Youtube
ウルトラライト・ソロキャンプ その1
https://youtu.be/3xvp9yWKHjg
ウルトラライト・ソロキャンプ その2
https://youtu.be/_S7BZsrjLOU
ウルトラライト・ソロキャンプ その3
https://youtu.be/0jndZRRneLc
実は動画では1月28日~29日と表示したが、完全に単なる間違い。
申し訳ございません・・・orz
ぎっくり腰が治ったばかりであまり無理は出来ない。が、寒いうちにキャンプがしたかった。
なんといっても虫がいない。私は別に虫が苦手なわけではなく、生物兵器Gも手づかみで仕留めることも可能。
しかし、キャンプの虫ときたら、ロースタイル・キャンプでのアリさん大行進、羽虫や小甲虫の飛行編隊や大落下傘部隊、寝ているときに首筋を這われたり、蚊の耳アタック、など、実に不快な事が多い。シェルターやツェルトの入り口を閉めると暑いし、なかなか悩ましい。
冬だとそれらから全て開放されるのだ。
さて、ぎっくり腰後だし、荷はなるべく軽くするしかない。つまり、UL装備にするしかないが、水は少なくとも2.5Lは必要だ。
気温は氷点下になるだろうし、シュラフやダウンウェアも必要。
そこで、衣食住の食を工夫して軽量化した。
とはいっても、クッカー類はいつもより多い。火器はガスストーブでガス缶も持っているし、むしろ軽量化には逆行している。
包装を剥いでラップに包んだり、工夫はしているが、そこそこしか軽減出来ていない。
それに、今回はツェルトではなく、MontBellのULドームシェルターなので、この点も軽量化されていない。
むしろ、直接的に軽量化されたのは、撮影機材だった。
このところ、3mのモノポールを持っていったり、ジンバルを使ったり、Goproの各種アダプタを使ったりしたが、今回はGopro本体と予備バッテリーのみ。これがかなり違ったと思う。
(計算したら2kg近く軽かった)
UL化もある程度までいくと、削れるところは限られてくるもので、そのくせ「何故か今回は軽い」という現象が起きたりする。
プラのSカンまで計測しているくせに(1個2gを2個携帯)、何故か増減が出たりする。
さて、MTBで行きたかったが、さすがに止めておいた。
というわけで徒歩だが、約10kgのザックで大丈夫か、若干の不安はあった。
が、今回はGRANITEGEAR VIRGAで容量52Lなので大きく、相対的にザックは軽く感じられる。同じ10kgでも32LのOMM Classic32だとずしっと感じる。
バスを2本乗り継いでいつもの峠へ向かった。有給休暇で平日のため、バスは空いている。
閑散としたバス停で降りて、林道を歩く。
Goproをヘッドマウントして撮影開始・・・が、帰ってから映像を見てみると、かなり左右に揺れている。本人はそんなつもりはなかったが、頭が左右に揺れているせいだ。
見ていて酔いそうになる感じがするので、短いオープニング曲と、比較的マシな映像を組み合わせてみた。
今日は15時と珍しく遅いスタート。なんだかちょっとばかり陰鬱な感じもする暗い林間を抜けていく。いつもは清清しい渓流沿いのハイキングなのに。
林道から山道に踏み込む。いきなり急な登りが連続するきつい道だが、30分程度でしかない。ゆっくりと登っていく。
やっぱりあまり爽やかな感じはしない。午後も遅いせいだろう。
なるほど、こんな変化もあるのか。
ほどなく峠に到着。ほとんど汗もかいてない。寒くなるので、さっさとシェルターを張ってしまう。
OMM DUOMATを下に敷く。このマット、結構固さがある上に断熱性も高い。折り畳み式でザックの背にもちょうどいい。使えるヤツだ。
