ずっとドイターの赤い小バッグを使っていたが、テーピングテープを入れパンパンになってしまっていることと、三角巾を加えたいと思い、同じくドイターの中バッグに変更することにした。
もうパンパン
このドイターの中バッグは、かなり前に買ったもの。何度かコレに変更しようと思ってきたが、結局小バッグで間に合ってしまっていたので、長い間使わずにそのままにしてきた。
三角巾は、はっきり言って「いつも使っているフェイスタオルでいいじゃないか」とも思ってきた。が、2016年に自転車通勤で大転倒し、家に帰っても血が止まらず、たまたま置いてあった三角巾で抑え続け、そのまま病院へ行き9針縫った。
なぜかそれ依頼、私の中で三角巾は謎の絶大な信頼を得ている。
全く合理的な理由ではないが、救命講習でも毎回練習しているわけだし、自分に使わなくても出番が来ないとは限らない。
あの奇妙な大三角形の布は、救急用品として不動の地位を占めている。
中身は小バッグと変わらず、実質は三角巾が加わっただけになる。
救急用品
・ムヒアルファ
・オロナイン軟膏
・マキロン(香水スプレー小ビン入り)
・風邪薬(パブロンS)
・鎮痛剤(イブ)
・ポイズンリムーバー
・テーピングテープ
・包帯
・ガーゼ
・三角巾 ←new!
救急用品
オロナイン軟膏は火傷やひび・あかぎれ・しもやけ、などに使えるが、虫刺されには使えないので、ムヒを別に持つ。
マキロンは、以前は小ボトルをそのまま持っていたが、傷口などは携行している水で洗うことが多く、どうしても水だけでは不安な場合に消毒液として使う程度なので、少量でいいと思い、香水用のスプレー小ビンに入れている。
本当は正露丸と胃腸薬が欲しい。が、これまで買ってはほぼ箱ごと消費期限切れで捨てて、を繰り返してきたので、もったいなくて加えていない。我が家では誰も使わない。
抗生物質も考えなくはなかったが、シロウトがやたら使っていいものとも思えず、あえて外している。
ポイズンリムーバーは役に立ったことが無い。ブヨに刺された時に何度も使ってはみているが、結局猛烈に痒い刺され跡が残っている。ブヨは刺された事に気が付き難く、かなり時間が経ってから「あ、ブヨに刺されてる」となることが多く、ほとんどが手遅れ。抗ヒスタミン薬を含むステロイド薬が良いそうで、ベトネベートクリームSやムヒアルファEXがおすすめらしい。
蜂や虻には有効らしいので、そのまま加えている。
テーピングテープは登山での足指に私には必須。面倒だが、必ず全部の指に巻いている。
その他にもガムテープ代わりにも使える。
その他、傷パッドなどを加えていたこともあるが、登山中は「傷口の保護」に徹してガーゼだけにした。治癒段階ではキズなんとかパッドが有効だろうと思う。
非常用品
・マルチツール(Leatherman squirt PS4)
・マッチ(コンビニで買って擦り紙とマッチ棒を別に小ビニール袋に入れている)
・ホイッスル
・レスキューシート
・ろうそく
・細引き(およそ5m)
・クリップ ←new!
