2019年7月13日土曜日

大菩薩嶺ツェルト泊登山

2019年6月20日 - 21日

Youtube動画。全4作です。

今回はかなり本格的に装備を軽量化してみた。
いつもネックになるのは、火器と燃料、それに食料。
まあ食料は一泊ならどうにでもなる。
火器は最軽量である固形燃料を選択した。一回の消費量が容易に計算出来る。

ザックはグラナイトギア・スラッカーパッカー。25L。僅か157gの防水ザック。ただし、内側縫い目にシーム処理がしてあるとはいえ、完全防水ではないらしい。背中側は汗が浸みて濡れる、という報告もある。


水1Lを含めたザック総重量は6.4kgだった。


軽量化に貢献したのは、なんといってもモンベルULツェルトだろう。実測値で222gしかない。収納袋、ガイライン、ポール2本、ペグ8本を全て含めても487g。ULファストパッキングで使用されるタープ泊並みの重量でフルクローズドな空間が得られる。

パッキングは軽量化に成功したものの、行動予定は間抜けな失敗をやらかした。

JR中央線・甲斐大和駅バス停

起点を上日川峠にして電車やバスの乗り継ぎと時間を調べはしたものの、バスの運行がなんと6月中は一日も無いことに、JR甲斐大和駅を降りてバス停の時刻表を目にするまで気が付かなかった。

6月は運行してなかった・・・(´・ω・`)

さて、どうするか。
どうするも何も、JR中央線で塩山駅まで行くしかないが、たまたまそこに塩山駅行きのコミュニティバスがやってきたので、これ幸いと乗り込んでしまった。時間はかかるかもしれないが、私はバス旅が好きだ。

バスに揺られながら塩山駅からの第二案(プランB)を調べる。
塩山駅からは、やはりバスに乗って大菩薩峠登山口への便がある。そこから上日川峠まで登山道を歩くと、およそ7km。結構な距離だが、この間抜けな失敗をリカバリーするならちょうどいい戒めかもしれない。
上日川峠からテント泊山小屋・福ちゃん荘までは30分程度だから、13時過ぎには着けるだろう。
午前中からテン場で酔っぱらう不謹慎な計画は潰えたが、昼から酔っぱらう同じく不謹慎な予定に計画変更だ。

しばらくバスに揺られてJR塩山駅に到着。乗り換えもちょうどいい時間だ。

JR中央線・塩山駅

少し待って大菩薩峠登山口行きのバスに乗る。
そして、登山口に到着。Goproなどをスタンバイさせて舗装路を歩く。

舗装の林道歩き

しばらく登っていくと、大菩薩嶺への分岐が出てくるが、パス。もう少し先に行ったところの上日川峠への登山道に入る。
入口で水分補給。プラティパス500mlを水筒代わりにしている。いちいちザックから出さなくてはならないのが鬱陶しいが、このザックはハイドレーションなどに対応していない簡易なサブザックなので仕方ない。

水分補給

空は晴れている。眩しい雲間を見上げながら、水を飲む。

さて、登山道に入った。
何度かこのザックを使っているが、クリップマウントでGoproをショルダーベルトに挟み込むと、クリップが鎖骨に当たって痛い。
それを少し避けて挟んだら、Goproが約30度傾いてしまった。
実はそれに気が付いたのは帰って動画ファイルを確認してからで、なんと最後までこの傾きに気が付かなかった。
ダメだなあ。現地でスマホのWiFi接続モニターで、実際の映りを確認すべきであった。

およそ30度傾いている (´・ω・`)

登山道に入り、穏やかな登りが続く。と、正体不明の骨が落ちていた。亀の甲羅のようにも見えるが、プレデターの頭部を小さくしたようにも見える。何だろうか。

ミニプレデター?