DUOMATの上に、THERMAREST RidgeRest Solite。超定番のクローズドセルマット。もちろんデカいし嵩張るが、今日はザックがヴァーガなので問題ない。
この二重マットで、地面からの冷えは全く感じなかった。
もっともここは標高500m程度の低山なので、1000m以上ではどうだろうか。朝、撤収時にペグが抜けなくなる凍土で試してみたい気もする。
シェルターにもぐりこんで、ザックの中身を引っ張り出す。
シュラフカバーを防水バッグ代わりに、シュラフとダウンウェアをふんわり入れてあり、そのダウン類を緩衝材としてほとんどのギア類(水モノを除く)を適当に突っ込んであるので、まずはダウンの中に手を入れてギア類を引っ張り出す。
UL化のおかげで大した量でも数でもないので、簡単だ。が、手探りしてもどこにあるか分からなくなってしまうモノもあったので、最終的にはダウンごと引っ張り出した。
ほっと一息ついて、何か飲み物を飲む。
ミニテーブルを出す。SnowpeakのOZEN。組み立て方を忘れかけてた。
久々にEPI REVO-3700、ガスカートリッジは230の大きいほう。何度かガス切れの憂き目に合ったので、新品を持ってきた。今回はじっくり使う予定でもあるし、110だと不安。
が、結局余りまくって持って帰った。じっくり、すなわちごく弱火火力なので、大して使わなかった。うーん。
ココアを入れる。
と、スキットルのバーボンも飲みたくなって引っ張り出した。
つまみは、うーん、ミックスナッツもあるけど、甘いものが欲しくてアーモンドチョコレート。ココアにチョコじゃチョコ&チョコ。まあいいか。
暗くなってくる市街地の風景を、タイムプラスならぬ手動でちょっとづつ撮った。
動画では繋げて作ったが、1度に1分、暗さを感覚で適当に選んで、うとうとしながら5~6回撮ってみた。
すっかり暗くなったところで、夕飯。今日はトーストを焼く。
キャプテンスタグやプリムスなど、トースター(ロースター?)は火面に対して焼き面がナナメになっているものがほとんど。
私の持っているのはユニフレームのミニロースターというものだが、これはバーナーパッドから僅かに浮いた焼き網が水平になっているので、真ん中だけ焦げそう。
そこで、ナナメにすればいいのか、と単純なアタマで考えて、取っ手の部分を逆にして焼き網をナナメにしてみた。
ちょっと不安定ではあるが、トーストを乗っけてじっと焼くくらいは出来る。
家庭用トースターの中身は電熱線なので、火を使うバーナーの場合、極々弱火だろう、と思い、やってみたら思いのほかいい焼き上がり具合だった。
一度に一枚しか焼けない。でも私はトーストは焼きたてが好きなので、私には合っている。
サンドイッチを作る。
まずレタスなど。コンビニのパックサラダをZIPLOCに移してきた。ホントはいつもあるビニールパックのオニオンサラダを買うつもりだったが、無かったので適当に買った。タマゴと鶏肉もおまけ。
その上にマヨネーズ。その上にコンビーフを適当に乗せる。コンビーフに粒入りマスタード。そしてマヨネーズをちょい足し。
最後にサラダをちょい乗せ。
挟むにはぶ厚くなったので、お箸を使って、サンドする。
あとは、レトルトのシチュー。なぜかスーパーに1種類しか見つからなかった。
そして、500mlのプラティパスに入れてきた日本酒。丸、という、リーズナブルなやつ。
ポリビンに酒を入れ、スノピのシングルマグで熱燗。
ポリビンのフタで日本酒を飲み、コンビーフサンドにかぶりつく。
至福の時間。
日本酒にサンドイッチなんて変な組み合わせだけど、お汁粉に缶チューハイとか、肉まんあんまん&シウマイにバーボンとか、散々な組み合わせでイケる私には問題無い。
美味い!
