfUlY31rGdkwtTYNphFFNeSAsL4HVRRAsL5Ay5zm8sev3lk0q1IMPKwQJhxuEoMtc/s320/16.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">できた</span></div>
<br />
ツェルトを張り、まずペラペラの2mmの銀マットを入れるR値がウンヌンでほぼ意味がないとは言われているが、これがあると無いとでは大違い(だと思う)<br />
メインはリッジレスト SO-Liteなのだが、これの下に敷くことによって地面からの冷気がだいぶ違う。<br />
それにSO-Liteは120cmなので、足ははみ出す。ザックなどを敷いてはいるが、その部分もこのペラペラの銀マットが補ってくれる。<br />
この160cmで2mmの銀マットは重量わずか74g。冬にはなかなか役に立つアイテムだと思う。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh4btSIOsSvG5BhI9Q4ivjTkvBRB_gj3pF7pZEgRhyGy_cjTz975nDCtEl_bgsTKkLZx4FKtOBqsBSI2cFmXLt1EKu1ka-3ITUVcTg8DKy40rrAu3WL-e-XTMBW1QYf2v1HCWV3HQe785s/s1600/17.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh4btSIOsSvG5BhI9Q4ivjTkvBRB_gj3pF7pZEgRhyGy_cjTz975nDCtEl_bgsTKkLZx4FKtOBqsBSI2cFmXLt1EKu1ka-3ITUVcTg8DKy40rrAu3WL-e-XTMBW1QYf2v1HCWV3HQe785s/s320/17.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">2mmのペラペラ銀マット</span></div>
<br />
さて、ツェルトにザックを入れて、水汲みに行く。2Lと1Lのプラティパスを持っていく。<br />
私はプラティパスを丸めたり折ったりしていない。なんとなく、破れて漏れる恐怖があるので、必ず空気を抜いた状態で平たくしてザックの背側に平たいまま押し込んでいる。<br />
<br />
水場まではちょっと荒れた坂を下って数分。ここは3年ほど前に熊さんが水を飲んでいた情報があるので、慎重に近づく。<br />
水はちょろちょろだが出ていた。3Lを汲むのにすごい時間がかかったが、なんとか満タンにした。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhiO-5Q3BhnndIhXN9gL93101pI4JxKyezShFKltsXhM7m5n8CRnV-fugbiuR5ptYMe44NzsPPi6DAzlgLSyh7kPp1457srrwEztLWb5wyaapQyzKY8rFlFUXOBtUUzZxXGTN5IBZpkjcQ/s1600/18.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhiO-5Q3BhnndIhXN9gL93101pI4JxKyezShFKltsXhM7m5n8CRnV-fugbiuR5ptYMe44NzsPPi6DAzlgLSyh7kPp1457srrwEztLWb5wyaapQyzKY8rFlFUXOBtUUzZxXGTN5IBZpkjcQ/s320/18.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">すっごいちょろちょろ</span></div>
<br />
これで翌日に再度水汲みに来なくてもいいだろう。汲んでいる最中も、熊さんの近づく足音がしないか、耳をそばだてる。<br />
<br />
ツェルトに戻ってきた。14時33分。遅くなったがお昼にしよう。<br />
<br />
実は今回の食事メニューはなかなかにヒドイものがある。<br />
今日の昼、夜、明日の朝、昼、の計4食分だが、全てカレー系にしてみた。<br />
特に理由はないのだが、私の偏見のひとつに「登山でカレーは正義」というのがあるので、美味しいもの、そうでもないものを見極めておきたい、という気持ちがあった。<br />
あまり食欲の無い時でも、とりあえずカレーなら少しは食べる気になる。登山でへばった時の貴重なヘルパーなのだ。<br />
<br />
まず、昼はカレーうどん。いつものヤツだ。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhqGHvvPkES6_4Bm4RA43JwgfAEM7sr7gJB-W3npEW2AzfHihEtdvmuMyUqY5us2_G7U3LH17aBI3K0TdBV6IsokmP-x58A9bSy7wrd3DdOR52_mJ69_RKlG2g_beMv94aqEFAHHZ8XdkU/s1600/19.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhqGHvvPkES6_4Bm4RA43JwgfAEM7sr7gJB-W3npEW2AzfHihEtdvmuMyUqY5us2_G7U3LH17aBI3K0TdBV6IsokmP-x58A9bSy7wrd3DdOR52_mJ69_RKlG2g_beMv94aqEFAHHZ8XdkU/s320/19.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">マルちゃんのカレーうどん</span></div>
<br />
これは乾麺で安定しておいしい。ただそのままだと具の何もない素のカレーうどんになってしまう。<br />
そこで、スーパーで「鶏そばの具」というFD(フリーズドライ)を見つけた。<br />
おおお、これは良い。FDで軽いし、他にも使えそうだ。<br />
さっそく入れてみる。他に缶詰の「牛肉の大和煮」もトッピングにしようと思ったが、ちょっとくどそうな感じがしたので保留にした。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiEWVcfTuMJDhaKcyNCeNkJPqkNbCd893AqRwWbAO-y7cTB5JypvNB4Tt5zD660_PWdhD8TnnH5pxu_d4UiCW3wznnb2-iMzFaIKtez_wFHmcaQmjGxoQsFPkEffvbdZJYr11YhU_0d3Z8/s1600/20.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiEWVcfTuMJDhaKcyNCeNkJPqkNbCd893AqRwWbAO-y7cTB5JypvNB4Tt5zD660_PWdhD8TnnH5pxu_d4UiCW3wznnb2-iMzFaIKtez_wFHmcaQmjGxoQsFPkEffvbdZJYr11YhU_0d3Z8/s320/20.png" width="320" /></a></div>