途中で舗装の林道を横切ったり、ハイキングコースの売店があったりと、なんだか”山登り”感が薄いが、たまにはこういうのもいいだろう。

千国茶屋

徐々に傾斜はきつくなっていき、途中から本格的な登山道の登りとなった。結構、きつい登りだ。
おまけに道は掘れている形状で、ほとんど風が通らない。暑い。
幸い、まとわりつく虫は少な目で、それだけは救いだった。私は別に虫が苦手ではないものの、登山の登りで顔の回りにまとわり付いて飛び回る虫はさすがにイヤだ。

ひたすら登る

時折、吹き抜けの地形に出会うが、やはりほとんど風が通らない。この山道の位置が山の風裏になっているのだろう。
思ったより岩の表面が出ている部分も多く、変化を楽しむこと3時間ほどで、上日川峠に着いた。
ちょっとほっとする。

上日川峠

福ちゃん荘に向かう道はどこかな?
駐車場が多く、ちょっと迷ったが、ほどなく登山道を見つけて入る。
道は樹林帯で傾斜も穏やか。鳥の声を聴きながら30分ほどで福ちゃん荘に着いた。

福ちゃん荘

料金を支払い、テント場(キャンプ場)に下りる。
誰もいない。まあ平日だし、雨予報だし。

誰もいないキャンプ場

奥に行けば静かなのだろうが、トイレに近いほうがいいと思い、山道すぐ脇のエリアに張った。予想通り、通り過ぎ行く登山者達の声がすぐそこに聞こえてくるが、登山者が通る時間帯は限られているし、今日は平日&雨でそもそも人が非常に少ない。
ただ、トイレに近い、とはいってもちょっと歩く。やや離れている。

ツェルトを張る地面を観察。平たいので雨が溜まる・・・かと思いきや、溜まった跡も流れた跡も無い。???と思って踏みしめてみると、どうやら浸透が強い土質らしい。

テントエリア

さて、ここで動画コメントに指摘のあった「テント張る場所の選定が未熟。溝も掘ってない」だが、実はこのような観察はあらかじめしていた。が、あまりに抗弁的だと角が立つし、そもそも閲覧者はお客様気分だし(国外だとそんなことはない)、確かに収益を得ている限りは閲覧者は確かにお客様なのは間違いない。
なので、土質は観察していました、程度の”ご説明”に留めておいた。

ただし。
まず、本降りな雨となった場合、そもそも平地ばかり地面を均して作っている山小屋のテン場は、どこもかしこも水没しやすいところばかりで、水没しなければ流れに晒される場所に張るしかない。
そこで流れを避けるために「溝を掘る」という行為だが、これは30年以上前の常識で、現在ではキャンプ場や山小屋のテン場では、せっかく均してある平地にやたら溝など掘ってしまうと後から利用するキャンプ客の迷惑になるばかりで、溝など掘るべきでは無い。現に溝掘りを禁止しているキャンプ場は多い
登山における山小屋管理のテン場は「溝を掘るな」というところはほとんど見かけないが、このように昔の常識に囚われた年配の登山者によりテン場は溝だらけで、おまけに本気の本降りではそれもほとんど役に立たず、結局雨を集める用水路のごときになってしまっている。おまけに溝によりテントを張れるスペースが著しく制限されてしまっている。

・・・ということを反論したかったが、やめておいた。なんといってもお客様でありますし。
まあともかく、Jeepで林道を走り回り、川辺にテントを張っていた昔、直火で焚火も当たり前の時代だし、トイレは穴掘って埋めるのが常識だったし、もちろんテントの回りには溝を掘るのも常識だった。
ただしその時掘った溝は、Jeepに積んだケンスコでがっつり深く掘った。しかし、そうまでして江戸城の外堀並みの工事をしても、本降りの雨だとせっかく掘った溝の内側に更に流れが出来たりする。
溝を掘った分だけ、移設も困難になる。
経験者は皆知っているはずの経験則なのだ。

閑話休題。

それはともかく、浸透しない地面ならば間違いなく水没するであろうスペースにツェルトをちゃちゃっと張る。
私は風向きもさして気にしない。テントやツェルトが飛びそうなヤバい強風の吹く稜線などは別だが、たいていは人の目を避けられそうな方向、あるいは景色の良さそうな方向に入口を向ける。

ツェルト張り

13時を回っている。お昼にしよう。
ツェルト入口でかたつむりで食べようと思ったが、時折晴れ間が見える空なので、外で食べることにした。
キャンプ場はやはり飛ぶ虫も多い。なるべくツェルトの入口を閉めておいて、寝ている時に顔や首筋にまとわりつく奴等を減らしておきたい。