トーストをじっくり焼きながら順番にコンビーフサンドを作り、日本酒と、途中からジャックダニエルも参戦して、市街地の夜景を見ながら夜は更けていった。
シュラフは厳寒期の定番、MontBellの#5と#7を重ね、シュラフカバーはペラペラのISUKAミクロテックスではなく、今回はMontBellの3レイヤーゴアテックス。
それにダウンウェアの上下を、下は登山パンツの上から履いて更にゴアテックスのレインパンツも重ねた3重履き、上はTシャツに中厚手のジオラインシャツの上からダウンジャケット。
おかげで寒いどころか熱を感じてシュラフカバーのハーフジッパーとシュラフのジッパーも下げて明け方まで寝てた。
気温は氷点下1度くらいでそこそこ寒かったはずだが、不思議とあまり寒さを感じなかった。
家にいるほうが寒いくらい・・・なんでだろう。低山のせいか。
うだうだと映画など見て、スキットルのバーボンを飲んで、ミックスナッツとチョコを食べ、市街地の夜景を眺める。
以前に一度だけ、ラジオを持ってきたことがあったが、私の性には合わないらしく、いらいらして疲れてくるので、一度だけでやめてしまった。
寝るときはイヤホンで音楽を聴いていることが多い。が、たいていは一度目をさましてイヤホンを外してまた寝てしまう。
朝は目覚ましをかけなかった。
6時半頃に起きた。
とりあえず真っ先にポリビンにお米を入れて吸水。冬は1時間くらいが理想だが、30分ほどで空腹に耐えかねて炊飯開始。
例によってシエラカップで炊く。
アルコールストーブではなくガスなので、弱火とはいえ、ピンポイントに熱せられた底から焦げの香ばしい匂いが漂う。これに釣られて火から下ろしたら芯のあるご飯になってしまう、と思い、若干我慢して長めに火に掛けたら、焦げた。
まあ、ほぼ無事だったので、ぎりぎり良しとしよう。
ふじっこのビニールパックのさばの味噌煮と、フリーズドライの味噌汁。
変わらぬ和の朝食。
帰りはバスだし、残ったバーボンも飲んじゃおうかと考えたが、やはり朝っぱらから酒臭いオヤジは不謹慎に過ぎるので、耐えて素面で下山することにした。
3シーズンは日の出とともに直射日光に炙られるこの峠も、厳寒期の太陽光はありがたい。
暖かい陽の光の中、のんびりキャンプ道具をまとめる。といっても、UL装備なので大したこと無い。あっというまにザックに収まってしまった。
今回は携帯トイレのパックは1つだけ製造。もちろん持ち帰る。
小のほうは、といえば、我が家には2頭の大型犬がいるので、大判のペットシーツがいつでもある。これに吸わせて持ち帰るのだ。
足跡以外、何も残さない。それが私のソロキャンプ。
もっとも、余った水は草木に提供してしまうが。500mlを残して流す。万が一、怪我した場合や、転んで泥が付いた場合、これでなんとかなる。
ファーストエイドの小バッグに、香水スプレービンに入れたマキロンもあり、なおかつアルコール除菌ウェットティッシュもあるが、やはり水は最後の最後で必要だったりするので、必ず残すようにしている。
ゆっくりと急な山道を下る。頭にはGopro。動画の構成なんかを考えながら降りる。
そういえば、今年は自作曲のアルバムを作ってみようか、なんて考えてもみたが、このペースだと今年中には出来ないかもしれない。
まあ機材はいつでもスタンバイ出来ているので、ゆっくりやればいいか。
アルバムといっても別にレーベルから発売するわけじゃなし、ただの自己満足なのだから、好きなだけ手間をかけていいわけだ。
そんなにギターも作曲も上手いわけじゃないので、自分で納得の出来る作品をひとつづつ組み上げていくのも面白いかもしれない。
早朝の気持ちのいい林道を歩き、ひなびたバス停に到着。
15分後にバスが来る、という、かなりラッキーな時間。確認して計算して行動したわけじゃなかった割には、いいタイミングでバスは乗り継げた。
さて、次の計画は?
アタマの中にはいくつか構想が浮かぶが、2月3月はかなり仕事もプライベートも忙しい。まあ、焦らず計画しよう。
youtubeの動画をいつも楽しく拝見させて頂いています。
返信削除そうですか・・ギックリ腰ですか・・歳をとるとトラブルが
増えてきますね。相変わらずウルトラライトで冬天幕しているのですね。以前、プラティパスに熱湯を避難させた後でカップ麺を
作っていた動画がありましたが、あれは熱湯は平気なのですか ?
(私はsiggボトルユーザーなので・・)もし大丈夫でしたら、
プラティパスでタオルをまいた湯たんぽを作ってシュラフに
入れると天国ですよ。膝の後ろ辺りに置くのが良い感じです。朝まで暖かいし凍らないし、巨大なエクスペディションシュラフなんて要りません、軽量化&省スペース
(こちらがでかい)です。私も、もう56歳なのにソロ登山とかしてるし、40年前とは違うんだから・・と自分にいつも警告しています。
こんばんは~、ありがとうございます。
削除プラティパスは90度までOKなので、まあ大丈夫かな、と。今のところ、変形などはありません。湯たんぽ、いいアイデアですね。今度試してみようかなあ。いつもはハクキンカイロを足の裏に当てています。雪山でもなかなかの効果でした。
先輩ですね。私も今年で55才になります。
またよろしくお願いします( ´ー`)ノ