先日、初めて大腸内視鏡検査を受けた。
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一昨年の健康診断で「便潜血」と診断され、掛り付けの内科医に大腸内視鏡検査を受けるよう、勧められた。
が・・・当然、抵抗した。
1.このトシになると健康診断で何かしら引っ掛かるもので、いちいち真に受けて検査やら何やらしても。というのは、健康診断で引っ掛かった不具合を放置し、翌年また健康診断を受けると問題無し、その後もやはり問題無し、ということを繰り返してきたので、とりあえず明らかにヤバい引っ掛かり方(糖尿とか癌とか)以外は一年様子を見ることにしている。
2.さすがにケ○にモノ突っ込まれるのは抵抗がある。
ということで保留にしたが、さすがに二年連続で「便潜血」に引っ掛かったものだから、観念した。それでも、決心するまでには相当な時間がかかった。
(ちなみに、掛り付けの内科医は、何年も前に(忘れた)痛風発作が出て以来、お世話になっている)
嬉々として紹介状を書いてくれて、下剤と腸内洗浄剤を渡され、検査前日の夜に飲むように言われた。
検査の前日。
その日は何も食べなかった。大腸内視鏡検査の前日は、別に何か食べてはならないわけではない。消化のいいものは大丈夫。
私は自主的に食べなかっただけだ。
時々、一日絶食をしてみている。普段は毎日缶チューハイを飲んでるダメな自分だが、このたまにやってみる絶食は、体の調子が良くなる気がしている。また、食べないという状態が自分の体が如何様に感じるのか、確かめてみたい、という気持ちもあったりする。
もうひとつは、大腸内に残った例のアレが少ないほど、検査がスムーズに終わってくれるのではないか、という期待もあった。
そして、夜。定時でとっとと上がったのに、山手線が故障でがっつり止まりやがる仕打ちを受けながら帰宅。
慌てて風呂に入り、慌てて出て、21時半に下剤と腸内洗浄剤を飲んだ。先に風呂に入ったのは、もし風呂に入っている最中に下剤が効いてきっちゃったりしたら・・・という恐怖心からだった。
洗浄剤は、ソーダの粉みたいなもので、結構量があった。紙コップに半分くらい?味は無いに等しいが、僅かにシュワシュワするような感じ?気のせいかもしれない。味わうつもりはなかったから、分からない。
が、そんな心配を余所に、下剤が効いてきたのは1時間半後だった。つまり、23時。
トイレ一回で済む訳が無い。これだから早く帰りたかったのに、山手線のポンコツめ。
それから数回以上、頻繁にトイレに通って、午前0時過ぎにようやくお腹のゴロゴロがマシになった。完全に収まりはしないが、なんとか眠れるくらいにはなっただろう。
ぐったりして床に就く。
翌朝、紹介された医院の扉を開ける。
受付をして、検査着に着替える。検査着は前開きのワンピース、そして下着(パンツ)も。下着はお尻に穴が開いているタイプ。なるほど。
まず、エンジンオイルのようなポリ容器で本格的な腸内洗浄液を1L渡され、1時間かけて飲むように指示される。
やはり味わうつもりは毛頭無いが、飲み難くはない。少しづつ、飲んでいく。
1時間ごとに何回トイレに行ったか、出てくるモノの不純物の混ざり具合はどうかを記録していく。が、飲み終わるまでにさほど便意はやって来ず、洗浄液を飲み終わってから市販のミネラルウォーターを500ml渡され、それを飲みだしたら一気に便意が来出した。おそらく、前夜と同じ1時間半後くらだったからだろう。
それからは出てくるモノがどんどん透明になっていき、ほぼ不純物が無いくらいまでになって検査可能になった。
が、当然それでお腹のゴロゴロがぴたっと収まってくれるわけではなく、しばらくはトイレ通いであった。
さすが医院のスタッフさんは分かっていて、頃合いを見て検査に案内してくれる。
ということで、本番。
簡易ベッドに寝かされる。
そして、鎮静剤の注射。ここでは先生は鎮静剤と説明してくれたが、掛り付けの内科医ははっきり「モル○ネだよ」と言っていた。
おおう。
横向きになり、両ひざを深く曲げる。穴開きパンツなので、下半身すっぽんぽんになる必要は無いらしい。
モル○ネが効いてきて、ぼーっとしてくる。
内視鏡がケ○の穴から入ってくる感覚はほぼ分からず、いつ入って来たのか気が付かなかったくらいだった。
しばらく、自分の大腸内を映し出すモニターを見ていたが、気が付いたら寝ていた。
・・・・隣のオヤジのイビキで目が覚めた(最悪)
そそくさと起き上がり、着替えて待合室で待つ。
やがて先生に呼ばれ、検査の概要を説明された。
6mmを3つ、5mmをひとつ、ポリープを切除した、とのこと。切除したポリープが何者なのかはこれから検査し、後日もう一度説明を聞く。
今日と明日は運動や入浴は禁止、極力静かに過ごすように注意された。一週間は、運動や旅行や出張はしないように言われる。食事は消化の良いものを、というか、食べていいものが限られている。飲酒も禁止。
なるほど、キビシイものだ。
というわけで、現在はポリープの正体判明を待っているところだ。
当初のイメージと違い、大腸内視鏡検査は、痛くも苦しくも気色悪くも恥ずかしくもなかった。
もっと早く受けておけばよかったと後悔しきりだ。
が、まあ検査前の下痢ピー攻撃は確かに堪える。
ヤバいことになるまえに、一度受けてみたほうがいいと思えた。
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