ツェルトの底に敷いたトミカのピクニックシートを引っ張り出す。
モンベルのULツエルトの床サイズは80×200cm、トミカのピクニックシートは90×180cm。実はちょっと長さが足りない。
しかし逆にこの足りない20cmにザックなどを上手く入れておくと、ピクニックシートはツェルトの底から、するっと抜ける。そしてお昼などに使える。終わればまたツェルト底に簡単に滑りこませることが出来る。
ちなみに横は逆に10cm大きいので、折っておかないと雨を集めてしまう。

ツェルトの脇にピクニックシートを広げる。登山靴を脱いで、ピクニック気分。

トミカのピクニックシート

と、準備をしていると、足が攣りそうになる。水分や塩分が不足しているのだろうか。
ストーブは、ESBITチタニウムストーブ。固形燃料のメーカーのESBIT製。三本足の非常に簡易なゴトク。14gしかない。

ESBITチタニウムストーブ

マグカップなどを乗せるにはゴトクの間隔が広いので、足に穴を開けなおして間隔を狭く改造してある。ドリルで穴を開けるだけとはいえ、チタン製なのでなかなか大変だった。
ESBITはスタンダード。ひとかけら4gの小さいほうだ。お湯を沸かすだけなら2個で足りる。火力を上げたいなら3個。個数を増やしても燃焼時間は変わらない。火力が上がるだけだ。
ESBITはサイズの大きいミリタリーが人気らしいが、私にはスタンダードのほうが使いやすく感じる。
3個をストーブの受け皿に乗せて、マッチで火を着ける。「マッチでは火が着かないからライターを使用する」との情報が多いが、若干着き難くはあるものの、ちゃんと火は着く。マッチはコンビニで売っている普通のマッチ。
クッカーに400mlの水を入れて沸かす。今日はカレーうどんの乾麺。芸は無いのだが、安定しておいしい。

カレーうどん

お湯が沸き、麺を入れ、ほぐしていると、吹きこぼれて火が消えてしまった。出来上がり間近だったので、不問に付す。
と、もしかしてこのまま火が着くのでは、と思って濡れているであろうESBITに再度マッチで火を着けたら、ちゃんと火が着いた。
さすがは軍用。
スープを入れて出来上がり。何も具がないのも寂しいので、魚肉ソーセージをトッピング。例によって芸がない。
スキットルのアーリータイムスを煽りながら食べた。

いただきます

ピクニックシートをツェルト下に敷き直し、ツェルトに潜り込む。
と、雨が降ってきた。ああ、やっぱり。カレーうどんを食べてる時にポツッときた気がしていた。

雨が降ってきた

ほどなく本降り、いや土砂降りになった。うおぅ、マジ土砂降りだ。
色々なものをザックに入れて万が一の浸水から守っておく。このツェルトは前後の底面のフラップがごく小さく、地面が見えてしまっている。
若干の跳ね返りはあったものの、ツェルト内への浸水は無かった。やはり土質に浸透してくれたようだった。
おまけにツェルトは透湿性があり、結露もほとんど無かった(若干はあり)
まだ新しいのと、縫製部分にはシーム材を塗布しているため、雨漏りも無し。
こりゃ意外に悪天候に強いのかもしれない。
シュラフにもぐりこんでいたら、いつの間にか眠っていた。

頭はシュラフから出していたが、どうやらツェルトの壁にくっついていたらしく、雨がツェルトの生地越しにダイレクトに感じられてびっくりして目が覚めた。何しろ10デニールしかない生地だから、雨粒が直接頭に当たっていると勘違いした。

起きても雨はまだ降っていた。しかもまだ本降りのままだ。時刻は夕方近く。
ツェルト内をチェック。床面は無事。ピクニックシート上にも雨は来ていない。やはり地面がみな吸い込んでくれるらしい。
ツェルト表面はうっすら結露しているものの、ほんとにうっすらで、わざわざ拭くほどでもない。
縫製部分からの雨漏りも無し。大したものだ。

