fitbitを腕に付けて走ること2ヶ月弱。全然大したことないペースで週に4~5回、夜に走り続けている。
我が家は結構な郊外にあって、走るのは街道(めちゃ車少ない)より1本引っ込んだ裏道なので、車はおろか約50分のランニング中ですれ違う人も皆無といっていい。実際、犬の散歩の人が1人か2人、それすらいなかったりする。
それほど夜遅くに走るわけではないが、街灯すら無い場所が多く、腕に点滅するLEDを付けて走っている。
fitbitは色々な事を教えてくれる。ランニングやウォーキングでは地図上のGPSログを始めとして、ペース、標高差、心拍数変化など実に多彩なデータを収集して分析してくれる。
更に、寝ている時の状態の詳細や、食事、水分摂取、体重推移、などなど、管理できるデータは非常に多い。
が、自分にはそこまで必要はなかったようだ。
最初は面白くて様々なデータを記録していたが、睡眠状態など結構色々な事が分かりはしたものの、「良い睡眠」とは分かっても自分ではどうにも出来ない部分が多いし(つまり寝ているだけ)、在宅勤務で家の中をうろうろしている歩数までカウントしてもらってもしょうがない。
あくまで、定量的な運動を続けるためのアイテム、何km走ったか、どんな走り方だったのか、など、興味を引いてくれれば文句はない。
放っておけば増え続ける体重と体脂肪に危機感を覚えさせ、運動を続ける意欲を継続させて欲しいためのアイテムなのだ。
だから、最初は1日中腕にはめていたfitbitも今はランニングやウォーキングの時だけになった。
水分摂取量が記録できるので、これもなるべく1日に2L飲むことを目標にしている。休みの日など案外飲んでいないことが分かる。
あとは体重と体脂肪を記録しているが、これは2011年から記録し続けているのでfitbitにも記録していく意味は無いと思える。
webで情報を集めてみると、これらのフィットネストラッカーはアプリでコミュニティもあり、メーカーからはデータの詳細に基づいて、がんばりましょう、よくできました、こんなバッジを獲得しました、こんなトロフィーも獲得しました、と、メーカーからも他のユーザからも、もっと頑張れ、いい線いってる、などなど、様々な励ましが届き、そして多くの人がそれに疲れてフィットネストラッカーを外してしまう例も多いらしい。
別の問題もあった。
fitbitを初めて腕にはめ、1日中体の状態などを記録し始めてすぐに、手首が異常なほど荒れた。湿疹や発疹など散々なことになった。
自分でも驚いた。これまで金属でもナイロンでもゴムでも腕時計で手首がそんなことになったことは無かった。事実、登山の時はSUUNTO Vectorを着けっぱなしだし、仕事でスイス製自動巻きの金属時計を1日中着けていることもある。
fitbitだけが肌に異常をきたした。
そして、それを解決しようとして、このザマである。
好きで集めたわけではない。なんとか肌にトラブルを起こさないベルトを、と思ってとっかえひっかえ買いまくった結果がコレだ。
まったくとんでもない散財である。
とにかく今は、ランニングの時と、たまに出勤して仕事をする時のみfitbitをしている。
仕事の時はナイロンバンドに本体の電極を肌に強く押し当て過ぎないようにポリウレタンの本体カバーをしている。
ランニングの短時間と仕事の1日はこれで肌へのダメージを「軽減」出来る。
まったく、fitbitは健康に悪い?実はこれ、fitbitだけではなく、多くの常時装着するフィットネストラッカーで同じ問題が起きているらしい。
ともあれ、走った詳細を教えてくれるのは、継続していくのに大きな支えになってくれそうだと思う。距離を延ばしたり、コースを変えたり、同じコースで季節やコンディションに変化があったり、色々と面白い。
ただ、そうした自分の中で閉じた楽しさと、アプリの励ましやコミュニティでの共有に楽しさを見出す人々とは、やはり自分的には若干距離があるように感じる。
自分はコミュニティからはやがて離れていってしまうのかもしれない。
それでも走り出すきっかけを作ってくれたfitbitには感謝している。
長距離走なんか大っ嫌いだった自分が息を切らせて何kmも走るのが楽しいだなんて、思いもしなかった。
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