2016年12月30日金曜日

Grasshopper Town



久しぶりに本格的なハードロック曲を作ってみた。
テンポ210のハイスピードなシャッフル。シャッフルというにはあまりにも超スピードだが。
シャッフルでハイスピード。跳ねてる感じなので、最初HOPPINGにしようかと思ったが、そんな題名はあまりにもクソ面白くない。
そういえばMTBでダウンヒルをやるとぴょんぴょんとバッタが跳ねているようにも見えるので、バッタにしようと考えたが、なんとなくこんな題名に してみた。


ドラムは大好きだったコージー・パウエルをイメージした。1998年に交通事故で亡くなってしまった。悲しかったなあ。
まるでコージーに叩いてもらってるような感じになってくれた。

ホントはもっとメジャー調のメロディーにしたかったが、どうしても出てこなくて、かなりタイトでマイナー調なペンタトニックになった。まあ、これ ばかりは創造の神サマが降りてくださらないと思うようにならないので、今回はこれで作りなさい、ということだと思ってナットクした。

イメージは、4人でスタジオライブの一発録り、な感じ。ドラム、ベース、ギター以外はリードシンセとハモンドオルガンだけの、シンプルな楽器数。
リードシンセとギターは完全に左右に分離したが、ユニゾンが多いのでそれなりにステレオ感は出ていると思う。

まあ、問題はヘタクソなギターだが、メロディーパートの高速リフはリードシンセと被らせたので、それなりに聞ける程度にはなっていると思う。
ギターソロはシングルピックアップのストラトの感じはちゃんと出たかな。後半はかなりノイズに悩まされた。買ったまま変更していない5万円ギター のフェンダージャパンなので、そんなにいいピックアップじゃない。もう買ってから25年以上は経っているし、人間本体も歳をとってきて手に油っ気 が薄くなってるので、ブリッジアースもあんまり効かず、更にノイズがのりやすくなっている。
ここは、昔ライブで使っていたEMGか!
もうギターにお金をかけ過ぎても残された時間も精力もないからもったいないし、EMGのSAだったらセットで2万7千円くらいで買えるので、終の 相棒としての、この5万円の国産フェンダー製ストラトとしてはいいポジションなのかもしれない。
ノイズの無いPUは自宅レコーディングにとってもいいし、どのみちそれほど上手でもない私のギターには手頃な選択なのではないだろうか。

ギター談義は終わりが無くなってしまうが、EMG SAは、色々な方のレビューによると「没個性」と評されていることが目立った。
ただ、私はギターの音色に個性はあまり求めていない。色々な楽器の要素としての音色は平凡なものでいいと思っていて、それらを駆使してはっとする ような曲を作りたい、という思いが強いのかもしれない。

昔、紅顔の美少年だった20代の頃、ストラトにフロイドローズ、それにEMGのSを使っていた。
エフェクターはBOSSのDS-1とフランジャー、それにアーニーボールのボリュームペダル。
もちろん、曲はブリティッシュ・ハードロック。それが私の青春だった。

今でも、嗜好はあまり変わらない。あまり?いや、全然変わっていないなあ。
元々、HRだけじゃなく、フォークやニューミュージックも好きだったし、J-POPも好きだった。当時のJ-POPとは、歌謡曲でもアイドルでも ない、かといってニューミュージックの主流であったシンガーソングライターでもない、TVや芸能界とはやや遠い位置にあった、と思う。もっと、こ う、純粋に音楽の世界、的な感じがした。
いまは、もっとTVや芸能界寄りになっている気がする。
あ、それから、クラシックも好きだ。ロマン派からストラビンスキーあたりまでが好みだが、バロックあたりもよく聞くし、古典も好き。演歌はごく僅かに好きな曲があるが、総じて苦手。民謡も、東北民謡は結構好きだし、高橋竹山の津軽三味線のアルバムも持っている。が、盆踊り系は 大嫌い、という面がある。

自作曲も、本当はボーカル曲、特に女性ボーカルが作りたいのだが、そこはなかなかままならない。
昔は作ってみたこともあったが、今は作らない。
なんといっても、今、私がまたこの趣味を始めた最大の理由は、孤立した創造の世界、でありたい、という思いが強いせいだろう。
家族に、という可能性はありえるものの、基本的には私個人の閉じた世界で行われる、極めて個人的な世界だからだ。
まあ、著作権や収益といった大人の事情も絡んでくるし、ひそやかに楽しむ創造の世界に余計なモノを持ち込むのはごめんだ。

録音や仕上げはPCのDAWソフトを使うので、驚くほど短時間で出来てしまうが、やはり一通り作ってから、直したくなる部分も多々出る。
平日は仕事で触る時間は無いので、週に1~2度、数時間、という程度しかこの創造の世界に浸れない。
さて、この曲は6~8分くらいになるのでは、と思っていたが、予想を大きく外して3分台後半で終わってしまった。
まあ、みっともないギターソロでそんなにひっぱれないし、想像していたメロディーラインの感じが大きく変わっているし、で、こじんまりとまとまっ てしまった。

まだ若干手を加えてから仕上げにしようと思うが、ほぼ私のハードロックのイメージ通りにはなってくれたと思う。

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