更にバーボンをちょっと飲み、行動食の羊羹をちょっとつまみ、酔っぱらって二度寝という人生最大の堕落を決め込む。
起きたら暗かった。夕飯にしよう。

幸い雨は上がっていた。
ツェルトの入口を解放し、ポールにヘッドランプをぶらさげる。ランプ部分に今朝NewDaysで買ったおにぎりを入れたコンビニ袋を被せた。

ヘッドランプにコンビニ袋

こうすると光が拡散して明かりとしては見やすい。

結構使える

ヘッドランプのままだとスポットライトのようになり、少しの揺れで照射位置が外れて見難い。
ちょっと風があり揺れて見ずらいが、スポットライトがぶらぶらするよりマシだ。
さすがに飛び回る虫が多いが気にしてはいられない。

地面が雨で濡れているが、浸透してくれる土質なので幸い溜まってはいない。アルミホイルを敷いてESBITゴトクを置く。
米を炊く。吸水は30分ほどしておいた。クッカーはチタン。
今のところ失敗は無い。

炊飯

いつも通りの炊き方で、火から下した後はタオルにくるんでシュラフに突っ込んで蒸らしだが、ESBITのヤニでクッカーの底がベタベタなので、トイレットペーパーを敷いた。
・・・うーん、トイレットペーパーが香り付き。トイレの爽やかな香りになってしまった。

おかずはサバの味噌煮だが、ビニール包装のレトルトパックがスーパーに売っていた。缶詰より20gほど軽い。
あとはフリーズドライの味噌汁。

さて、蒸らしタイムが終わった。チェックしてみると、焦げは無し。上手く炊けた。
サバ味噌煮をクッカーのフタに盛る。・・・うーん、ちょっと細切れになってしまっている?缶詰のほうがサバの形がしかっり保てるのか。

夕飯

バーボンを用意。いただきます。

メニューとしてはいつもと変わらない。最少装備でもいつも通りのメニューに出来るのはうれしいかもしれない。

と、食べ終わる頃に再び雨。あー、やっぱり。
まあタイミングとしてはラッキーだったかも。
結局、トイレに行ってツェルトにもぐりこみ、シュラフに入ったらザーッときた。
また本降りだ。雨音を聞きながらうとうとして、いつの間にか寝入っていた。

・・・・・ん、んんん、何だか体が痛い。
腰骨と肋骨の脇が痛い。なんで痛いのかといえば、横向きに寝ていたからだ。でもなんで、といえば、マットが薄くて固いのだ。
このマットはEVERNEWのFPマットというもの。

EVERNEW FPマット

薄くて固いのが特徴だが、横向きに寝ると、体重のかかる腰骨と肋骨の脇が圧迫されて痛い。
真っ直ぐ上を向いて寝る人向き?そういえば、昼寝した時もなんだか痛いなとは思っていた。
どうも私には合っていないのかもしれない。

もぞもぞしながらも眠る。やはり時々痛くて目が覚める。
私は山でぐっすり眠ることにはあまりこだわらない。横になって静かにしているだけでも体は相当休まる。眠ることにあまりこだわりすぎると「眠らなきゃ」という強迫観念に捕らわれ、かえってストレスになる。
登山ではどのみち普段とは違う体に過酷な環境で行動し続けるわけなので、自分にやりきれない部分はベストを目指すのではなくベターで十分と考え、それが自分のフィジカルにどの程度効果が得られるのかを冷静に感じられるように留意すると、だいぶ気持ちが楽になる。
私は普段からあまり寝付きは良くないので、余計にそう感じるのかもしれない。
それにしても、しばらく前から導入した「枕」は正解だった。ISUKA ノンスリップ・コージー・エアピローという空気枕で、ちょっと厚みがあるタイプ。横向きに寝るのが好きな私にはちょうど具合が良く、手放せない。

ISUKA ノンスリップ・コージー・エアピロー

なんだかんだで途切れ途切れにも睡眠時間は稼げて、朝になった。
雨は上がっている。が、今にも振り出しそうな空模様。

ツェルトの入口を開け、ESBITでお湯を沸かしてコーヒーを飲む。
やっぱりレギュラーコーヒーがおいしい。山のうぐいすが気合の入った鳴き方をしている。

朝のレギュラーコーヒー

登山の朝は時間との勝負だが、この大菩薩嶺はそんなに慌てなくても時間に余裕のある登山が出来そうだ。
だから、手早く作れるアルファ米リゾットじゃなくても、ちゃんと米を炊いたご飯でよかったかもしれない。
やはりどうしても、米は炊いたほうがおいしい。