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: x-small;">いただきます</span></div>
<br />
・・・うん、若干しょうゆ味が濃いかな。しかし味をブッ壊すほどではないので、まあ許容範囲だろう。<br />
グルメな人だとちょっと濃すぎると言われるかもしれない。私は他の具材を考えるより軽いFDを優先したい気持ちもあるので、大満足。<br />
<br />
さて、アーリータイムスでいい気持ちになってるし、ちょっと昼寝しようか。<br />
と、ここでちゃんとストレッチをしなかったことが帰宅後にひびき、猛烈な筋肉痛になってしまった。<br />
剣岳3泊4日では回避出来たのに、無精者の自業自得である。<br />
<br />
シュラフに潜り込む。ツェルト内の気温は1度だった。が、それほど寒くは感じない。<br />
とはいっても、風が前から後ろに吹き抜けている。うーむ。<br />
まあ、いいか・・・・<br />
<br />
目が覚めたら18時半だった。昼が遅かったから、夕飯にはまだちょっと早い。<br />
コーヒーを飲もうか。<br />
風が強くなっている。<br />
ツェルトはサイドリフトのない極薄生地なので、少し強めに吹かれると室内容積は半分になってしまう。<br />
<br />
ザックの中身や撮影機材などをうだうだと整理していたら、あっという間に20時くらいになっていた。<br />
夕飯にしよう。<br />
<br />
夕飯はカレーライス。ご飯はアルファ米。熱湯に15分で出来るので超便利。<br />
カレーはFDの「畑のカレー」というもの。前にFDカレーを試したが、具もほとんど無くいまいちだった。今度はどうか。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgNb5VU29IVRELIXJWrw7Fb0YUOdwVQBp1ZJWFnSf-lo7QYaVwFC4PIoV2kbGhD9VB6L3lRy72TMB9ogtW8R6LGO2O3cV5dEmSCc4e4VTVLfdP6da7yjW93ivw5cpnKI90P78EBuvruHNM/s1600/21.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgNb5VU29IVRELIXJWrw7Fb0YUOdwVQBp1ZJWFnSf-lo7QYaVwFC4PIoV2kbGhD9VB6L3lRy72TMB9ogtW8R6LGO2O3cV5dEmSCc4e4VTVLfdP6da7yjW93ivw5cpnKI90P78EBuvruHNM/s320/21.png" width="320" /></a></div>
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<span style="font-size: x-small;">スポーツ用品店のビクトリアで買った畑のカレー</span></div>
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ホントはサラダをと思っていたが、なんと冷蔵庫大整理の直後で葉物野菜がすっからかんだった。おまけに準備だけは事前にしておいたツナフレークパックはバラすのを忘れて3パックごと持ってきていたし、パックのコーンも持ってきたし、ドレッシングも処分済で代わりのマヨネーズはあるのだが、それら一式は全て使わず仕舞いで持って帰った。余計な重量となり果てた。<br />
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昼にトッピングから外した牛肉の大和煮も温めて食べる。<br />
野菜が無いのは寂しいが、まあ仕方がない。<br />
いただきます。<br />
・・・お、これは美味しい。このFDカレーは当たりだ。具もごろごろで食べ手がある。<br />
第二のカレーも違和感なく平らげた。とても美味しかった。バーボンもずいぶん進んだ。<br />
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<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhny5iV-NAvnCxzOxOhG5JKreFX9ASqhOz5TCBUVmT4ddeddzycCCSJ_TZZ6E03yDLwQTPFLpBWB-bYabOzW6U885ZBApvDa9er4tjgZIHifN-LwYMwlJAlwsgXdLCXHlfz8FT5-YYov70/s1600/22.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="900" data-original-width="1600" height="180" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhny5iV-NAvnCxzOxOhG5JKreFX9ASqhOz5TCBUVmT4ddeddzycCCSJ_TZZ6E03yDLwQTPFLpBWB-bYabOzW6U885ZBApvDa9er4tjgZIHifN-LwYMwlJAlwsgXdLCXHlfz8FT5-YYov70/s320/22.png" width="320" /></a></div>
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<span style="font-size: x-small;">おお、美味しいじゃん!</span></div>
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食後のまったりタイムである。行動食のミックスナッツとビターのチョコレートがおつまみ。<br />
チョコレートは溶けない季節限定のぜいたく品。今だけのアイテムだ。<br />
相変わらず風が強い。まあ支柱が倒れたら倒れたで、ツェルト生地にくるまって寝るだけだ。あまり気にしていない。<br />
20時30分、就寝。<br />
<br />壱号http://www.blogger.com/profile/06466187895477233056noreply@blogger.com0