・安全ピン
非常用品
この中には非常用としてではなく、普段使いのものがかなり含まれている。
マルチツールは普段から頻繁に使う。主な役割はプライヤーだが、鋏やナイフもよく使う。
マッチはガスストーブ以外のキャンプの時、アルコールストーブや固形燃料の着火に使う。また、細引きを切って使う時、末端の処理にも使う。
ホイッスルは重要な非常用品だ。本命は滑落時などの信号発出用。ホームセンターで体育の先生が使うようなプラスチックのものを買ったが、アウトドア用品やザックのベルトに付いているようなオマケのものと違い、猛烈に大きな音が出る。家で鳴らしてみたら、家族と犬と猫に大顰蹙を買った。
熊にもそれなりに有効だろうと思う。熊は、出会い頭ではどうにも対策のしようが無い。腰に唐辛子スプレーなどを西武のガンマンよろしく常に早撃ちのように取り出せる状態ではないと、出会い頭は間に合わない。
少し離れたところで出てしまった場合も、スプレーはザックの中では間に合わない。
出会わないようにする「予防」には、結局熊鈴やラジオが有効だろうと思うが、これとて絶対ではない。
ホイッスルは大きな音で驚かすことは出来ると思うが、逆にびっくりしてこちらに突進してくることも考えれる。が、それでも何も無いよりはいいかもしれない。もしかしたら、逃げてくれる可能性はある。
その他に、ツェルトの周りをごそごそと嗅ぎ回るイノシシや猿には効果抜群だ。あまり何度も吹き鳴らしているとヤツラも慣れてしまうだろうが、不意に吹き鳴らす大きな音のホイッスルは、びっくり仰天して逃げてくれる。
レスキューシートは本来の非常用として使う他に、キャンプ時のマットの上に反射熱を得るために敷くと効果抜群だ。とても暖かい。
シュラフで丸ごと包まると湿気を通さないために結露で凄いことになるが、一晩の緊急の防寒には有効だろう。
ただし、これは一度広げると二度ときれいに畳めない。いや、畳む方法がYoutubeなどで紹介されているが、登山中は面倒でそんなことやってられない。大抵は一度使ったあとはザックの底で緩衝材となり、そのまま廃棄される運命になる。
また、ガサゴソとかなりうるさい。構造はサランラップにアルミ蒸着をさせたようなものなので、とにかくウルサイのはしょうがない。
余談だが、私はコンビニやスーパーのレジ袋を極力使わない。とにかくウルサイからだ。可能な限り、音のしないビニール袋を使っている。
ろうそくは悩みどころだった。ここしばらくはアロマキャンドル用の小さなものを使っていたが、やっぱりちょっと心許ない。
アロマ用キャンドル
遭難などで相当にメンタルがやられている時、ろうそくはそのメンタルのケアに絶大な威力を発揮するだろう。そこまでの非常事態ではなくても、なんとなく人寂しい時、物悲しい時、落ち着かない時、わずか1本のろうそくを灯すだけで、驚くほどの安心感がある。
小さな1人用テント内だと、びっくりするくらい暖かくなる。
何か持ち歩きにちょうどいいサイズのろうそくはないか、とあれこれ検討してみた。
お仏壇用・・・いや、さすがに細すぎる。それに遭難したときに逆効果だろう。発見時に手間が省けていい、などと不謹慎なことは言わない。クリスマス用?誕生日ケーキ用?小さすぎる。
クリスマスケーキ・・・(´・ω・`)
結局、ランタン用の一般的なサイズのろうそくが一番使いやすいと思えた。
ランタン用
細引きも案外出番が多い。テントやツェルト内の物干しロープだったり、ザック外側の臨時の荷物固定などによく使う。
北岳では登山靴のソールが剥がれて、苦肉の策で細引きを使いアイゼンバンドの要領で固定したらバッチリ帰宅までもってくれた。が、帰って細引きの状態を見たらかなり擦り切れてきていて、結構ぎりぎりだった。
なるべく5m持つようにしている。時々、短くなっていて焦ったりする。
クリップはいらないかもしれない。これを加えたのは、直接は北アルプスでの暴風雨シェルター浸水1cm事件だった。
何に使おうかといえば、グランドシート(ピクニックシート)をバスタブ状にして四隅をクリップで留めれば、ツェルトの床からの浸水防止に使えるだろう、と思ったからだった。
しかし、あらためてピクニックシートを計ってみると、180x90cmで長さが足りない。まあ、水の流れる方向に一方を解放しておけばいいかもしれないが、ホントにヤバそうな時は安全ピンなどで留めてもいいわけだし、案外使わないのかもしれない。
外しそうなモノ第一候補っぽい。
安全ピンは使ったことがない。何かを止める用途に使えるし、足のマメなどを潰したりもできるが、ずっと非常用品バッグの中に眠ったままだ。10個、数珠繋ぎにしている。が、どうもこれは外し難い。いつか、何かの役割が回ってきそうな気がしてしょうがない。そう思い続けてもう20年以上経っているのでいらないのかもしれないが、いまのところは外すつもりの無いモノになっている。まあ、邪魔にはならないし。
・・・と、これだけ入れてもまだ余裕がある。ただ、このバッグをパンパンにしてしまうと、相当な重さになるだろう。
その他、加えようかなー、と思っているのが、とげ抜き、ルーペ(老眼なのだ(´・ω・`))、5円玉(とげ抜き用)、小さなLEDライト、だろうか。
ちょっと重く大きくなった
まだまだ取捨選択は続きそうだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