まあ、せめてもの抵抗で、アルファ米を一度ちゃんと熱湯で戻し、蒸らしてからリゾットにしてみた。このほうがおいしくなるのではないだろうか。
尾西の白飯は1袋が大盛りご飯1杯分で、それを更にリゾット(雑炊)にすると、量がマシマシになる。
今日は長い急な下りで足の筋肉を酷使するだろうから、頑張ってたくさん食べておいたほうがいいだろう。

大盛りのミネストローネ・リゾット

朝食の後、もう一度コーヒー。今度は甘いインスタント。どちらもおいしい。

さて、それでは撤収にとりかかろう。

キャンプ撤収

荷物が少ないので、ちゃちゃっと終わってしまう。
さっさと片付けて、まずは大菩薩峠に向かう。

大菩薩峠へ

しばらく沢の音を聞きながら緩やかな登山道を登っていく。
沢から離れて渓流の音が遠ざかると、鳥の呼び交わす声が聞こえてくる。
登りも徐々にきつくなってくる。が、ザックが軽いせいもあり、それほど負荷は高くない。
北岳や甲斐駒ケ岳ではおよそ11kgの52Lザックを背負って登ったので、かなりきつく感じたが、今回は大したことない。
まあ標高も1000m違うし、そもそも11kgのザックでキツイなんて相当なヘタレだな、と自分でも思う。
ヘタレはヘタレなりに考えて工夫して、自分に合った、自分の耐えられる登山を模索するのだ。

しばらく登っていくと、先行者の方が現れた。雨がちな平日の大菩薩嶺でも登山者の方はちゃんと登っているのだ。
そういえばガスが相当濃くなってきている。迷わないように注意しなくては。

ガスが濃い

念のためスマホのYAMAPを確認してみると、GPSは正常に機能していて、現在地を正確にポイントしている。
地図はしょっちゅう広げてはいるものの、ガスに巻かれて遠望が利かないので、コンパスはほとんど役に立たない。ある目標物から延びる登山道の方向をコンパスで確認し、歩き始めて、次の目標物に辿り着いた時に再度コンパスで来た方向を確認し、おおよそ合っているか見当を付けるしかない。
地図とコンパスはとにかく習うより慣れろで、コンパスの指し示す方向と、地図上の距離感がなんとなく掴めると、なんとなく分かるようになってくる。
登山地図に飽きたら国土地理院の2万5千分の1地形図でやってみると面白い。これは、現在地と周辺、見える範囲の地形が面白いように把握出来るように作られている。

と、そうこうしているうちにあっという間に大菩薩峠に着いた。もっと遠いと思ったが、意外に早かった。

大菩薩峠 標高1,897m

やはりガスに巻かれて眺望は全く無い。まあ、雨が降ってないだけマシだろう。
ザックを下してミックスナッツを食べ、水を飲んでいたらMTBの方が2人押して上がってきた。

ちょっと休憩して再出発。方向を確かめて歩き出す。
ちょっと風が出てきたか。ここでGoproのウインドジャマーを試す。スポンジを被せるだけだが、効果は期待出来るか。
帰ってモニタリングしてみたらちゃんと風切り音は軽減されていた。

Goproのもふもふ

足元はかなり岩場が多くなってきた。ガスで岩の表面が濡れているので注意が必要だ。

少し行くと「賽ノ河原」に着く。それらしき石積みを見て真っ直ぐ行くとすぐに行き止まり。あれ?あれ?と分岐を探すと右に下る山道がある。
しばらく下ると本当の賽ノ河原に着く。
小石をひとつ積む。もうひとつ。
休憩小屋の写真など撮ってそのまま通り過ぎる。

賽ノ河原

ガスの中、かなり見通しが悪い。現在位置を確かめながら進む。
と、ちょっとした岩をよじ登るポイントがあった。岩はさほど濡れていないが慎重に足をかける。

岩登り

登ってちょっと行ったところで、2人の登山者が早めのお昼?朝食?を取っていた。
挨拶して行き過ぎる。

数少ない登山者の方

最初の先行者の方を含め、ここまで5人にしか会っていない。

と、樹林帯に入っていく。相変わらず濃いガスで森の中も見通せず、非常に幻想的だ。

迷いの森・・・・・ん?(;^ω^)

そのまま登りに差し掛かり、しばらく登ると「大菩薩嶺」に到着。標高2057m。

大菩薩嶺 標高2,057m

先行者の方がいらっしゃって、写真を撮り合った。
ザックを下し、水分補給と行動食。
この時、Goproにレンズキャップをして、そのまま外し忘れてしまっていたのが大失敗。

間抜けな失敗に気が付かず、下りに向かう。ここから丸川峠に向かう。
いきなり結構な急傾斜となって、そのままどんどん高度を下げていく。
かなり膝にきそうだ。しかも、丸川峠を中間点として大菩薩峠登山口までかなり長い。

手を使わないと降りられないポイントもいくつも出てくる。これはしんどい下りだ。
樹林帯の中をひたすら下っていく。
と、ふと目の前の樹林が開け、だだっ広い谷に出くわす。ここが丸川峠だ。
山小屋がひとつ。ラジオかテレビがかかっているようだった。
道標だけカメラに収めてそのまま進む。

丸川峠

再び樹林帯の急な下りになる。

いい加減つらくなってくるあたりでお昼を過ぎたので、適当な道の脇に上がってお昼にする。

この時にGoproのレンズキャップしっ放しに気が付いた。Oh.....

腰を掛けられるような適当な岩も倒木も無く、足を開いて登山靴のまま座った。行儀が悪い。
家に余ってたカップそばを取り出す。ザックの中で余計なスペースをくうが、手軽さはぴか一だろう。
アルミホイルを敷いてゴトクを置き、ESBITで湯を沸かす。

実は大腸内視鏡検査の食事制限で買ったカップそば

結局、たったそれだけのお昼休憩に1時間近くかかっている。やはり大休止はよく計画しないと行動計画が大幅に狂う可能性もある。
再び下る。
手を使わなくてはならないほどの急な斜面はだいぶ減ってきた。

木々の間から木漏れ日が見える。ちょっと天気は回復してきたのだろうか。
樹林帯で助かった。直射日光が遮られているので涼しい。

樹林帯の木漏れ日

徐々に下りは穏やかになってくるが、所々は要注意な急斜面も混ざっている。
だいぶ長い距離を降りていくと、ようやく登山道出口(入口)の林道が出てきた。

登山道出口(入口)

急にフラットな車道ほどの幅の未舗装路になる。沢が近く、渓の音を聞きながらゆっくり歩く。
途中、頭を洗おうと思い、渓流に下りた。
もちろんシャンプーや石鹸の類は使わない。ひたすら渓流の流れで頭をばしゃばしゃ洗う。

沢の水で頭を洗おう

気が済むまで洗って、タオルでよく拭く。そしてここで便利アイテムの「ドライシャンプー」を出す。

ドライシャンプー

掌に少しチューブより出し、ヘアジェルよろしく毛髪と頭皮に万遍なく馴染ませる。
最後に、もう1枚の速乾タオルでよく拭き取る。アロマのいい香りがする。しばらくして乾いてくると、あら不思議、髪の毛がサラサラになってくる。

再びフラットな林道を歩く。若干のアップダウンがあり、この登山をスタートしたあたりの分岐に出て舗装路となった。

再び舗装路へ

バス停まで、細い山道のきれいなアスファルトだ。
途中、木からぶら下がっていた芋虫くんに顔が当たりそうになった。あら失礼。

編集ソフトAviutl(フリーソフト)の編集画面

そのまましばらく下っていくと、行きにスタートした大菩薩峠登山口バス停に着く。

もう少しでバス停

再びバスに揺られてJR中央線塩山駅に向かった。

2 件のコメント:

  1. 毎回楽しく拝見させて頂いています。
    壱号さんの影響を受けて、テン泊登山をするようになった山初級者です。
    大菩薩嶺登山、動画とブログの編集大変お疲れ様でした。
    次回も登山動画とブログ楽しみにしています。

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  2. あら、こんにちは~(*´ω`*)
    迷いの森に辿り着いちゃいましたか( ゚∀゚)ノ
    今回、大菩薩嶺手前の樹林帯がまさに迷いの森状態で、ちょっと面白かったです。
    ブログでは動画に比べて若干毒があるかもしれません・・・(;゚∀゚)
    またよろしくお願いします。
    ( ´ー`)ノ

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